猫が皮膚がんになった時の症状
- 猫の皮膚がんの症状:しこりやデキモノが出来る
- 猫の皮膚がんの症状:一部に脱毛が見られる
- 猫の皮膚がんの症状:皮膚のただれ
- 猫の皮膚がんの症状:かさぶたが出来る
等の症状がある場合、猫が皮膚がんになってしまっている可能性があります。鼻や耳に症状が出ることが多いですが、ほかの部位にもできます。猫の皮膚がんの場合、しこりが発見されればその70パーセントは悪性だと言われています。
猫が皮膚がんである確率が高い症状
- 急激にしこりやデキモノがでかくなる
- 脱毛箇所の範囲がいきなり広がる
- 患部に激痛が走る
- 出血が見られる
- 悪臭を放つ
重症の場合には、命に関わる恐れがあり、危険な病気です。しこりが出来た、一部に脱毛が見られる、皮膚がただれた等の症状が見られたからといって全てが皮膚がんなわけではありませんが、急激にしこりやデキモノがでかくなる、脱毛箇所の範囲がいきなり広がる、患部に激痛が走る、出血が見られる、悪臭を放つ等のサインが見られたら注意が必要です。
悪性の皮膚がんの症状
- 腫瘍の数が増えた
- 徐々に大きくなった
- 表面がボコボコしてきた
一般的に、猫の皮膚に出来た腫瘍の数が増えたり、徐々に大きくなったり、表面がボコボコしてきたりするようになった場合、猫の皮膚がん、つまり悪性の可能性が高いと言われています。
猫が皮膚がんになった時の治療の方法
猫の皮膚がんを見分けるのはなかなか難しく、見た目だけで皮膚がんだとすぐに診断はできません。そのため、皮膚がんかどうかを調べるまでの過程はとても長くなることも多いそうです。
猫の皮膚ガンがわかった場合、治療法としては外科的切除が一般的です。しこりや炎症がひどく、腫瘍の疑いがある場合は速やかに切除し、その後切除した腫瘍を検査する場合が多いそうです。ほかにも皮膚ガンが他の部分に転移がないかどうか調べていきます。
検査で良性の腫瘍だと診断された場合は治療は不要ですが、良性の腫瘍が徐々に大きくなり、皮膚ガンになってしまうことも少なくはありません。悪性じゃないから大丈夫!と思い込まず、定期的に検査に行くようにしましょう。
ちなみに、猫の皮膚に出来た腫瘍は直径2cmを超えるあたりから悪性化しやすくなる。と言われていますが、もちろん腫瘍が小さくても悪性の場合もあります。
筆者の友人の猫が体験した皮膚がん
友人の愛猫(12歳・メス)の場合、皮膚にデキモノが出来るようになり、数は1つから2つ、2つから3つと、1か月の間で段々増えていったそうです。3つめのデキモノに気が付いた時、すぐに動物病院へ連れて行ったそうですが、まずは塗り薬を処方され、それが数週間続いたんだそうです。
それでもなお増え続けるデキモノを見て、おかしいということでやっと『切除→皮膚がん』との診断がおりたそうで、デキモノを発見してから皮膚がんが発覚するまで約2か月経過していたと言っていました。
猫が皮膚がんになる理由
- 猫が皮膚がんになる理由:長時間紫外線を浴び続ける
- 猫が皮膚がんになる理由:タバコの煙
猫が皮膚がんになる理由は長時間紫外線を浴び続けたり、飼い主のタバコの煙等が主な原因ではないかと言われています。皮膚がんは特に白猫や、部分的に白い被毛を持つ猫に発症しやすいと言われています。
はじめは軽い皮膚炎だと思っていても、徐々に悪化し皮膚がんだということに気が付く飼い主さんも少なくはありません。愛猫の皮膚に異変を感じたら、すぐに動物病院へ連れて行くことが大切です。
猫が皮膚がんにならないために出来る事
- 愛猫の皮膚がん予防:長時間の外出をさせない
- 愛猫の皮膚がん予防:紫外線に注意する
- 愛猫の皮膚がん予防:猫の前ではタバコを吸わない
愛猫が皮膚がんにならないようにするためには、まずは猫に長時間の外出をさせないようにしましょう。特に白猫の場合は他の毛色の猫よりも注意が必要になります。もちろん完全室内飼いでも、1日のほとんどを日当たりの良い窓際で過ごすことになれば、紫外線をたくさん浴びてしまうことになるため要注意。
タバコの煙も原因の一つだと言われていますので、猫の前ではタバコを吸わないようにしたり、換気扇の下で吸うようにしたりと、工夫すると良いですね。
まとめ
猫の皮膚がんも人間の皮膚がん同様、見た目で判断することは難しいとされています。愛猫の皮膚に異変を感じた場合は皮膚がんの可能性もありますので、早急に動物病院へかかることをオススメします。どんな病気も早期発見することで愛猫の体調や治療費等、負担が少なく済みます。できものは小さいうちに受診・治療するほうがよいです。様子を見ているうちに大きくなっていくと手術の際の負担が大きくなってしまいます。
早期発見できるよう、普段から愛猫を撫でてあげることで、スキンシップも出来て体の異変にも気が付きやすくなりますね。
40代 女性 ころ
皮膚にしこりができて、一晩でひとつずつ増えましてすぐに獣医さんに診ていただくと、検査をしていただくことになり、皮膚を一部切除することになったそうです。そして、検査の結果皮膚がんだということがわかり、治療が始まりました。抗がん剤治療でよくなったそうです。2年かかったそうですが、すっかり元気になったそうです。いまは、その猫ちゃんは亡くなっていませんが、ガン治療のあと2年生きてくれたそうです。