飼い主さんが体調不良の時、猫は?
猫は匂いで飼い主の体調不良を理解する
飼い主さんの体調が悪い時、猫はどのような態度をとるのでしょうか?猫は「匂い」で、飼い主さんの体調不良を感じるようです。
- 傍に寄り添う
- 近づかない
- 助けてくれる
傍に寄り添う
飼い主さんの体調不良を察して、心配そうに傍に寄り添う場合があるようです。
「元気を分けるにゃん。」というように、エネルギーチャージしてくれているのかもしれません。猫の発するゴロゴロ音には、自然治癒力を高める働きがあるとも言われていますので、きっと「早く治ってにゃ。」と寄り添ってくれているのでしょう。
近づかない
逆に、飼い主さんに近づかない場合も。甘えたりご飯をねだったりしては、具合の悪い飼い主さんに負担をかけてしまうので、あえて近づかないようにしているのだとか。「今日は体調が悪いから、そっとしておいて」と愛猫に声をかけたら本当に近づかなかった猫もいるそうです。
体調が悪くないときに同じ事を言っても聞かなかったという事ですから、やはり猫は飼い主さんの体調を理解していると考えられます。
助けてくれる
猫が具合の悪い飼い主さんを助けた、という話は、良く耳にします。
1人暮らしの飼い主さんが倒れた時、お隣の家に行って助けを求めた事例がありますし、私の知人で、深夜に具合が悪くなった時、愛猫が同居の家族を起こしに行ってくれた、という方もいました。
亡くなった飼い主さんを猫が食べる・・・⁈
衝撃的な話ですが、亡くなった飼い主さんの体を、猫が食べると言う報告があります。
日頃から飼い主を狙っている
実は猫は常日頃から、飼い主さんを食べようとしているようなのです。確証はありませんが、救急の現場でも、そのようなケースは良く見られるそうです。猫は飼い主さんの顔、とくに鼻や唇などの柔らかい部分を好むと言います。
具合が悪い飼い主を狙っている…?
まぁ、飼い猫とは言え野生の本能は残っていますから、亡くなった飼い主さんを獲物と思っても、無理はありません。飼い主さんの具合が悪い時に傍に寄り添うのも心配半分で、いつ食べようかと考えているの半分かもしれません。
犬と猫の比較
ですが、実際に飼い主さんの死後に食べてしまうケースは、猫よりも犬が圧倒的に多く、犬が食べても猫は食べていなかった、という事もあるそうです。
万が一にも愛猫に食べられたくない方は、猫を飼わないか、一人暮らしの場合、様子を見にきてくれる人を作っておくなどの、対策をしておきましょう。
仲間を心配する猫たち
単独行動が基本とされている猫ですが、私たちの身近にいるイエネコは、実は人や他の猫と暮らすのを、許容している動物でもあります。意外と仲間に対する愛情もあり、心配することも多々あるのです。
その紙袋、取れないの?
首に、紙袋の取っ手が絡まってしまった猫さん。中々取れずに、苦戦しています。
そんな猫さんの様子を心配してか、同居の猫仲間たちが、集まってきました。何とか紙袋を外そうと、頑張る猫さん。その後、無事に紙袋は外れ、事無きを得ます。
これを、猫たちが仲間を心配して集まっていたのか、それともガサゴソと紙袋の音がしたから気になって集まったのかは、分かりませんが、仲間を心配しての事だと、見ておきましょう!
出して〜!
頑丈そうな扉の中に、何かいるようです。気になって側に寄る、1匹の猫。扉の中には、猫が外へ出して〜!と、ピョンピョン飛び跳ねたり、下の隙間から手を出したりしています。
その動きに反応する、外の猫さん。「今、たすけてやるからニャ!」と、隙間から手をいれますが、無駄な努力に・・・途中、もう1匹の猫さんも救助に加わりますが、どうにも出来ません。
これも、外の猫さんが中の猫さんを助けようとしているのか、はたまた、ただ遊んでいるだけなのかは分かりませんが・・・でも、我が家の猫は、仲間がクローゼットなどに誤って閉じ込められてしまった場合、「ココにいるにゃ。」と心配そうに、ドアの前に座って知らせてくれる猫が1匹います。他の猫はしません。
仲間を心配するかどうかは、その猫の性格にもよるのでしょう。
まとめ
猫が飼い主さんの体調不良を察する事は、多々あるようです。
野生動物が弱った獲物を見つけられる事から言えば、不思議ではありませんが・・・。愛猫と飼い主さんとの間に信頼関係があるからこそ、飼い主さんが弱っていても「狩り」ではなく、「心配」と言う形で、現れる事もあるのでしょう。
愛猫の愛情があればそれダケで、病気も治ってしまいそうです!