猫ちゃんとのダルマさんゲームはタイミングが重要

猫ちゃんとのダルマさんゲームはタイミングが重要

大抵の方は、今までに「ダルマさんが転んだ」という遊びをしたことがあるのではないでしょうか。飼い主さんが隠れている間に猫ちゃんが近づき、ヒョイと顔を出すと猫ちゃんはピタリと止まる、猫ちゃんの習性を活用した楽しいゲームです。

猫ちゃんとダルマさんゲーム

だるまさんが転んだをする子供達

あなたも「ダルマさんが転んだ」と言うゲームを、小さい頃に友達とよく遊んだと思います。飼い主さんと猫ちゃんで同じようなゲームをすることが可能です。猫ちゃんの生まれ持った習性を利用すれば、このゲームは決して難しくありません。

猫ちゃんが生まれ持った狩りの本能を刺激してあげれば良いのです。家の中で曲がり角から飼い主さんがそーっと顔を出すと猫ちゃんがその動きに反応します。 猫ちゃんは狩りをする時、ハンティングの対象に見立てた獲物にそろりそろりと近づき、 途中で動きをピタッと停止して周りの様子を伺います。この一連の行動は、もちろん猫ちゃんが本気で飼い主さんをハンティングするつもりはなくて、遊びとして好奇心いっぱいルンルン気分で楽しみながら狩猟の真似事をしているのです。

重心を低くして獲物に狙いをつける姿はまるで忍者

姿勢を低くして獲物を狙う猫

猫ちゃんは生まれて間もない小さな頃から始める遊びによって、身体能力が研ぎ澄まされていきます。色々な体験に好奇心などが合わさって、運動能力がどんどん洗練されていくのです。このように猫ちゃんのハンティング能力はズバ抜けていますが、生まれつきではないのです。

お母さん猫の行動を真似て、子猫のうちから「重心を低くして獲物に狙いを付け伏せる行動」を次第に身につけていきます。また兄弟姉妹猫とレスリングの真似をしているうちに、伏せた低い体勢から飛びかかる方がより高く飛び上がることができて、ハンティングの対象物を押さえつけることもでき有利だと学習します。足音を立てないように爪は出さないで忍び寄り、猫ちゃんが獲物を追う時には足を曲げたまま腹ばいに近い状態で走ります。そして、ピタリと静止してハンティング対象の動きを入念に観察します。 このように、相手の様子をうかがいつつ、こっそりと忍び寄り一瞬で飛びかかる様子は、まるで忍者です。

猫ちゃん同士のあいさつ行動

猫同士で見つめ合う猫

猫ちゃん同士が出会った時は、目をそらしたタイミングに合わせて通り抜けるのがマナーです。例えば、一本道で向こう側から一匹の猫がやってきた場合は、以下のような感じです。次第にお互いが相手に気づくと、その場にピタッと立ち止まりゆっくりと腰を下ろします 。 お互いに目をそらし、しばらくその場で見合っています。片方の猫ちゃんが目を一瞬そらした時に、もう片方の猫ちゃんが慎重にゆっくりと前進し始めます。そして相手の猫ちゃんの脇を通り抜けたとたんに走って去って行きます。

この一連の行動が猫ちゃんのあいさつです。 相手の顔を見続けると敵対心があるように感じさせてしまうので、相手の猫ちゃんの顔を開け広げに見続けることをさけます。お母さん猫と子猫の親愛な間柄のような場合のみ、見つめ合うことが許されます。 通常は目をそらすことが親愛表現であり、 もしも目をそらさなければ喧嘩になり、お互いに傷つけあってしまいメリットがないので避けるのです。

まとめ

獲物を狙っている猫の顔アップ

猫ちゃんが飼い主さんと目が合ってストップしている状態になるのは、 猫同士が顔を合わせた時に見せる行動に似ています。 一方の猫ちゃんが目をそらすと、その間にもう片方の猫ちゃんが歩き出します。 猫ちゃんにとって飼い主さんは先輩猫さんに該当します。飼い主さんが姿を現して猫ちゃんを見たら、礼儀として動きを止める。飼い主さんの姿が見えなくなったら動き出す。この一連の遊びは、飼い主さんと猫ちゃんの信頼関係が成り立っているからこそ可能なのです。かわいい猫ちゃんの期待に応えてあげれるよう、ハンティングの対象物を上手に演じて楽しませてあげてください。 猫ちゃんにとっては、飼い主さんの顔を出したり隠したいといった律動的な動きをすることが楽しませるコツです。

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