猫が凶暴な性格になる原因
自己防衛によるもの
猫は恐怖心や不安感を持つと、性格が凶暴になってしまう事があります。生活する中で、びっくりする事や緊張が耐えないような場合、自分を守る為に攻撃的になると言った、自己防衛が働いてしまうのです。
環境の変化
生活環境が変わると、猫が凶暴な性格になってしまう事もあります。家族が増える、引越しや留守が増える、知らない人の出入りなどが理由で、性格が急に攻撃的になると言ったケースも見られます。
嫉妬や独占欲
猫の性格が凶暴になるのは、愛情が減ったと感じてしまうからです。他のペットや家族にとられたと思い、素直に甘えられなくなってしまうのでしょう。自分は愛されていない、自分だけを愛してもらえないと言う嫉妬や独占欲からくる場合もあります。
社会化が身についていない
成長する過程で、社会化期にしっかりと向き合えていなかったのでしょう。子猫の時期は色んな事を吸収して慣れさせる必要がありますが、それが身についていないと、経験不足から凶暴な性格になりやすい事もあります。
遊び足りない
室内の猫はストレスが溜まりやすいのかも知れません。飼い主と遊んでも遊び足りない場合や、運動不足でエネルギーが消費されていないのでしょう。追いかけたり、捕まえたりと言う狩りモードに入れば、飼い主の手や足に飛びつくなど遊び道具になってしまう事もあります。
しつけ不足
猫を甘やかして育てるとワガママな猫になってしまいます。猫は飼い主の事を「何でも言うことを聞いてくれる人」と思うのでしょう。思い通りにならないと、凶暴化したり攻撃的になる癖がつくのです。
体の異変
温厚な性格の猫が急に凶暴化すると、体に異変がある可能性も考えられます。怪我して腫れている、関節を痛めたなど触られると「痛い!」と攻撃的になってしまうのでしょう。
猫の年齢が高齢になるにつれ、様々な病気も出てきますが、ホルモンに異常がでる甲状腺機能亢進症の病気もあります。興奮しやすくなり、突然凶暴になる病気と言われています。
猫が凶暴になるリスク
相手を怪我させる
凶暴な性格になってしまうと、自己防衛をするのが当たり前となってしまいます。自分に近づく相手に対して、噛み付く引っ掻くなどの攻撃をして怪我をさせてしまいます。常に不安やストレスを抱えてしまう性格になってしまうと、飼い主さんや誰に対しても威嚇体勢になってしまうのでしょう。
社会性がつきにくい
猫の社会化期が大切と言われるのは、ここで性格が決まると言えるからなのでしょう。社会化が身についていない猫は不安定な性格になりやすく、どう接して行けば良いのかもわからないのです。相手にバリアを張ってしまうと、凶暴な性格を持ちながら、相手を傷付けてしまう猫になってしまうでしょう。
関係性が崩れてしまう
近い距離で生活をするのに猫が孤独になっていると、ストレスにしかなりません。信頼関係が崩れると言うのは、お互いにデメリットになるのです。猫自身が飼い主さんに不信感を抱くと頼れない、信じる人がいない、となってしまい心を閉ざしてしまいます。信頼関係が崩れると不安や恐怖心も悪化する、信頼関係も立て直せない、となってしまうのてす。
猫が凶暴な性格にならないようにする対処法
ストレスを与えない
猫はストレスが一番の課題なのです。ストレスを与える事をしないければ、猫が凶暴になる事はないと言えるのでしょう。ストレスになる原因を作らない、ストレスをしっかりケアするのが、凶暴な性格から遠ざける対処法になるでしょう。
社会化を身につける
子猫の時にちゃんと社会化を身につけておくのが大切になります。生後3ヶ月までに、様々な体験をさせておくと良いでしょう。社会化を身につけず成猫になった場合でも、時間がかかると思いますが、少しずつ慣らせるようにしていくと不安も軽減されると思います。
猫同士で遊ばせる
猫の突然凶暴な性格には、色んな原因があると言えますが、例えば噛みグセがある場合は直しておかなければいけません。噛みグセがある場合、凶暴になるとより力加減も強くなります。遊びながら飼い主さんが直すと言う方法もありますが、猫同士で遊ばせるのは社会化も身につき、自然と覚えられるのでしょう。
甘やかし過ぎない
飼い主さんと猫の関係をしっかりしておくのも大切です。猫の言いなりになるのではなく、正しい関係性を築くようにしましょう。甘やかし過ぎたり、わがままに育てると、猫が思い通りにならないことがある度に、すぐにイライラしてしまいます。厳しく育てるのではなく、メリハリをつけて甘やかし過ぎないようにしましょう。
まとめ
猫が凶暴な性格になってしまう原因とリスクについてお話していきました。凶暴な性格になる原因は、様々な理由があります。凶暴な性格で生まれてくる猫はいないと思います。凶暴な性格になるのは、環境やしつけであったり、恐怖心を守るための猫なりの自己防衛なのです。
凶暴な性格になってしまうと、修復改善も根気がいると思いますが、穏やかな生活を猫も望んでいると思います。凶暴な性格にならないように飼い主さんの手で守ってあげたいですね。