猫がビビりな3つの理由と暮らしの中での注意点

猫がビビりな3つの理由と暮らしの中での注意点

猫を見ていると、ちょっとしたことですぐに「ビクゥゥッ」となっています。これはどうしてなのでしょう。猫がビビりである理由を探ってみました。そして暮らしの中で注意したい点とは?チェックして行きましょう。

1. 身を守るため

隠れる猫

猫がなぜビビりなのかといえば、それは「身を守る本能」が原因でしょう。恐怖心も何もなければ敵や危険なトコロに近づいて命を落としてしまう危険性があります。

猫は自分の身を守るためにビビりにできているのです。とはいえ人から見ると過剰なくらい様々なことにビクビクしている気がします。繊細な生き物なのであまり驚かせないようにしてあげてください。

2. 原始脳の働きが強い

怖がる猫

原始脳とはいわゆる本能を司っている脳の部分です。大脳辺縁系と呼ばれ、感情や記憶、性行動に関わっています。猫はここにある扁桃体という部分の働きが強いといわれているのです。

そこの働きが強いと不安や恐怖を強く感じます。つまりそれだけ警戒心が強いということ。ですからビビりなのです。

猫によって警戒心の強さに違いがあるのは、扁桃体の働きが関わっているのでしょう。働きが良ければそれだけ警戒心が強くなりますし、そこまで良くなければあまり警戒しない猫になります。

3. 社会化期に母猫がいなかった

寂しそうな子猫

猫の社会化期は生後2~7週間頃に訪れます。この時期に外界との様々な関わりを持つことで社会性を養うのです。大抵の場合、まだ小さな子猫ですから母猫が側にいて守ってくれます。ですから安心して過ごすことができるのです。

ですが何らかの理由で母猫がいないとずっとビクビクして過ごさなければいけません。猫の性格は生まれつきのものもありますが、育った環境にも大きく左右されます。ですから幼少期から恐怖心を抱えて来た子猫は成猫になってもそのまま、ビビりになる可能性があるのです。

なるべく大きな音を立てない

隠れているつもりの猫

ビビりな猫は音にとても敏感です。ちょっとした物音にも驚き、ビクッと体をすくめます。ですから日常生活の中であまり大きな音は立てないように配慮する方が良いでしょう。

掃除機やドライヤーなど生活音はそのうち慣れることはありますが、それでも近づいてくるのは嫌がることが多いようです。全く音を立てずにいることは不可能ですので、なるべく気をつけてあげてください。

隠れ場所を作る

箱に入る猫

猫にとって身を隠して守れる場所があることはとても重要です。必ず家の中にいくつか、隠れ場所を作ってあげてください。段ボールを置いておくだけでもOKです。

猫が自分で快適な隠れ場所を見つける場合もあります。家具などに適度なゆとりを持たせて設置しておくと、隠れやすいかもしれません。

まとめ

小毬

猫がビビりな理由、お分かり頂けたでしょうか。個体差があるとはいえ基本的に怖がりなため、その性質を理解してあげてください。

そしてなるべくストレスを与えないような環境を整えることが大切です。猫のビビり管理、してあげてくださいね!

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