猫が安心できる抱き方
安定感がある
猫が安心できる抱っこは、脇の下に手を入れて後ろ足をしっかりと支えて安定させることです。猫を抱っこする時に、猫の脇に手を入れるまではほとんどの飼い主さんがクリアできるのでしょう。しかし、そこからお尻を持つと猫が嫌がってしまう場合もあります。
しかし猫を抱き抱える時は、足をぶらぶらさせずに固定すると、安心できる抱き方になるのでしょう。
優しく抱き抱える
猫を抱っこする時は、優しく包み込むような感じが良いでしょう。ギューっとしたくなる気持ちはわかります。きつく抱きしめるのは、可愛い愛猫についやってしまいがちですが、猫はそれをされると逃げたくなるようです。力をかけないで、ソフトに抱っこしてあげると安心できるでしょう。
無理矢理抱っこしない
猫が安心できるタイミングは、リラックスしている状態のときです。抱っこが苦手な猫を無理に抱っこしたら、攻撃されても仕方ありません。信頼関係があっても、リラックスできない環境であれば抱っこを嫌がってしまいます。猫の気分が落ち着いている時が猫も安心してくれるでしょう。
猫は抱っこが嫌い?
猫は束縛を嫌う
猫は人に合わせたり、束縛される事を嫌います。そもそも、猫は単独で生活をするタイプなので、人に寄り添って生きるような行動をあまりとりません。抱っこをされるのは、自由を奪われるのと同じなので自由が効かなくなり嫌うのでしょう。
抱っこにトラウマがある
抱っこが好きな猫と嫌いな猫には、抱っこに対しての想いが違うからでしょう。
抱っこをされても大人しいのは、嫌な経験がないからです。反対に、抱っこにトラウマがあると嫌いになってしまう場合もあるでしょう。
抱っこをされて何処かに連れていかれた経験があれば、抱っこ=嫌いな場所と言う記憶がついてしまっているでしょう。
また、飼い主さんの匂いが嫌いと言う可能性もあります。香水やタバコの匂いがついていると、猫は近づきたくなくなってしまうでしょう。
お腹を見せるのは不安
猫が抱っこを嫌がるのは、仰向けにしてお腹を見せるポーズにするからかもしれません。猫がお腹を見せるのは、急所をさらけ出しているのと同じになりますよね。
飼い主さんとの深い信頼関係があるなら、そこまで嫌がる様子はありませんが、基本的にお腹を見せることは不安になるのです。とくに、怖がりな猫や、初対面の人に抱かれる時はお腹を見せるのをとても嫌がり暴れてしまいます。
猫を抱っこする時のポイント
リラックスできる環境を作る
猫が「抱っこしてもいいよ」と言うサインが出た時がチャンスです。甘えてきたときや、体に触れてきたときは、猫も体を委ねてくれやすいのです。抱っこされてもいい気分を見分けて、体に触れて優しく声をかけましょう。
顔がリラックスしてきたら抱っこをしてみましょう。その時、立ち上がらずにそのままの姿勢で抱き抱えた方が、驚いたり気分が変わってしまうことなくできるでしょう。
寒いときは抱っこしやすい?
猫を抱っこするのは、寒い日や寒い季節におすすめです。蒸し暑いような時に抱っこされたら、抱っこ好きの猫でさえも鬱陶しいと嫌がるようです。肌寒い日に、猫が自ら膝に乗って来ることもあります。寒いと感じたら、あたたかい場所を探しますので、飼い主の腕の中が居心地良い場所になれると完璧ですね。
猫が好きな体勢にする
猫を抱っこする時に、立ったままで赤ちゃんを抱くような体勢でゆらゆらと動かしてはいけません。猫をあやすのはやめましょう。
猫は手足を浮かせる事に抵抗があります。飼い主さんの腕や肩に手を付けさせてあげ、お尻はしっかりと支えてあげるのが良いでしょう。横向きにする抱き方よりは、猫が安心できる体勢で抱っこしてあげると良いですね。
まとめ
今日のねこちゃんより:龍 / ♂ / 雑種(ミックス) / 3.1kg
猫が安心する抱っこの方法についてご紹介しました。私の家の猫は、抱っこされると最初は大人しくしていても、すぐに暴れ出してしまいます。でも眠い時や人肌恋しい時は、抱っこされたまま寝る事もあります。
猫が抱っこされて安心するのは、信頼関係も必要ですが、リラックスできる環境も重要でしょう。抱っこに慣れさせておけば、抱っこが必要になる場面で役に立ちます。
安心する抱っこができるように、コミュニケーションを大事にして行きましょう。