こんな行動は猫が警戒しちゃう!
飼い主がこんな行動を取ると、猫は警戒してしまいます。
1.急に近づく
猫に向かって急にバッと近づくと、猫は驚いて警戒します。猫は急激な動きに、恐怖心を感じる生き物だからです。慣れている飼い主であれば、ちょっとビクッとするくらいで済むかもしれませんが、まだ信頼関係がない場合、必要以上に驚かせてしまうでしょう。
猫を故意に驚かせるのは、ストレスになってしまいます。面白がってわざと驚かせるのは、避けてあげましょう。
2.大声を出す
猫は、大きな音が嫌いです。たとえ飼い主の声であっても、突然の大声には警戒してしまうでしょう。喧嘩の声や叱る声、歌を歌っていても驚く猫はいます。下手をすると大きな声に驚いた猫が、攻撃してくる可能性がありますので、ご注意ください。
可愛いことに、喧嘩していると間に入って仲裁したり、叱るのを止めようとする猫もいます。そんな健気な猫に免じて、大声を出すのを止めると、猫も喜ぶでしょう。
3.新しい家具を買う
猫は人見知りをしますが、「物見知り」もします。新しい物が家の中に導入されると、警戒することがあるのです。もちろん、好奇心も強い動物なので、興味を持って近くこともありますが、しばらく警戒して近づかないこともあります。その区別は猫にしか分かりませんが、匂いや感触、形状などかもしれません。
筆者宅の猫は、以前突っ張り型の天井まであるキャットタワーを導入したところ、警戒してしばらく登りませんでした。何日か経ってそのキャットタワーが人畜無害だと分かったら登るようになりましたが、物見知りしているのだなぁ、と思いました。
一方で、ふかふかの寝心地の良さそうな猫ベッドを買って置いてみたところ、すぐに近寄って中に入り、入り心地を確かめていました。キャットタワーと猫ベッドでは、大きさも感触も違いますので比較対象にならないかもしれませんが、この反応の違いは何なのだろう…と不思議に思いました。
4.引越し
猫は自分のいる周辺環境の変化に敏感です。環境が変わるとストレスを感じるので、引越しをしたすぐは、警戒するでしょう。とは言え飼い主の都合によって、どうしても引っ越さなければいけないことはあるでしょう。
なるべく猫がストレスを感じないよう、猫が今まで使っていたベッドやトイレは新調せずにそのまま使う、引越し先に着いたらまずは1部屋だけにいさせて慣れさせる、などの工夫が必要です。順応力も高い猫なので、そのうち新しい家にも慣れ、伸び伸びと遊びだすでしょう。
5.お客さんを呼ぶ
人見知りが多い猫は、来客が来ると大抵警戒します。逃げる猫、隠れて出てこない猫など、様々です。中には例外的に警戒せず、自分から近づく猫もいますが、警戒している猫を無理に来客の前に出すことは、避けてあげましょう。
可愛い猫を来客に見せようと、せっかく隠れているのに引っ張りだされると、猫は警戒どころか恐怖のあまり威嚇するなどして、思わぬ事故に発展することも考えられます。
猫には猫のペースがあり、しばらく隠れて大丈夫だと思ったら、自分から様子を見に出て来ます。それまではそっとしておいてあげましょう。もちろん、来客中はずっと隠れていて、姿を現さない猫もいますので、それはそれで受け止めてあげてください。
6.ヘンな匂い
猫は匂いで様々なことを判断しています。飼い主からヘンな匂いがしていると、警戒する場合も。例えば知らない猫の匂いや犬の匂いなどがしていると、威嚇されてしまうかもしれません。
猫は犬には劣るものの、人以上に鼻が良い動物です。猫カフェなどで浮気をして来た時はバレている、と言います。飼い主が毎日のように知らない猫の匂いをさせて帰って来ると、それだけでもストレスになってしまう可能性があります。十分、気をつけてあげましょう。
7.お腹を触る
お腹は、猫にとっての急所です。触っても平気な猫もいますが、ほとんどの猫がお腹を触ろうとすると警戒します。
猫は構って欲しい時、お腹を出してゴロンと転がることがありますが、これはお腹を触って欲しいのではなく、ただ単に構って欲しい時の仕草です。誤解してお腹を触ろうとすると、嫌がられるでしょう。ですから、頭や頬など、猫が触られて喜ぶ場所を、ナデナデしてあげましょう。
8.水に近づける
水が大丈夫な猫もいるのですが、大抵の猫は、水に濡れるのを苦手とします。必要がないのにお風呂場などに連れて行くと、警戒するでしょう。
でも、自分からお風呂に行くのは、良いみたいです。なぜか、お風呂の床に流れている水を飲むのが、大好きな猫も多いです。ただ、猫に「水に濡れるかも!」という恐怖心を感じさせないよう、ご注意ください。
まとめ
基本的に猫はビビリな動物なので、急激な動きや突然の音などがすると、すぐに警戒してしまいます。猫には平穏な暮らしが、1番なのでしょう。かと言って平穏過ぎても退屈してしまうので、おもちゃで遊ぶなどの適度な刺激は必要です。猫を警戒させない程度の刺激を、与えてあげましょう。