猫のやりがちなジェスチャー
猫は言葉を話すことはできませんよね。言葉が話せないからこそ飼い主さんは「猫の気持ち」を考えるもの。飼い主さんから猫の動きや素振りを見ていると「それはジェスチャーなの?」と言いたくなるようなことをしてくることがあります。
ここでは、そんなよくある猫のジェスチャーについてご紹介させていただきます。
1.手でトントン
猫って前足を器用に使って、飼い主さんの肩や足をトントンと優しくタッチしてくることがあります。
寝ているときに「ねぇねぇ」と肩をタッチしてきたりすると「お布団に入れてちょうだいという意味かな?」というジェスチャーに受け取れたり、キッチンで同じような行動をしてくると「おやつをちょうだいという意味かな?」など様々な気持ちをジェスチャーとして受け取っていることでしょう。
飼い主さんに優しくタッチをして呼びかけてくるということは、いずれにしても「何か欲求がある」というサインでしょうから満たしてあげなくてはいけませんね。
2.空中フミフミ
猫は甘えたいときや眠たくなったときなど前足をフミフミとすることがありますよね。時にはゴロにゃんこをしながら、空中に手を浮かせた状態でフミフミをすることもあります。
そのように空中でフミフミとしている様子を見ていると段々と「ご主人さんもおいでよと手招きをされているようなジェスチャーに見受けられてしまいます。
本当にそのような意味かどうかは分かりませんが、一緒に寝転んでスキンシップをとってあげると猫も癒やされてくれるでしょう。
3.扉に伸びをする
猫って爪とぎ以外の家具などに、伸びをして爪とぎをしてしまうこともありますよね。
「いたずら」だと受け取ってしまうこともあるかもしれませんが、猫が閉まっている扉に伸びをして爪とぎをするようなことがあると「ここを開けて」と言っているようなジェスチャーに受け取れることもあるでしょう。
猫は行動範囲が広い動物ですから、もし開けてほしそうにしている場合には開放してあげると満足してくれるかもしれませんね。
4.おもちゃをくわえて持ってくる
猫はやんちゃで好奇心旺盛。猫によっては飼い主さんの目の前に、おもちゃをくわえて持ってくるコもいます。
猫は子猫に獲物を与えたり獲物の狩りの仕方を教えたりする習性があるので、その一環で獲物に見立てたおもちゃを持ってきているようです。
でも「一緒に遊ぼうよ」と誘っているようなジェスチャーにも見えますよね。犬は遊びたいときにこのような行動をするようですが、猫ももしかすると一緒なのかもしれません。
5.トイレの周りをグルグル
様々な行動をしてくれる猫ですが、たまにトイレの周りをグルグルしていることありませんか?
これはトイレをする場所を探しているという可能性もありますが、もしかすると「トイレをキレイにして!おしっこをする場所がない!」「トイレの砂が少ないよ~どこでしよう...」とあまりよくない意味でのジェスチャーである可能性もあります。
もしこのような行動をしているときにはトイレが清潔かどうかを確かめてみるようにしてみてくださいね。
まとめ
猫の行動や仕草を毎日見ていると飼い主さんが「こう思ってるのかな」と思うようなジェスチャーが日常でたくさんありますよね。
毎日の猫の行動を「猫目線」で飼い主さんが考えてみると、猫の気持ちもいままで以上に理解しやすくなるかもしれませんね。