猫にハムは与えても大丈夫?
猫にハムを与えてはいけない!
- 猫にハムを与えてはいけない
- 猫にとってハムは塩分が高い
- ハムには添加物が入っている事がある
人間用のハムは、猫に与えてはいけません。塩分や食品添加物が、猫の体にとっては良くないからです。
猫の好物であるお肉が原料のハム(ロースハム)を飼い主さんが食べていると、ニオイにつられて食べたそうに寄ってくるかもしれません。可愛い顔でおねだりしてくる事もあるでしょうが、負けてはいけません。
愛猫の体への負担を考えて、ハムはあげないようにしてください。
一度ハムを与えるとクセになる可能性がありますし、食べても良いものだと認識してしまい、たびたびねだるようになってしまうかもしれません。
「昨日は貰えたのに今日はハムを貰えなかった」となっては愛猫もストレスを感じますし、飼い主さんも大変です。なるべく、ハムのように継続して与えられない食べ物は、与えない方が良いでしょう。
どうしても与えたければ、猫用のハムにしましょう。
猫に生ハムも与えてはいけない
生ハムも猫には与えない方がいいでしょう。生ハムは作る工程で大量の塩を使っています。人が食べていても生ハム(プロシュート)は塩味が強いと感じますよね。生ハムやプロシュートに多い塩分は、大量に摂取すると泌尿器系の病気を誘発する可能性がありますので与えてはいけません。
猫にハムを与えた時の病気のリスク
- 腎臓病
- アレルギー
- 肥満
- ガン
仮に猫が人間用のハムを毎日のように食べるとすると、どのようなリスクが生じるのか見ていきましょう。
腎臓病
- ハムは猫にとって多すぎる塩分
- 塩分の取りすぎは腎臓病のリスクを高める
猫は元々、腎臓病になりやすい動物です。この原因ははっきりと分かっていませんが、猫の祖先が砂漠出身の為、少ない水分で体内の代謝をする必要があり、腎臓に負担がかかりやすいのでは、と推測されています。
ただでさえ腎臓に負担がかかりやすい猫に、人間向けに濃い塩分で味付けをされたハムを与えたら、どうでしょう?腎臓は濃過ぎる塩分をどうにかして排泄しようと、オーバーワークになってしまいます。
その負担をかけ続けることで腎臓が疲弊し、腎臓病になるリスクがあります。腎臓病になると毒素が排泄できなくなって命に関わる場合があります。気をつけたいところです。
アレルギー
- ハムの原料豚肉のアレルギーの可能性
アレルギーは、体質やアレルゲンに接触することで起きることが多いですが、ハムの原料である豚肉にアレルギーを持っている場合、痒みや下痢、嘔吐などの症状が出る場合があります。
やる方はいないとは思いますが、豚肉アレルギーがあるかどうかを確認するために、猫にハムを食べさせるのも止めてください。
肥満
ハムは脂質が高いものもあるので、継続して食べさせると肥満の原因となる場合があります。肥満は様々な病気の引き金となりやすいです。
ハムを猫の常食とする飼い主さんはいないと思いますが、おやつ程度に与えたいのならば、なるべく脂質が低い猫用のおやつを選ぶ方が良いでしょう。
ガン
- ハムに含まれるガゼインナトリウムはガンの発症リスクを高める
- ガゼインナトリウムは牛乳を原料としている
ハムには、様々な種類の食品添加物が含まれています。特に、大手メーカーのほとんどのハムに含まれている「ガゼインナトリウム」という添加物は、牛乳のたんぱく質から作られていますが、これが体内に蓄積していくと、ガンの発症リスクを高める、と言われています。
加えて、牛乳は猫が消化しずらい食品です。人間でもこのガセインナトリウム入りの食品を食べて胃に負担がかかり、体調を崩す場合さえあります。
そのようなものを人より体が小さく、繊細な猫が摂取したら、どうなってしまうのでしょうか?ガゼインナトリウムが猫の体に及ぼす影響に、はっきりとした研究結果がある訳ではありませんが、猫が摂取すると良くなさそうなのは、想像がつきます。
猫用ハムの手作りレシピ
飼い主さんが簡単に手作りできる、猫用の鶏ハムレシピを見つけました。材料は鶏むね肉とヨーグルトのみ。ヨーグルトは必須ではないそうです。これなら、猫に与えても安心なハムです。
材料
- 鶏むね肉 1/2枚
- プレーンヨーグルト 大さじ1
作り方
①鶏むね肉を皮と脂を取り除き観音開きにする。小さい場合、綿棒で延ばす。
②ヨーグルトをまぶし10分間置く。
③ヨーグルトを軽く拭き取り、ラップの上に肉をのせ巻く。ラップは破れないように2,3枚重ねておき左右はねじって輪ゴムなどでしっかり留める。
④鍋に水を入れ沸騰したら③を入れ、中火で7,8分蒸し煮にする。
⑤冷めたら切り分けて完成。
愛猫に与えれば、きっと大喜びで食べてくれるでしょう!余った鶏ハムは飼い主さんが食べてもOKですし、冷凍保存も可能です。
まとめ
人間用のハムは、猫にとっては塩分や食品添加物が多く、体に良くない食べ物です。食べたそうに寄ってきたとしても与えないでください。
ハムがダメならベーコンを!というのもNGです。ベーコンも猫にとっては同様に塩分、添加物が多く、与えない方が良い食品に含まれます。
おやつとしてどうしても猫にハムを与えたいのであれば、塩分や添加物の無い猫用のハムを与えるのがよいでしょう。
40代 女性 しげ
脂肪も多い目かもしれませんね。塩分をとりすぎると高血圧になりますし、心臓病になりかねません。心臓病になると運動しすぎないようにしないといけないし、肥満にも気を付けなければいけなくて、可哀想なので、病気にならないように、気を付けてあげなければいけませんね。