ペットショップで売れ残った猫のその後
安値で販売される
ペットショップによっては売れ残った猫の販売価格を大幅に値引きして販売します。ペットショップに来店する方は子猫を探していることが多いので、生後2カ月~4カ月頃の子猫がもっとも高額でしょう。
人気のピークの月齢を過ぎても買い手がつかなかった「ある程度成長している猫」は販売価格が安くなっていきます。売れ残った猫を引き取りたい場合、安価なだけでなく「性格が把握しやすい」「抵抗力や免疫力が強い」「お留守番ができる」などのメリットもあるようです。
ペットショップで暮らす
売れ残った猫をそのまま引き取り面倒をみるというペットショップもあり、ショップの看板的な存在となって暮らしていくこともあります。
ブリーダーに返却される
ペットショップとブリーダーさんとの契約の中で、猫を預かる期間が決められているケースがあります。その場合、売れ残ってしまった猫はブリーダーさんのもとに返却されるようです。
基本的に保健所には行かない
2013年に改定された動物愛護法により、売れ残った動物の終生飼養を動物取扱い業者が責任持って確保することと定められました。こういった法の改定にともない、ペットショップで売れ残った猫は、保健所で引き取るというケースはなくなりました。
ペットショップで売れ残った猫の里親になれる?
一部のペットショップでは、ボランティア団体の協力のもとで、売れ残った猫の里親探しを行うことがあります。動物愛護団体の運営している里親募集の情報サイトや、全国各地で開催されている譲渡会など、さまざまな方法で里親探しが行われます。
ペットショップの中には動物愛護団体などを頼らず、知人の紹介などを頼りに独自の方法で里親探しを行うこともあります。
ペットショップによっては売れ残った猫を従業員さんが飼うというケースもあるので、ペットショップに勤務することで里親になるチャンスがあるかもしれません。
ペットショップで売れ残った猫を購入するためには
ペットショップで販売している間は、店頭で購入することができます。しかし、店頭から下げられてしまった猫への対応は、ペットショップによって異なります。
ブリーダーさんとの契約に販売期間がもうけられている場合には、ブリーダーさんに返却されてしまいます。売れ残った猫の購入に迷っているときは、直接ペットショップに問い合わせてみるとよいでしょう。
ペットショップで売れ残った猫たちと暮らす動画
ペットショップの売れ残り?2年間ケージ生活していた猫 ココアの諸事情
ペットショップで売れ残った猫の里親を探している方からの紹介で、2歳のソマリと出会う動画です。もともと17匹の猫が暮らすお宅に、ずっとペットショップのケージの中で暮らしてきた猫ちゃんが、馴染んでいけるのかと不安になります。
ペットショップ側からの配慮としてお試し期間をもうけてもらい、猫ちゃんの新生活がスタートします。ケージの中での暮らししか知らない猫が、家族と打ち解けていく姿に心が温まります。
【メインクーン】売れ残っていた猫~マロの物語
ペットショップで値下げが行われていた猫を家族に迎える動画です。猫は生後9か月のメインクーン。新しい家族のもとで暮らせることになった猫ちゃんをみんなが祝福します。マロと名付けられた猫ちゃんの幸せそうな暮らしぶりを、動画の続編でも楽しむことができます。
まとめ
ペットショップで売れ残った猫への対応はショップの方針によってもかわってきます。気になっている猫ちゃんがいるようでしたら、ショップに相談してみるとよいでしょう。猫ちゃんがお店にいるうちに家族として迎える決心がつけば何よりですが、お店を去った後での再会は困難となるでしょう。
ペットショップで売れ残った猫は里親募集が行われている場合もありますので、里親募集の情報サイトや譲渡会などもチェックしてみてください。売れ残った猫ちゃんが、1日も早く新しい家族に出会えるとよいですね。