猫がドライフードを食べてくれない!対策できる2つの事

猫がドライフードを食べてくれない!対策できる2つの事

猫にとってドライフードは、味気ないものなのでしょうか?何でも選ばずに与えられたご飯を食べてくれる猫もいれば、選り好みする猫もいます。今回はドライフードを食べたがらない猫の気持ちや対処法をまとめました。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫がドライフードを食べたがらない理由

ご飯の前で座るキジトラと白黒ぶち
  • 粒が大きい
  • 喉に引っかかる
  • 味が嫌い
  • フードを開封してから時間が経過している

猫の中にはドライフードを嫌がる猫もいるようです。また、全く食べない訳ではなく食べたり食べなかったりする事もあります。粒が大きくて、食べるのが苦手という猫もいます。

水分量が少ないので飲み込みにくい、味が薄かったり猫の好みの味ではない、味自体に飽きたなども理由のひとつとして考えられます。

一度開封すると、匂いも味も薄れていくことが食べたがらない理由となっていることもあります。

キャットフードの種類

  • ウエットタイプ =缶詰、パウチなど(水分量75%程度)
  • セミモイストタイプ=半生(水分量25~35%程度)
  • ドライ·ソフトドライタイプ=カリカリ(水分量10~35%程度)

キャットフードの種類は上記のように水分の含有量により分けられます。

ドライフードを選ぶ理由

ドライフードは、栄養バランスが優れている事や保存性などから、衛生面でも扱いやすいとされます。

ウエットタイプや、セミモイストタイプはドライフードよりも水分が多く、食感や味がいい為猫が好みやすいのです。しかし、それらは総合栄養食でないものもあり、日々の主食にはできないので表記をよく確認しましょう。

猫が食べてくれるようにする対処法

ご飯を食べるキジトラと茶トラ白

1.ドライフードをふやかす

ドライフードをどうしても食べない猫には、ドライフードにお湯を入れてふやかしてみましょう。温められたフードは香りが強く出ますので、グルメな猫ちゃんでも食べてくれる可能性もありますよ!それでも駄目な場合はふやかしたキャットフードに、ウェットフードを混ぜて与えてみましょう。

総合栄養食であればウェットフードだけ与えても問題はありませんが、継続して与えるのはおすすめしません。歯石が付着しやすくなったり、食事の偏りから、猫の肥満に繋がりますのでどちらも食べられるようにしておく事が大切です。

2.味や大きさを変える

ドライフードの味に飽きていたり、食いつきが悪い時は味を変えてあげるのもいいと思います。

また、大きくて飲み込みにくそうな場合は、ドライフードを小さめの物にする、またはふやかしてあげると食べやすくなると思います。ドライフード自体が苦手な猫には、ササミでとったゆで汁を加えてドライフードにかけてあげると嗜好性が高まる可能性もあります。

まとめ

ドライフードを食べる猫

猫がドライフードを食べたがらない理由は、猫に聞かないと分かりませんが、色んな方法を試してみると解決法が見つかると思います。

カリカリは、色んな種類があり毛玉ケアや、年齢別、病気別など様々な状況を考えて作られている物が多いです。

飼い主としても猫にドライフードを食べてもらいたいと思ってしまいます。ドライフードでも、開封後に味の風味を落としにくい内容量が少ないものや使い切りタイプのものもあるので試してみるといいかも知れません。

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