猫がよだれを垂らすシチュエーション
猫は犬と違って、よだれを垂らすことはあまりないと言われています。しかし、猫がよだれを垂らす時もあるようです。猫がよだれを垂らすのはどんなときがあるのか紹介しましょう。
1.緊張した時
私の愛猫は、緊張した時によだれが多くなります。外出した時にはキャリーケースの底がよだれでびっちょりだったり、知らない人に触られると恐怖心やストレスからよだれが垂れたりと言う場面があります。
2.気持ちいい時
猫を撫でている時に、ペタっとよだれが垂れることもあります。気持ち良くって口元が緩んでしまったのでしょうか?力が抜けてよだれが出てしまうのかも知れません。
3.寝ている時
人間も疲れたりするとよだれを垂らしていた!と言うことありますよね。猫にも寝ている時によだれを垂らしてしまうことがあるようです。
4.空腹時
ご飯の前や、ご飯の用意をしているとよだれを垂らしてしまう猫もいます。「もうすぐご飯だ」「匂いがしてきたぞ」と言う気持ちから自然とよだれが溢れてきているのでしょう。
5.ご飯を食べた時
猫の食べたお皿を見ると、よだれがあることもあります。ご飯を食べながらよだれが出てしまったのでしょう。必死に食べたり、勢い余って食べたり、急いで食べようとするあまりに出てしまうのでしょう。
猫がよだれを垂らす原因
唾液の分泌が増える
緊張やストレス、空腹時などに、唾液の分泌が活発になります。唾液の分泌は耳の下、下顎、舌にある腺から行われます。この唾液腺の活動は、食べ物の匂いや、食べ物、異物などの粘膜の刺激により活発になるそうです。
唾液の分泌が大量になると、口から溢れてよだれが出てしまいます。また、唾液の分泌量が普通でも、口から流れてしまうパターンもあるそうです。
刺激物を食べた
猫が刺激になる物を食べたり飲んだりした場合に、よだれを垂らす事もあります。猫に危険な食べ物や化学物質、薬などを口に含むと、苦味や刺激を和らげようと唾液の分泌が増えます。猫は基本的に唾液が少ないので、水分の少ない固形物を飲み込むのが苦手。喉に詰まったり、食道にはりつくと、違和感を感じてよだれを多くだそうとするようです。
口腔内トラブル
猫の口の中に異常があると、よだれも増えます。口腔内に多いのは、歯周病、口内炎、腫瘍、唾液腺疾患などが上げられます。歯周病や口内炎などの病気が原因の場合、口内の炎症や腫れが見られるほか、よだれが臭くなるという症状もあります。口の中のトラブルに気づかないで放置していると、唾液が異常分泌したり、出血、食欲不振、体重減少などの症状がでることも。
また、食道の炎症により食べても嘔吐したり、食べると痛い、飲み込めないなどの症状がでて、よだれを垂らす原因として考えることもできます。
熱中症
暑い季節になると、猫の熱中症には注意しないと行けません。気温の高い場所に長時間いることや、直射日光を浴びることで熱中症にかかってしまいます。体温調整や水分補給をしないのもいけません。熱中症になると呼吸が荒くなり、よだれをたくさん垂らす症状が見られます。よだれを垂らしたときには、呼吸がいつもと同じかどうかをチェックしてあげてください。
まとめ
猫がよだれを垂らすことについて紹介しました。猫は基本、よだれがあまり出ないそうです。しかしストレスなどの原因により、よだれを垂らすこともあるのでしょう。
猫がよだれを垂らしている場合には病気の可能性もあるので、他の症状も見る必要があります。口臭や唾液のにおい、誤飲、吐き気、食欲、痙攣、くしゃみや咳などを確認しましょう。普通よだれが少ない猫なので多く見られた場合は、何かしらの病気や異常がある可能性を考えなければいけないかも知れません。