猫の鳴き声が長いときの心理
要求
猫の鳴き方が長いのは、飼い主さんに要求をしている時です。飼い主さんの方をしっかりと見て「にゃーん」「にゃーお」と高く伸ばして鳴く時は、ご飯が欲しい、遊んで欲しい、ドアを開けてなどの要求があるからなのでしょう。強い要求になると「なーお」と少し低めに鳴きます。
甘えたい
飼い主さんに甘えたい時や、構って欲しい時は高めに「にゃーにゃー」「みゃおーみゃーお」と長く鳴きます。要求とは違って、母猫に甘えに行くような感覚で控えめに鳴きます。「甘えたいにゃー」と顔を見て呼びかけている感じです。
やめてほしい
猫が邪魔されたり、しつこくされると「アオーン」と長めに鳴きます。猫が少し嫌な気持ちになってしまうと、やめて欲しさに鳴き方にも気持ちがこもってしまうようです。
不安
猫が長く鳴きながら、うろうろしているのは不安からくるようです。「んにゃーおん」と「どこに行ったの?」と探しまわっている時もあれば、「これ見てよ!」と飼い主さんに伝えたくて鳴いていることもあるようです。
怒っている
声を低くしながら長く鳴いている時は、猫が怒っている時です。「うみゃー」「うみゃーお」「ふー」「んー」「うー」など、イライラや相手に怒っていることを表しています。猫が怒っている時は、顔つきも変わるので、ケンカになる前の状態と言えるでしょう。
猫の鳴き声が短いときの心理
挨拶
猫が短く「にゃ!」と鳴くのは「やあ!」「おはよう」などの挨拶をしているそうです。声はどちらかと言うと、高めに短くが猫同士の挨拶になります。猫が近くに来て「にゃ?」と鳴いたら「元気?」と声をかけているそうです。
返事
猫が「ん?」と言う時は、返事を返しているときです。飼い主さんが名前を呼ぶと「ん?」と言ったり、話しかけたらこうして返事をしてくれるのです。
気合い
猫が気合いを入れる時は、短い鳴き方をします。鼻息から「ふっ!」と聞こえたり、「しゅっ!」と言うような鼻からでるような音です。獲物を見つけた時に聞こえたり、逃がしたくない時など、気合いを入れたい時に鳴くようです。
悔しい
獲物を逃してしまうと「ちえっ」と言ったり「かかか」「けけけ」と歯を鳴らすような感じの声を出します。猫が「悔しい〜!」「くそー!」と言う気持ちの時のようです。
やめて欲しい
「にゃ!」と短く鳴く時に低い声の時は「やめて!」と言う気持ちです。「んぎゃ!」も同じです。猫が気分よく寝ているのに邪魔されるとこのような声を出します。
猫の鳴き方に意味があるのか
強弱に気持ちがある
猫の鳴き方には、長い時や短い時でも気持ちがありますが、鳴き方の強さに強い気持ちが込められています。声を大きくだして鳴く、何度も鳴く、引くめに鳴くなど鳴き方に強弱をつけて、相手に気持ちを訴えるようにしているのでしょう。
伝わるから鳴く
猫は、あまり声を発することをしないようにしています。猫が鳴き方を変えるのは、意味があると思っているからしているのでしょう。そもそも、大きな声を出す猫は、危険を感じていないからできることです。要求や甘えたい時に、鳴き方を変えると飼い主さんに伝わったことを学んだのでしょう。安全な家の中で信頼できる人への鳴き方なのでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:まだら / ♀ / 1歳 / サビ猫 / 0kg
猫の鳴き方が長いときと短いときの意味について紹介しました。気持ちから鳴き方に違いを見せるのは、意味があるからです。大きくわけて言うなら、長いときはおねだりなどの要求やお願いがあるときに多く、短いときは挨拶や返事のときなのでしょう。
細かくわけるとすれば、鳴き方の強さや声の低さなどでより気持ちをわかり易くしていると言えるでしょう。猫の鳴き方が長いときは、飼い主さんや相手に伝えるための手段でもあるので、気持ちを理解できるように心がけてあげましょう。