兄弟猫との出会い
初夏のある日、公園を横切ると、「みゃあみゃあ」と子猫の鳴き声が聞こえてきました。
昔から猫好きだった私は、その声の主を探してみました。すると、ポン、と無造作に置かれたダンボールの中に2匹の子猫が身を寄せ合っているのを見つけました。
「どうしよう…」と一瞬思いましたが、2秒後には「連れて帰ろう!」という気持ちに変わっていました。
その日から、兄弟猫との生活が始まったのです。
先住猫との生活
この時はまだ実家暮らしだったのですが、実家にはすでに2匹の先住猫がいました。
そのため猫を飼うためのものは全て揃っていたし、幸いにも2匹ともとっても元気だったので、我が家の環境にはすぐに慣れてくれました。
まだまだ好奇心旺盛な子猫だったこともあり、先住猫たちともすぐに馴染んでくれました。
最初は何度か粗相をしてしまうこともありましたが、先住猫たちの指導により(笑)トイレも100パーセント失敗しなくなりました。
猫たちの癒しパワー
その後、私が結婚するときに、この兄弟猫ちゃんも一緒に連れて行くことになりました。
最初は責任感のみでお世話をしてくれていた旦那さんも、今では猫の魅力にメロメロ。旦那さんの腕まくらは、私ではなく猫たちの特等席になってしまいました。
猫といえばツンデレな性格も魅力ですが、うちの子は、家族の誰かが落ち込んでいると必ずそばに来てなぐさめてくれます。
子供たちが叱られて大泣きしている時でも、わざわざお昼寝から起きてきて、大暴れする子供たちにスリスリ…。
「泣かないで、大丈夫だよ!」とでも言うように、愛らしい瞳で見つめてきます。
我が家はとっても仲良し家族ですが、もしかしたらそれはこの子達のおかげかもしれません。
現在の兄弟猫の様子
拾った時は子猫だったこの子達も、いつのまにかシニアと呼ばれる年齢になりました。
今でもいつも一緒にいて、寄り添って眠る姿はあの時のままです。
くっついて安心して眠る姿には、日々癒されています。
加齢とともに運動量も減ってきましたが、いつまでも元気でいてほしいなと願う日々です。
まとめ
癒しパワー満開の猫との生活は、本当に良いものです。日々疲れたことがあっても、猫たちを撫でると不思議と心がスーッと軽くなります。
あの時、この子達に出会えて本当に良かったなと心から思います。
現在、ボランティアの方々により保護されたり、去勢、避難してもらえる野良猫ちゃんたちが増えている一方で、殺処分される猫たちも毎年あとを絶ちません。
「飼えなくなったから」と身勝手な理由で大切な命を簡単に捨ててしまう無責任な人たちがいなくなりますように。また、ひとつでも多くの尊い命が救われますように。