猫に唐揚げをあげても良い?
猫に唐揚げはNG
猫に唐揚げをあげるのは、止めた方が良いでしょう。なぜなら、人向けに作られた唐揚げは、猫にとっては塩分も油分も多すぎます。また、衣に猫が食べてはいけない、「玉ねぎ」が含まれていることもあります。
目を離したスキに愛猫が、テーブルに置いてあった唐揚げを盗んで食べてしまった、という事のないよう、唐揚げの管理はしっかりと行いましょう。
飼い主さんが食べているのを見て可愛く催促してくるかもしれませんが、愛猫の健康を維持できるのは、飼い主さんだけです。一時の感情で愛猫に唐揚げをあげ、後で後悔することになるかもしれません。
もし愛猫に唐揚げをあげる事で、病気になったらどうしますか?あげた飼い主さんも、食べさせられた猫も、どちらも苦しむことになるのです。
また、一度あげて味をしめた猫は、次には貰えるものだと思って、期待してしまうかもしれません。いずれにせよ、猫に唐揚げをあげるのは、良い事には繋がらないようです。
きっぱりと、人と猫の食べるものは分け、人用の食べ物はあげない!と決めた方が、お互いの為になるのではないでしょうか?
猫に味付けのない唐揚げだったらOK?
人用がダメなら、猫用に味付けしないで揚げた唐揚げだったら良いの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。猫にとって油自体は悪いものではありませんが、それも量によります。
やはり摂り過ぎはよくありません。下痢や嘔吐、消化管のただれ、皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
味付けなしの唐揚げを少量、たまに与える程度でしたら問題ないかもしれませんが、その猫によって許容量が違いますので、どのくらいだったら大丈夫、という基準はありません。
たとえ味付けなしでも、唐揚げは猫にとって必須の食べ物ではありませんので、もし与える場合は慎重に、猫の体調を見ながら与えるようにしてください。
唐揚げ以外の揚げ物は猫に与えても大丈夫?
唐揚げ以外の揚げ物も、できればあまり与えない方がベターです。猫に適量の油を与えるのは、血液をサラサラにしてくれたり、抗酸化作用が得られたりして良いのですが、揚げ物の場合はやはり油分が気になります。
どうしても猫に油を与えたいのであれば、揚げ物よりも炒め物をお勧めします。人用に作った炒め物を、味付け前に少し、取り分けておくのです。取り分けた炒め物を細かく刻んでいつものキャットフードにかければ、立派なトッピングご飯になります。
また、ほうれん草や小松菜などの青菜と海藻粉末や煮干し粉末などのミネラル、それにエキストラバージンオリーブオイルやサーモンオイルなどを混ぜれば、猫用サプリメントの出来上がりです。こうすると油分だけでなく、ビタミン、ミネラル、酵素なども摂ることができるので、愛猫の体にとても良い作用をもたらしてくれます。しかし与えすぎは猫にとって肥満やミネラルの過剰摂取等になりかねませんので適量を与えるようにしましょう。
まとめ
鶏肉はもちろん、油が好きな猫は多いです。無防備に置いておくと、必ずと言って良いほど、その匂いにつられて寄ってくるでしょう。お魚ならまだしも、唐揚げ加えた猫になるのは、ちょっとオススメはできません。愛猫の健康のためにも、唐揚げ放置は、避けてくださいね!