愛猫に人間用のシャンプーを使ってもいい?

愛猫に人間用のシャンプーを使ってもいい?

猫にシャンプーが必要かどうかと言う事もありますが、場合によっては必要になる時もあるのでしょう。もし猫にシャンプーが必要な時、人間用のシャンプーを代用しても平気なのか気になりますよね?人間用のシャンプーは猫に使っても大丈夫なのか詳しく見てみましょう。

猫には猫専用のシャンプー

シャンプーのにおいをかぐ猫

猫に人間用のシャンプーはNG

猫を洗う時に、飼い主さんが使っている人間用のシャンプーを使用する人もいるようです。しかし、猫には人間用のシャンプーは使用しない方が良いようです。

あまりお風呂に入れる機会がないから猫用のシャンプーを買うのはもったいないなどの理由で、人間用のシャンプーで代用する人もいますが、猫と人間では皮膚が違うため、成分の内容が大きく変わってくるのです。

皮膚の違い

猫と人間の皮膚は、pHが異なります。猫のpHはアルカリ性寄りですが、人間のpHは弱酸性。そのため人間用のシャンプーでは、入っている成分が猫に不要なもののために皮脂を取りすぎるなど、皮膚に負担がかかってしまうそうです。

かぶれや荒れと言った、皮膚トラブルを引き起こしやすくなるので、使用してはいけないのですね。猫の皮膚は見ての通り、薄くて柔らかいですよね。人間よりも刺激に弱く敏感な皮膚というのも納得です。

猫専用のシャンプー

人間用のシャンプーがおすすめできないのは、猫には刺激が強すぎる事もそうですが、匂いがきつい事もあります。匂いに敏感な猫には、強い香料もストレスになる場合があるのです。

また、猫は体が濡れたらグルーミングをして、水分を取り除こうとします。猫が舐めても安全な成分と言う点にも注意がいるのです。

つまり、猫にシャンプーを使用するには、猫用のアミノ酸系や植物由来成分の低刺激か、無添加のシャンプーが良いようです。匂いも、無香料や微香性の方が安心して使用出来るのでしょう。

人間用のシャンプーの成分がNGな理由

お風呂の中の子供とシャンプーボトル

人間用のシャンプーの成分

猫が使用するシャンプーは、猫の皮膚にあった成分で作られています。いっぽう人間用のシャンプーは、猫には合わない成分が使用されています。シャンプーの成分を見ていきましょう。

成分を大きく分けると3つに分類できます。「アルコール系」「石鹸系」「アミノ酸系」に分類され、洗浄力も違えば皮膚への刺激も異なります。

アルコール系シャンプー

人間用のシャンプーでは、アルコール系がよく市販されています。お求めやすい価格のものがほとんどなので、使用している人も多いでしょう。

このアルコール系の成分が入ったシャンプーは、洗浄力が高く皮脂の汚れもよく落ちます。そのため皮膚が弱い猫には刺激が強すぎると言えるでしょう。脱脂力が強いので、猫のベタベタ脂でさえも落としすぎて、乾燥を招いてしまいます。アルコール成分は、人間でも刺激が強いと思える成分が多いようです。

石鹸系シャンプー

泡を頭に乗せた猫

石鹸系のシャンプーは、アルコールに比べると刺激は弱いようです。しかし洗浄力は強いので、猫にはあまり向いていないと言えます。

人間用の石鹸シャンプーの成分は、天然油脂成分。着色料不使用やノンシリコンのものが多く、お肌や環境に良いので人気があります。石鹸シャンプーは、低刺激なので猫に間違って使用しても、大きな問題にはならないのですが、猫の皮膚には避けた方が無難と言うことです。

アミノ酸系シャンプー

人間用のシャンプーの中で、アミノ酸系は猫にも安全になると言えます。人間の肌と同じ弱酸性とアミノ酸で作られた成分なので、猫用のシャンプーの代用としては、一番安全性が高いでしょう。

他のシャンプーに比べると、髪や肌への刺激が少ないぶん洗浄力も弱いのですが、皮脂の落としすぎを守ってくれます。ただ、猫に使用できるとは言え、人間用のシャンプーに作られているものです。毎回使用するようなことは避け、どうしても仕方のない時には原液ではなく水で薄めて使うようにしましょう。

また、アミノ酸シャンプーとアミノ酸配合シャンプーは、内容が異なりますので、注意するようにして下さい。

まとめ

シャンプーする猫

愛猫に人間用のシャンプーを使用することについて紹介しました。結論、猫には猫用のシャンプーが良いです。猫の肌は人間よりもデリケートで、人間のシャンプーの成分では刺激が強すぎるからです。

中には、使用出来そうなシャンプーもありますが、やはり刺激が強いところは否めません。

確実に猫に使っても良いものを、安心して使用する方が良いですね。これは、猫用のシャンプーでも言えることだと思いますので、シャンプー選びの際にはぜひ慎重に。

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