猫に食物繊維が与える効果は?取り入れ方や注意点、おすすめ商品

猫に食物繊維が与える効果は?取り入れ方や注意点、おすすめ商品

猫は肉食ですが、食物繊維が必要なのか?与えた場合にはどんな効果があるのか?という疑問をもった飼い主さんも多いかと思います。与えた場合の効果や取り入れ方などを述べていきます。

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猫に食物繊維は必要?

野菜を見つめる猫

猫にとって食物繊維はとても重要で、摂取することは猫の身体にとって必要です。

猫にとって食物繊維を摂取することは、便秘や下痢を解消するなどの腸内環境を整える効果があり、とても重要なものなのです。食物繊維は下記の2種類に分けられます。

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は野菜や穀類、甲殻類などに多く含まれ、ボソボソとした食感です。特徴としては、腸などで水分を吸収することで膨張し、それに伴って腸の動きが活発になり、便を固めて健康的な排便を助けます。

水溶性(可溶性)食物繊維

水溶性(可溶性)食物繊維は果物やこんにゃく、わかめなどに多く含まれ、ネバネバとしてとろみがあります。特徴としては、水にとけることでネバネバやとろみが出て、水溶性という名前の通り、便を柔らかくするため、便秘解消に効果的です。

また、お腹の中で発酵・分解され、ビフィズス菌が増えて、腸内環境を整え、猫のお腹の健康状態を維持する大事な役割を果たします。

猫が食物繊維をとることで得られる効果

食物繊維の多い野菜群

猫が食物繊維をとることにより得られる一番の効果は、健康な腸内環境を整えることです。猫はフードが変わると、お腹の調子を崩しやすい面があります。

下痢や便秘が続くと、猫自身が苦しく辛い思いをすることになります。猫のお腹の調子を整えることは、猫が毎日の幸せな生活を過ごすうえで、とても大事なことのひとつです。

腸内細菌のバランスを整えてお腹の健康を維持する

猫のお腹のために、ただ食物繊維を取れば良いわけではありません。食物繊維を適度に取り、不溶性食物繊維と可溶性食物繊維をそれぞれ摂取することで、腸内細菌のバランスを維持しお腹の調子を整えることができます。

腸内細菌はバランスが大事で、腸内には善玉菌・悪玉菌・日和見菌という菌がいますが、どれかの菌だけが多くなったり少なくなったりするとバランスが崩れ、腸内環境のバランスが保てなくなってしまいます。

猫の体調を見ながら適度な食物繊維を摂取することで、腸内細菌のバランスを整え、お腹の健康を守っていきましょう。

下痢・軟便・便秘などの消化器症状を改善する

食物繊維には猫の腸内環境を整える効果があります。猫は悪玉菌が増えたり、腸内環境が乱れたりすると、下痢や軟便、便秘、コロコロうんちなど排便に異常が現れることが多いです。また、お腹の調子が悪くなりすぎると嘔吐をしてしまう場合もあります。

このような排便異常を整えるためにも食物繊維は重要で役立ちます。

不溶性食物繊維は水分を吸収することで便の量を増やし、排便を促すため、消化器が弱った高齢の猫などに効果的です。

水溶性食物繊維は腸内で善玉菌を増やす効果があるため、悪玉菌が増えてしまって便秘と下痢を繰り返す場合には、水溶性食物繊維を多めに摂取するといいでしょう。

毛玉を絡めとって排出を促す

食物繊維は消化されることなく大腸までいくため、腸の中で溜まってしまった毛玉などを可溶性食物繊維のネバネバとした粘度で絡め取って排出させる効果があります。

猫はお腹に毛玉が溜まりやすく、よく吐き出す猫もいますが、吐くのが苦手な猫もいます。吐き出すのが苦手な猫であれば、便と一緒に排出されなければ、どんどんお腹に溜まってしまい、食欲低下などに繋がります。

毛玉が溜まりやすい猫には毛玉ケアとして食物繊維を摂取させるのはおすすめです。

便のニオイを良くする

猫も人間と同じで腸内環境が乱れてお腹を壊した場合は、便のニオイがきつくなります。

食物繊維をとることで腸内の環境が整えられ、正常な硬い便が出ることで便のニオイも改善されます。

免疫力がアップし体調不良を防ぐ

お腹の調子が悪いと下痢や嘔吐をするなど、猫の健康状態も悪くなります。お腹が痛かったり毛玉が溜まったりすると、食欲が低下することも。食べないことでもっと体調が悪化します。

食物繊維によってお腹の調子を整えることによって、しっかりと食欲を保ち、食べることで栄養を摂取できますので、免疫力を上げることができ、体調不良を起こすことが少なくなります。

