1.睡眠時の変化
動物は体調が悪くなると警戒心が非常に強くなり、普段はリラックスできる睡眠時にも変化が見られるようになります。
例えば、猫の場合は少しの物音でも目を覚ますなど眠りが浅くなる他、いつもくつろいでいる場所で眠らなくなった、高い所で眠ることが多くなる、狭い所に隠れるようにして休んでいるなど睡眠を取る際の変化が表われます。
猫は体調不良を隠す
これらは体調不良を周囲に悟られないようにするための行動であり、他の猫や飼い主のことも避けて治癒に専念したいため、手の届かない高い場所や狭い所で眠るようにしているのです。
もし飼っている猫にこのような睡眠上の変化が見られたなら、それはどこか具合が悪いというサインの場合もあります。
2.飼い主と遊びたがらない
いつもおもちゃにじゃれたりして飼い主さんと遊んでいる猫が、急に遊ぶことをしなくなった場合、環境変化などのストレスが原因となっていることもあり得ますが、体調が優れないため、いつものように元気に遊ぶことをしなくなっているということもあります。
このように、飼い主さんと遊ぶことが大好きな猫が、突然そっけなくなりそれが続くようであれば、単なる気まぐれではなく病気などの症状が隠れている可能性もあるでしょう。
3.便の出方、状態がいつもと違う
猫のウンチは体調を知る大切なバロメーターです。例えば下痢なども心配な症状の一つですが、それ以外にも便秘なども猫の健康にとっては非常によくないものです。
人間が便秘の場合、苦しさはあるものの、そこまで急を要する症状ではないことも多いですが、猫の場合は肛門や腸の炎症、体内に腫瘍があるなど、重大な健康上の問題が隠れていることもあるのです。
また猫は血便などをすることもあり、これは消化器官の炎症、腫瘍などが原因の場合もありますが、その他にも寄生虫、誤飲による出血という場合もあります。
このように、猫の体調はウンチの状態に表われることも多いので、下痢や血便をしていないか、便秘は続いていないかなど毎日チェックすることが大切です。
4.食事、水分摂取量の変化
食事や水分補給は生きていくために欠かせないものですから、食欲が減ってしまったりその摂取量が変化するというのは、なんらかの体調の変化が起こっているサインであると言えるでしょう。
猫の場合は食欲が減退することも体調不良の兆候ですが、他にも水を今まで異常にたくさん飲んでいるという場合も、病気が原因で多飲になっている可能性もあります。
暑い季節以外の多量の水分補給
夏場などの暑い季節においては、猫の水分補給量も多くなるかもしれませんが、それ以外の季節にも水を以上にガブガブ飲むなどの行動が見られるなら、腎臓病、甲状腺の病気、糖尿病などの疑いもあります。
このように食事や水分量の変化は猫の体調悪化により、変化が見られやすいところですので、毎日きちんと食欲があるか、水を以上に飲み過ぎていないかなど常に気をつけて観察しましょう。
まとめ
いかがでしたか?猫は体調不良を本能的に隠したがりますが、飼い主としてはできる限り早くそのサインに気がついてあげたいですよね。
今回の兆候以外にも、猫の具合が悪い時に見せるサインは様々なものがあるようなので、猫の体調不良の時に見られる症状にはどんなものがあるのか、事前に調べて知っておくと変化があった時にも、早急に気がついてあげられるのではないでしょうか。