豪雨や雷、花火…怖い音が苦手な猫にしてあげたいケア3つ

豪雨や雷、花火…怖い音が苦手な猫にしてあげたいケア3つ

豪雨やそれによる雷、花火などの大きな音は聴覚の優れた猫ちゃんにとってはとても大きな音に聞こえ、怖がってしまう子もいますね。そんな時、飼い主さんが猫ちゃんに対してどう接してあげたらいいのかをご紹介したいと思います。

1. 逃げ込める場所を作る

箱の中に隠れているグレーの猫

猫ちゃんが大きな音を怖がって逃げてしまった場合は、安心して隠れられる場所を用意してあげるのがいいでしょう。普段から使っているケージにブランケットなどをかけておいてあげたり、屋根のあるハウスや段ボール箱を普段から置いておいたりするなど、猫ちゃんが逃げ込める場所を用意しておいてあげましょう。

ただし、ケージなどは逃げ込んだ場合にドアを閉めてしまわないように注意が必要です。閉じ込められて逃げられない状態にしてしまうと、猫ちゃんは恐怖心からパニックを起こしてしまいがちです。その結果、ケージの破壊や猫ちゃん自身のケガなどを引き起こしてしまいます。

猫ちゃんがいつでも移動できるように、ケージならドアを閉めずにおいてあげましょう。また、家の中心ほど音が響かないため、逃げ込める場所の配置などにも気を配ってあげましょう。

2. 飼い主さんは普段と変わらない態度を取る

ソファーでくつろぐ飼い主の上に乗る猫

猫ちゃんは飼い主さんの様子にも非常に敏感です。そのため、雷や花火など、大きな音がしたときに飼い主さんが必死に猫ちゃんを抱っこしたり構ったりと、「いつもと違う」行動を取るのは良くありません。また、飼い主さん自身がそれらの音を怖がるのも、猫ちゃんにとってはマイナスです。

大きな音がしたときこそ飼い主さんは冷静に、猫ちゃんに対していつもと変わらない態度で接してあげるようにしましょう。飼い主さんが怖がってしまうと猫ちゃんは「これはやっぱり怖いものなんだ!」と、余計に恐怖心を感じてしまいます。

飼い主さんにも雷が苦手な方はいらっしゃると思いますが、猫ちゃんの前では恐怖心を煽ってしまわないよう、できるだけ平然としつつ優しく声をかけてあげるようにするといいでしょう。

3. できるだけ音を遮る

ソファーで猫を撫でながらテレビを観る飼い主

猫ちゃんの聴覚は人間よりもはるかに優れています。そのため、花火や雷などの音は人間よりも大きく聞こえてしまい、怖がる子が多いんです。

雷はなかなか予測できませんが、花火大会などは開催日が決まっているため予測できます。その時間には窓やカーテンを閉め切り、いつも通りテレビの音や音楽を流したままにし、家の中をいつも通りにしてあげましょう。

そうすることによって外からの音を少しでも遮ることができ、飼い主さんも普段通りにしていることから、猫ちゃんに安心感を持たせてあげることができます。

まとめ

外の雷に怯える猫を優しく抱きしめる男性

豪雨や雷、花火の音は臆病な猫ちゃんにとっては恐怖の対象になる場合が多いです。そんなとき、パニックになった猫ちゃんを抱っこしようとしたりしないようにしましょう。逃げられないことから余計に暴れて、飼い主さんを噛んだり引っ掻いたりしてしまうこともあるからです。

そして飼い主さんは普段通り冷静に対処するのが一番でしょう。大好きな飼い主さんが怖がっている姿を見てしまうと、猫ちゃんも「飼い主さんが怖がっているということは怖いものなんだ!」と考えてしまいます。

もちろん逃げ場を作ってあげることも忘れてはいけませんね。そうでないと、猫ちゃんが思わぬところに入り込んでしまい、出てこられなくなってしまったり、飼い主さんが探すときになかなか見つからなかったりしてしまいます。

うちの猫たちも1匹は雷の音をとても怖がるので、これらの対策は取っています。台風が増えたり花火大会が開催されたりする時期は特に、猫ちゃんのために事前に準備しておけるものは準備しておいてあげるといいですね。

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