模様の種類が多い
猫といえば毛色の種類が多いことで有名ですが、猫の毛色の種類は大きく分けると8種類になるようです。白、黒、灰色、キジトラ、茶トラ、サバトラ、三毛、サビの8種類です。そして、猫は様々な柄で各々の個性を出しているのですが、その柄は大きく分けると4種類あるようです。全身模様、白が混ざっている、トビ柄、薄模様の4種類です。
猫は毛色と柄の組み合わせによって、何十種類も存在するようです。ペットショップでは純血種の猫たちが多いので気づきにくいですが、日本にいる猫の約7~8割は雑種猫のようです。野良猫や猫の譲渡会にいる猫たちは、ミックスの子が多いのでいろんな模様をしています。他の動物に比べると、こんなにも見た目に個性のある動物はそんなに多くはないでしょう。
しなやかな身のこなし
猫はとても柔軟でしなやかな動きをする動物です。優雅な動きに見とれてしまう人も多いのではないでしょうか。猫の動きがしなやかなのは、独特な骨格と筋肉が要因しているようで人との違いは、猫は鎖骨と他の骨とが直接つながっていません。
人は肩甲骨や胸骨と繋がっていますが、猫はそうではないので肩幅を変えることができ狭い場所でも入り込めたりします。また、猫のしなやかさには腰椎の数が多いことも理由の一つです。腰椎の数が多いことによって、身体をひねったり反ったり丸まったりすることがしやすいのです。
愛猫がすごい体勢で寝ている姿に、驚いていたことがある飼い主さんもいるのではないでしょうか。さらに、尻尾にも骨がありその個数は猫によって違うようですが、尻尾はバランスをとる際に重要な部位の一つのようです。
マイペースな性格
野良猫や飼い猫を見ていると気付くと思いますが、猫は人や他の動物に媚びることはしません。個体によって多少性格は異なりますが、猫のベースになっている性質は自由が大好きでしたい時にしたいことをするのが最大の魅力なのです。
遊びたい時に遊んで、眠たい時に寝て、食べたい時に食べて、甘えた時に甘えてくる、人から寄っていった時にもし気がのらなければそっぽを向いてしまうことも珍しくありません。その自由奔放な生き方、マイペースさが世の中の人には人気で受け入れられているようです。
可愛いだけではなく、媚びない強さ、楽しみを自分で探すのが得意で心を許した人には無防備に甘えてくる甘え上手なところなど、猫の生き方全てが私たちにとってお手本になるのではないでしょうか。
美しい目
猫の魅力はたくさんありますが、その中でも大きな目と吸い込まれそうな綺麗な瞳の色ではないでしょうか?猫は顔のサイズに対して大きな目が特徴ですが、その瞳にも特徴があり色が何種類もあるのです。主にグリーン色やブルー、ヘーゼル、ゴールド、カッパー(銅色)があります。
グリーンやブルーになる原因は、メラニン色素がほとんどないとこの色になるようです。日光の少ない地域に生息していた猫に多いようです。メラニン色素が多い南国だとゴールドやカッパーの色をした猫たちが多く見られます。
猫の中には左右で瞳の色が違う場合がありますが、それを「オッドアイ」と呼んでいます。あまり多くはいない個体なので、とても神秘的な印象を受けるでしょう。さらに、猫は子猫の時と成猫になった場合とでは瞳の色が異なります。
生まれたばかりの子猫はグレーがかったブルーの瞳をしていますが、成長して3、4週間頃から徐々に本来の色へと変化していきます。猫は瞳だけでもこんなにもたくさんの魅力を持っています。
まとめ
人は丸いものやフワフワしたものに癒されますが、まさに猫は両方を兼ね備えた癒しの宝庫だったのです。丸い顔に丸い目、丸い身体にフワフワした毛並みとたくさんの魅力の持ち主なのです。近年、犬を追い抜いて猫を飼う人が増えていることが、猫の魅力をものがたっているでしょう。
人はもう少し身体の力を抜きリラックスすることを学び、そして自分らしさをもう少し大切にする生き方を猫たちから学ぶ必要があるかもしれません。猫たちは多くの癒しや幸せを私たち人間に与えていますが、私たちは猫たちに何かを与えられているのでしょうか。
こんなにも多くの癒しや幸せを与えてくれる素敵な猫たちを、もっと私たちが大切に守ってあげたいものです。少しでも猫たちの魅力を知っていただけたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。