猫の鳴き声の種類と気持ち

猫の鳴き声の種類と気持ち

猫の鳴き声にはどのような種類があるのでしょうか?表情に乏しいと思われがちな猫ですが、実に多くの種類の鳴き声で、気持ちを表しています。猫の鳴き声と言えば日本では「ニャ〜」が主流ですが、他にもたくさんの種類があります。猫の鳴き声の種類と、その鳴き声で鳴く時の気持ちを、解説していきましょう。

猫の鳴き声の種類

鳴いている猫

猫の鳴き声の種類は3種類

猫の鳴き声の種類は大きく分けて、3種類あります。

  • 緊張している時の鳴き声
  • 要求の鳴き声
  • 嬉しい時の鳴き声

猫が緊張している時の鳴き声5種類

アップで鳴いている猫

猫が緊張している時の鳴き声は、5種類あります。

ギャー

猫は喧嘩をしている時や痛い時に、ギャーという鳴き声を上げます。野良猫同士の喧嘩で聞いたことがある方も多いのでは?またはうっかり愛猫のしっぽを踏んでしまった時などに聞かれると思います。

結構大きな鳴き声ですが、その後はケロッとしていることが多いです。とは言え、猫のしっぽには大事な神経がたくさん通っていますので、リアル猫踏んじゃったにならないよう、注意しなければいけません。

カッカッ/キャン

猫は鳥や虫などの獲物を見つけた時に、その獲物の鳴き声を真似することがあります。獲物と同じような鳴き声で鳴き、注意を引こうとするのです。猫が窓から外を見て、この鳴き声を上げているシーンを見たこのある飼い主さんは多いでしょう。注意深く聞いていると、この鳴き声にもいくつか種類がある事が分かりますよ。

グルルルル

相手への警告や怖がらせる意味があって、グルルルと低い声で鳴きます。シャーなどと一緒に使われることも。我が家でも良く、先輩猫が後輩猫に、グルルルと言って鳴いています。「それ以上は近づくな!」と警告していると思われます。いい加減、打ち解けてくれると良いのですが。

シャー

これはかなり有名な、猫の鳴き声ですね。相手を威嚇する時に、よく聞かれます。本気で怒っている時と怖がっている時、色々なのですが、猫がこの鳴き声を上げていたら、とりあえずは近づかない方が無難でしょう。

アオ〜ウ

警告している時に繰り返される鳴き声です。「近づくと攻撃するぞ!」と緊迫した場面で、よく聞くことができます。

猫が要求している時の鳴き声3種類

横顔で鳴いている猫

猫が何かを要求する時に良く上げる鳴き声は、以下の3種類です。

ンニャオ〜

発情期に、相手を求めて鳴く鳴き声です。赤ちゃんの泣き声のようだ、とよく言われます。春の繁殖期に聞かれる事が多いでしょう。ただ、近頃では街の明かりが夜でも煌々と付いているので、都会の猫は一年中発情する可能性がある、と言われています。

ニャ〜

飼い主さんに対して、猫が良く使う鳴き声です。ご飯の要求、寂しい時など、様々です。子猫が母猫の注意を引くための鳴き声でもあります。その為、成猫同士ではほとんど使われません。飼い主さんにこの鳴き声で鳴く、という事は、母猫代わりと思って甘えているのでしょう。

プルニャ〜

「トリル」と呼ばれるプルルル〜という鳴き声と、甘えたニャ〜の組み合わせです。飼い主さんの気を引きたいのだけど、飼い主さんが応じてくれない時に良く聴く鳴き声です。「構ってニャ!」と焦れているのでしょう。

猫が嬉しい時の鳴き声3種類

茶色い毛の猫

猫が嬉しい時、次の3種類の鳴き声で鳴きます。

クルルル/プルルル

友好的な時や挨拶の時などに、この鳴き声を使います。「会えて嬉しいニャ」という意味が含まれていそうです。ゴロゴロ音と合わせて、聞かれる時もあります。

ゴロゴロ

これはきっと誰もがご存知の、猫が嬉しい時に発するゴロゴロ音です。飼い主さんに撫でて貰っている時や美味しいご飯を食べている時など、猫が満足している時に聞こえる鳴き声です。

一方で猫が苦痛を感じている時や、死の直前などにも使う鳴き声です。ゴロゴロ音の波長には、骨折などの治りを早める効果があると言われているのですが、体が苦しい時、ゴロゴロ音で癒そうとしていると考えられます。

ニャッニャッ

猫がニャッニャッと短く鳴く時は、飼い主さんに会えた時や遊んで貰っている時です。嬉しい気持ちがそのまま、鳴き声となって現れたのでしょう。我が家の猫もたまにこの鳴き声で鳴きます。親バカですがとっても可愛らしいですよ!

まとめ

上を向いて鳴いている子猫

猫の鳴き声の種類、結構たくさんありますね。ここでご紹介したもの以外にも、まだまだありそうです。愛猫の鳴き声を良く聞いてみると、愛猫ならではの種類の鳴き声もあるかもしれません。

猫によっては人の言葉のような鳴き声を発する猫もいる、と言います。猫は人で言う3歳児程度の知能があると言いますから、飼い主さんの言葉を聞いて、自然と発するようになるという説も。

そう考えると、この先猫と人との絆がより深まっていけば、猫の鳴き声の種類はもっと増えていきそうな予感がします!

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