猫の頭にハゲができる理由
ある日、猫の頭にハゲを見つけたら何を疑いますか?少しくらいならほっといても大丈夫と思い悪化してしまう可能性もあるのです。猫のハゲる場所や、どのようにハゲているかで原因も様々になります。猫の頭の一部に、ハゲがあるときに考えられる病気を紹介してみましょう。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症は、カビが原因で円形脱毛症のようなハゲができてしまうものです。このカビは、梅雨の時期や、湿気の多い場所、免疫力が低下したりなどが原因でカビが繁殖し起こる皮膚炎です。
アレルギー性皮膚炎
アレルギー性皮膚炎とは、食べ物から発症する場合もあれば、ノミ、ダニが原因で起こる事もあるそうです。また、ハウスダストや花粉により猫の脱毛の原因を引き起こす事もあります。人間で言えば、アトピーのような症状と言われています。
日光過敏症
日光過敏症は、白猫に多く見られる脱毛です。長く紫外線に当たると、頭部や毛の薄い鼻付近、耳の先端がハゲてしまう事があります。脱毛だけでなく、赤くぶつぶつになったりふけのような症状がでるアレルギーの症状になる事もあるようです。
ストレス
猫の頭の一部分がハゲてしまうのは、ストレスが理由になることもあります。
猫がストレスを感じると、同じ部分をグルーミングしてしまいその部分だけ皮膚が見える状態になります。猫のストレスによる心因性の脱毛症は、体のあらゆる部分に見られる可能性があります。
猫の頭にハゲができた対処法
皮膚糸状菌症によるもの
カビによって猫に脱毛が見られた場合、ハゲた部分が炎症を起こしたり、痒みがでたりします。人間から猫、猫から人間と言うようにどちらからも接触感染してしまうので気をつけなければいけません。猫の頭、足、耳などに感染しやすいようです。病院で飲み薬や塗り薬の処方をしてもらうのが一般的です。
アレルギー性皮膚炎によるもの
猫のハゲた原因がアレルギー性皮膚炎と診断された場合は、アレルギーを発症させないようにしなくてはいけません。ハウスダストや花粉が原因なら部屋の掃除をこまめにする、花粉を寄せつけないようにしましょう。
猫が食べ物によりアレルギー症状がでてしまう場合は、目の上や額などが脱毛して赤く炎症を起こしてしまいます。毛が薄くなって脱毛していたら、食事の管理に注意していきましょう。
日光過敏症によるもの
白猫に多いと言われる、日光過敏症ですが全ての猫におこる可能性があると思っておきましょう。猫に強い紫外線を浴びさせない事、直接日光が当たる場所を避けるようにしましょう。紫外線の多い日に、猫の外出を控えるようにすることや、室内で遮光カーテンなど、紫外線が当たらない環境を作っておきましょう。
ストレスによるもの
猫のハゲは人間と同じストレスが多いかも知れません。心因性の脱毛症になるのは、身体に負担がかかっているサインです。何か環境に変化はないかなど心当たりがあるかどうか考えたり、猫の性格を理解してあげ、安心して生活ができるようにしていきましょう。
猫にストレスを与えないように心がけてあげましょう。
まとめ
猫の頭にハゲができたら、病気、ケガ、ストレスを疑いましょう。猫の症状を見てあげるようにしてください。引っ掻き傷、痒み、赤み、嘔吐、元気がない、食欲不振などの症状も見逃さないで、脱毛の原因を知るサインになります。
猫のハゲを見つけた時に、その部分に異常を見つけたら一度病院に連絡してみる事をおすすめします。また、ハゲはストレスによる事も多いので気をつけましょう。