ケージ留守番のメリット
猫をケージで留守番させると、こんなメリットがあります。
安全!
ケージで留守番させると、猫の安全を確保できます。もちろんケージ内に危険な物を置いておくと安全とは言えませんが、猫に危険のない状態に整えておくと、かなり安全に留守番をさせることができます。
特に子猫は、留守番時にフリーにしておくと、何をしでかすか分かりません。好奇心が強いのでどこか隙間に入り込み出てこられなくなる、高いところに登って落ちる、何かに引っかかるなど、危険が盛りだくさんです。
ある程度大きくなるまでは、子猫はケージに入れて留守番させた方が、安全でしょう。
脱走、いたずら防止になる
飼い主さんがいないスキに、猫が脱走、いたずらをする可能性があります。脱走、いたずら癖のある猫は、ケージにいて貰った方が、安全かもしれません。
ただ、今までフリーで留守番していた猫を、突然ケージに入れるとなると、かなり抵抗するでしょう。ストレスになってしまうのも良くありませんので、猫が脱走、いたずらできない状態に室内を整えておくことも、大切です。
猫が安心する
いざと言う時の隠れ場所があると、猫は安心します。それがケージの中の場合、留守番時に猫を入れても、安心して過ごすことができるでしょう。
家に迎えたばかりの猫、ケージの外の環境に慣れていない猫などは逆に、ケージの中にいた方が安心かもしれません。ケージの中の方が落ち着くよ、と言う猫の場合は、ケージでお留守番させてあげましょう。
ケージ留守番のデメリット
ケージに入れて留守番させると、こんなデメリットが…
ストレスになるかも…
ケージに入れると当たり前ですが、猫が行動できる範囲はケージ中だけになってしまいます。短時間ならば平気かもしれませんが、留守番が長時間に及ぶと、猫のストレスになる可能性があります。猫の性格にもよりますが、あまり長時間、猫をケージに入れての留守番は、させない方が良いでしょう。
災害時に逃げられない
猫がケージで留守番をしている時、もし火事が起きたら、もし大きな地震が起きたら…!猫は逃げることができません。ケージに入っていなければ、安全な場所に逃げられたかもしれないのに、ケージに入っていたばかりに逃げられず、命を落とす…こんな可能性も、ゼロではありません。
温度調節ができない可能性も
猫は自分が快適に過ごせる場所を探す名人です。その時その時で1番快適な場所を、本能的に探し出します。ですが、ケージ内ではそれができません。
寒くてもケージの外に出て、日当たりの良い場所に行くことはできませんし、逆に暑くても、風通しの良い場所に、たどり着くことはできません。
猫がケージ内でも快適に過ごせるよう、飼い主さんが工夫する必要があります。冬は暖かいベッドを用意したり、夏はひんやりマットを用意したりして、温度調節できるようにしてあげましょう。
フリー留守番のメリット
フリーな状態で留守番させるのには、こんなメリットがあります。
猫が自由に動ける
フリーな状態で留守番させると、猫は自由に家の中を動き回ることができ、ストレスなく過ごせるでしょう。好きな時に好きな場所で昼寝し、好きな時に遊び、ご飯を食べ、自由気ままに過ごせます。マイペースな猫の性質に1番適した、留守番方法と言えるでしょう。
温度調節が自分でできる
自由に動き回れると言うことは、温度調節が自分でできると言うことです。寒ければ少しでも暖かい場所に移動して過ごせますし、暑ければ風通しの良い涼しい場所を、見つけることができるでしょう。自分にとって快適な場所を猫自身が見つけ、ストレスを感じずに留守番を楽しむことができます。
フリー留守番のデメリット
猫をフリーな状態で留守番させると、こんなデメリットが…
思わぬ事故に遭う可能性
安全と思える家の中も、実は危険がいっぱいです。例えば、お風呂で溺れる、ドアに挟まる、隙間に入り込んで出られなくなるなど、家の中で事故に遭う猫は、後を絶ちません。
飼い主さんがいる時なら、救い出せた猫も、留守番中となると誰も助けられません。猫が不幸な目に合わないよう、限りなく危険を排除して、猫が安全に留守番できるような環境を整えてあげてください。
イタズラが…
帰宅すると必ず、猫が何かをしでかしている。そんな飼い主さんも。猫がいたずらする時に、危険なものを口にすることのないよう、気をつけてあげてください。
猫にとって危険だと思われるものは、猫が開けられない場所にしっかり、しまっておきましょう。意外にも戸棚の扉を開けてしまう猫もいますので、その場合は鍵やストッパーをつけるなどして、猫が開けられないようにしておきましょう。
まとめ
ケージに入れて留守番できる猫は、正直限られているでしょう。生まれた時からケージで留守番していて、それが習慣となっているような猫でしたら、問題ないかもしれません。
ですが猫はある程度の年齢になると、ケージを嫌う場合が多いです。猫の状況や性格に合わせて、ケージ留守番かフリー留守番かを決めてあげると良いでしょう。