猫がまずいものを食べたときの5つの表現の仕方
1 口を開けて舌をだす
口を開け舌をだすこの反応は、つまり「オエッ!」とえずくようなイメージです。人間がまずいものを食べると「まずい!」と言う表情をするのと同じ感じなのでしょう。
2 鼻にシワを寄せる
猫が「食べたくない」と思ったときに、鼻にシワを寄せることがあるようです。人間で言う、眉間にシワを寄せるような感覚なのでしょう。
3 飼い主の方を見る
食べているものを「クンクン」と嗅いでじっと見つめています。そして、飼い主さんの方を見て「美味しくない」と言う表情を見せます。
4 埋める、隠す
猫が手で掘ろうとする行動は、隠そうと言う意味合いです。大切なものを埋めると言った行動がある中で、臭いものや嫌いなものにも隠すと言う仕草をします。「もう見たくない」と何かでふたをしてしまうのです。
5 食べない
猫は「まずい」と思うと、無理には食べたくないようです。お腹が減っていようが「食べたくないものは食べない!」と強い意志をもっているようです。
まずいものを食べたときの反応の5つの心理
「苦い」からくるリアクション
猫が口を開けて舌をだすのは、食べたときに「苦味」を感じたからです。猫は味覚の中でも、酸味と苦味をよく感じるのです。人間が「オエッ」とする動作は、猫以外にもウサギ、ウマ、ネズミなどにも共通して見られるそうです。「苦い」=「まずい」を顔でリアクションしているのでしょう。
気分は最悪な様子
猫の鼻にシワが寄るのは、おそらく気分は悪いです。顔に力が入ってしまうのは、怒っている気分で険悪モードとも言えます。猫の心理はきっと「こんなもん食えるか!」とご立腹なのでしょう。また、猫が気になるものを食べた後に「なんだこりゃ」と後悔することもあります。「食べなきゃよかった」と不快な気分になってしまうマヌケな猫もいます。
食べものを要求する
猫が食べて止まったのは、飼い主さんに違う食べものを要求しているのです。「これは食べられない」「他の食べもの頂戴」と言う合図です。猫が飼い主さんの方をじっと見るときは、こう言う気持ちがあらわれているのでしょう。
臭覚で判断する
猫は味覚が優れていると言いますが、実際は臭覚が優れているのです。食べものを食べる前に、においで判断をします。においが無いもの、においがいつもと違うものには「危険かも?」と判断をしてしまうようです。においに敏感な猫は、ものを埋めたり隠したりして、においを消したくなるのかも知れません。
意地の張り合い
猫がまずいから食べないと言う理由は、食べたくない気持ちと新しい味を受けいれられない気持ちがあるようです。猫は同じ味に安心があり、新しい味に不信になります。フードが変わったときに、猫によっては食べる猫とそっぽ向く猫がいます。飼い主さんが危険なものを与えるはずがないと分かっていても、素直に口にすることができないのでしょう。
猫が「おいしい」ときにする3つの反応
うまい!と言う
猫が本当においしいと感じている時は「うみゃうみゃ」と鳴きながらご飯を食べます。初めて離乳食を食べた子猫もよくこのようにお喋りしながらご飯を食べますよね。とっても分かりやすいリアクションなので飼い主としては喜びを感じる一瞬でもあります。
舌で鼻を舐める
「おいしい」ときは舌をだして鼻をペロリとします。舌をだすのは「まずい」ときと似ていますが、舌を上に向けると言う所に違いがあります。舌を上げる、鼻を舐めると言う仕草は「うまい!」をあらわしているそうです。
目を薄くする
猫の目に注目すると、おいしいかどうかがわかります。目が半分くらい閉じそうな顔をしているときは、リラックスや気分が良いと言う意味になります。
なので、猫の顔の力が緩んでいるのは「おいしい」と言う気持ちがあらわれているのでしょう。
舌をだしたままにする
おいしいものを食べると、満足して舌をだして舐めるのが猫の動作です。舌舐めずりと言う意味でもあります。鼻を舐めるのもそうですし、口のまわりをぺろぺろとして「満足感」をあらわします。ご飯を食べた後に、顔を洗って「おいしかった」と寝る準備に入っているのでしょう。
まとめ
猫がまずいものを食べたときの反応を紹介しました。猫はグルメと言われていますが、それよりもにおいで好き嫌いを判断していると言えるでしょう。そんな臭覚のよい猫も、おいしそうなにおいにつられて、食べたけどまずかったと言う場合もあるのでしょう。猫も、私たちと一緒で「まずい」と言うときは顔に出てしまうようですね。