猫が食物繊維を取り入れる方法

にんじんにかじりつく猫

猫の腸内環境のために食物繊維は摂取すべきということをご説明しましたが、実際に何から食物繊維を取り入れたらいいのかなと思う飼い主さんも多いと思います。

猫が食物繊維を取り入れる方法はいくつかあるため、下記でご紹介いたしますので、ご参考にしていただければと思います。

食物繊維の量を適切に調整したフードやおやつを与える

食物繊維は、毎日食べるフードやおやつから取り入れるのが一番良いです。最近はフードの種類が多く、食物繊維が入ったものもたくさん販売されています。

ですが、ただ食物繊維が入っているものであればいいというわけではありません。食物繊維を取り過ぎると消化器官である腸の調子が悪くなりますし、少なすぎても下痢や便秘になる可能性が高まります。

毛玉が溜まりやすい猫に食物繊維を摂取させたい場合は、毛玉ケアと書いてあるフードがあり、毛玉ケアのための食物繊維が含まれているため、そのようなフードを選びましょう。

フードやおやつから食物繊維を取り入れる場合には、猫の状態に合わせて食物繊維の量を見つつフードやおやつを選ぶようにしましょう。

サプリメント状の食物繊維をフードにトッピングする

いつも与えているフードを変えたくなかったり、新しいフードはなかなか食べてくれなかったりという場合、フードから食物繊維を取り入れるのが難しいこともあると思います。

そのような場合に、サプリメント状の食物繊維を通常与えているフードにトッピングすることはおすすめです。

サプリメント状の食物繊維は粉末状になっているものが多いため、フードにそのままふりかけたり、ウェットフードに混ぜ込んだりして与えると一緒に食べてくれます。

獣医師から処方された療法食を与える

下痢や軟便、便秘、嘔吐などお腹の調子が悪く、猫が体調を崩している場合には、一度獣医さんに診てもらいましょう。

飼い主さんで判断してフードを変えて食物繊維を摂取させてしまうと、与える量や与えるものを誤ると悪化する可能性があります。

獣医さんに診てもらい、フードで改善する場合であれば、獣医さんが療法食を処方してくれることがあります。療法食は猫の身体にとても良いものが多く、猫の体調や悪い部分に合わせて様々な種類があります。

腸内環境の調子が乱れている場合には、腸内環境の改善に適した療法食がありますので、猫のお腹の調子をしっかりと整えていく場合には、一度獣医さんに相談して療法食を与えるようにするのもおすすめです。

猫が食物繊維を取り入れる時の注意点

食物繊維を多く含む野菜や果物

猫に食物繊維入りのフードを与える場合など、食物繊維をとりすぎてしまうと逆にお腹の調子を崩してしまうこともあります。

また、猫の便の状態が悪い場合には、飼い主さん自身で自己判断するのが難しい場合もありますよね。そのような場合猫が食物繊維を取り入れるのにいくつか注意すべきことがありますので、ご紹介いたします。

食物繊維を与えすぎると消化器官の負担になる

猫が食物繊維を取り入れることは健康に良いですが、量を与えすぎると消化器官に負担がかかるので良くありません。

食物繊維を与えること自体は問題ないですが、食物繊維を取り過ぎると消化器官の動きが活発になりすぎて下痢などを引き起こす要因になります。

可溶性繊維と不溶性繊維のバランスに気を付ける

可溶性繊維は水に溶けやすく便を柔らかくし腸内環境を整えますが、可溶性繊維を多く取り過ぎると、食べ物の消化速度が速くなり、便が柔らかくなりすぎて下痢になることがあります。

不溶性繊維は腸の動きを活発化させ、水に溶けにくいため、便を固める効果があり便の正常な排泄を促進します。そのため、不溶性繊維を多く取り過ぎると、便を固めすぎてしまい、便秘になってしまうことがあります。

可溶性繊維と不溶性繊維の違いがわかったとしても、実際に猫の腸内や便の調子が悪いときに、どちらの種類をどの程度の割合で与えたらいいかわからない飼い主さんも多いと思います。

猫が下痢や嘔吐を繰り返し、お腹の調子が悪そうなときは、獣医さんに診てもらいましょう。

お腹の調子が悪い状態で食物繊維を与えすぎると、症状が悪化する可能性が高いです。食物繊維の種類や摂取量はどの程度が良いのかは、獣医さんに診てもらい、診断や指示を受けるようにしましょう。

猫草は消化できないため与えすぎない

猫草は食物繊維が豊富で、猫の毛玉を吐き出しやすくさせるために与えている飼い主さんも多いと思います。

実際にお腹の中の毛玉除去に役立ちますが、猫は猫草を消化できないため食べ過ぎてしまうと、逆に毛玉を詰まらせる要因になります。また、消化されない猫草が詰まって便秘になってしまうこともあるので注意が必要です。

