猫毛フェルトの下準備
数年前より羊毛フェルトでつくるマスコットなどが流行っていますが、猫を飼っている人は猫の抜け毛でそれを代用できちゃいます!
猫の毛を集める
季節の変わり目は猫の毛が抜けやすい時期です。ブラッシングをすると、たくさんの猫の毛を集めることができます。ファーミネーターを使うと、トップコート(表面の毛)だけでなくアンダーコート(内部の柔らかい毛)もとることができるので、ごっそりと集めることができますよ。
毛をほぐす
束になっている毛をほぐしていきましょう。ふんわりとボリュームが出るようにほぐしていきます。
水と洗剤で洗う
ここでのポイントは「水」を使うことです。お湯を使ってしまうと、毛が縮んでしまい型をとる前にフェルト化してしまうからです。水でざっと洗ったら、洗剤を投入しきれいに洗っていきましょう。洗い終わったらきれいに洗剤を流しゆすぎます。
熱湯を注ぎ、ゆすいで乾かす
熱湯を注ぎ冷めるまで待ちます。冷めたらゆすぎ、猫の毛を乾かしましょう。
これで下準備は完成です!
猫毛で作れるもの
下準備ができたら、さっそく作ってみましょう!工夫することでオリジナリティあるものを制作することができますよ。
1. 基本「猫ボール」
最初に芯となるボールを作ります。そのボールに少しずつ毛を足していき、チクチクとニードルで刺してきれいな球に整えていきます。
また、ニードルを使わないやり方として洗剤を使用する方法があります。同じように芯となるボールを作ったら、洗剤を数滴垂らしてぬるま湯に浸します。それを優しく丸め、毛を足していきながらこの作業を繰り返します。
猫ボールは、小さなものであればアクセサリーのパーツに、大きいものであれば猫のおもちゃにもなります。いろんな大きさのボールを作って工夫してみましょう。
2. 応用してみよう!「マスコット」
マスコットは猫ボールの応用です。この場合、ニードルを刺して整えるやり方を使用します。ポイントは、最初にパーツを作りそれを組み合わせていくことです。パーツの結合部分は接着しやすいようふんわり感を残しておきましょう。
パーツが完成したら、ひとつずつバランスよく組み合わせて、最後に目や口などを装飾したら完成です。
3. 応用してみよう!「指人形」
指人形は、洗剤とお湯を使うやり方で作っていきます。
まずは牛乳パックで指人形の型を作ります。その型紙を猫毛で完全に覆ったら、これをビニール袋に密着させるように入れます。
ビニール袋に小さな穴を開け、洗剤を溶かしたぬるま湯に浸しよく染み込ませます。染み込ませたら、両手でビニール袋を強くこすります。毛がフェルト化するまで根気よくこすりましょう。
フェルト化したら、袋から出して軽く水で洗い両手で挟んで水を切ります。乾燥させるために、布の上からアイロンをあて水分を蒸発させます。このとき牛乳パックが溶けないよう低温で設定し、高温にならないように注意してください。
指人形の指を入れる下部分をハサミで切って、型紙を取り除いて形を整えたら完成です。
4. 写真映えにもなる「猫帽子」
SNSの投稿で話題になった猫帽子です!作り方はとても簡単で、ニードルも洗剤液も必要ありません。
その方法は、好きな帽子の形に手を使って整えていくだけです。猫の頭の上に被せるものなので、ふんわり感を残して制作しましょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:マミ / ♂ / 2歳 / サイベリアン / 4.2kg
道具もあまり必要とせず、簡単にできる猫毛フェルトをご紹介しました。猫毛フェルトに着色された羊毛フェルトを組み合わせると、より複雑に凝ったものを作ることも可能です。
思い出にもなる猫毛フェルト、工夫して是非いろんなものに挑戦してみてください!