猫草は毛玉を吐き出させるのには有効ですが、あまり与えすぎないようにしましょう。

野菜や寒天の人間の食べ物で猫の便秘に効く食べ物は与える量に注意する

野菜や寒天には食物繊維が含まれ、猫の便秘解消などに効果があるといわれています。しかし、猫が普段食べるものではありませんので、与える場合には与える量に注意してください。

野菜でも猫が食べられるレタスなどは与えても大丈夫ですが、味付けなどはせずに加熱して少量だけにしましょう。

寒天も食物繊維は多いため、腸内環境を整えるのには効果的ですが、猫が通常食べるものではないので、与えるとしてもこちらも少量にしておきましょう。与えすぎは下痢や便秘を促進してしまう危険性があります。

猫に食物繊維を与えたい時におすすめの商品

刻まれたキャベツともやし

猫の便がコロコロとしていたり、軟便であったり、お腹の調子が悪そうだなと思うときに食物繊維を与えてみるのは効果的です。

ですが、フード自体を飼い主さんの判断で食物繊維中心のものに変えてしまうと、食物繊維を取り過ぎて体調が悪化する可能性があります。下記では、適度な量や与えすぎの危険性がないおやつやサプリメントをご紹介します。

ちゅ-る 20本入り 毛玉配慮 とりささみ 海鮮ミックス味

ちゅ-る 20本入り 毛玉配慮 とりささみ 海鮮ミックス味(14g*20本入)
822円(税込)

ちゅーるは猫が大好きなおやつです。あまり食べないという猫は聞いたことがないぐらいですが、猫が大好きなちゅーるから食物繊維が摂取できます。

毛玉をお腹の中から排出する効果があるため、お腹に毛玉が溜まりやすい猫にたまにおやつとして与えると良いでしょう。味も猫の好きそうな海鮮ですし、食物繊維を取り入れやすいでしょう。

フリーズドライ ブルーベリー 40g 無添加 犬用おやつ 猫用おやつ トッピング 手作り おやつ

フリーズドライ ブルーベリー 40g 無添加 犬用おやつ 猫用おやつ トッピング 手作り おやつ
1,760円(税込)

猫に与えることのできるフリーズドライのブルーベリーです。ブルーベリーは目によいことは良く知られていますが、実は食物繊維も多く含まれているため、猫の腸内環境を整えるのにも効果的です。

猫に与える場合は、おやつとして1日に2〜4粒ぐらいが良いです。これなら与えすぎることもなく安心して与えられますね。

グリニーズ 猫用 毛玉ケアスナック ツナ味

グリニーズ 猫用 毛玉ケアスナック ツナ味 90g×3個セット
1,680円(税込)

お腹の中で毛玉を固まらせることなく、スムーズに排出できるように食物繊維が含まれる猫のおやつです。

このおやつは、外側はカリカリで、中がクリーム状になっており、猫が食感を楽しめるおやつにもなっています。楽しみながら、食物繊維を摂取しましょう。

ドッグダイナー犬 猫用 無添加 食物繊維 サプリ(すっきり繊維 60g)粉末

犬 猫用 無添加 食物繊維 サプリ(すっきり繊維 60g)粉末 オーガニック
¥2,690円(税込)

無添加の食物繊維のサプリメントです。粉末で無味無臭のため、猫がニオイで嫌がることもなく、普段与えているフードにトッピングで与えることができます。

ふりかけて与えることもできますし、ウェットフードであれば粉を混ぜ込んで与えれば、スムーズに食物繊維を与えることができます。

ディーエイチシー (DHC) 負けないキャット50g

ディーエイチシー (DHC) 負けないキャット50g
¥937 (¥1,874 / 100 g)円(税込)

DHCの猫用サプリメントです!腸内環境を整えることに重視したサプリメントで、乳酸菌が配合されており、食物繊維も含まれるため、毛玉ケアもできますし腸内環境を整えることに最適です。

粉末でかつお節の味のため、普段のフードにふりかければ、猫の食いつきも良いです。かつお節味なので、そのままで与えることもできるため、とても便利です。

まとめ

キャベツのみじん切りを眺める猫

猫にとって腸内環境を整えることは、毎日健康に過ごすうえでとても大事なことで、そのためには食物繊維を摂取することが必要です。

腸内環境の状態が悪いと、下痢や嘔吐、便秘などの様々な不調が現れ、猫も辛い思いをします。そのため、フードやおやつなどから食物繊維を取り入れてあげるようにしましょう。

与える量やなにを与えたらいいか迷う場合には、獣医さんに相談してみるのが一番良いです。

腸内環境を健康に保ち、毎日のスムーズな排便は猫にとっても気持ち良くストレスのない毎日を過ごすことができます。飼い主さんは、猫の毎日の様子や排便をチェックしつつ、食物繊維を取り入れていくようにしましょう。