愛犬との暮らしと猫との出会い
犬がいたものの、どうしても猫とも暮らしてみたくなり、保護猫サイトなどを散々探した私が出会ったのは、友人からのラインで「誰か引き取ってくれませんか?」という一言でした。
犬と暮らして7年。大切に育て、元気な犬との暮らしは、規則正しい毎日を送ることになり、とても楽しいものでした。しかし、最近の「猫ブーム」とも呼べる猫が人気なことと、捨てられたり、殺処分になる猫の多さが犬より多いことなどを知ると「なんとか我が家にも猫を引き取れないものか」と思うようになりました。
最初の愛猫『こまち』
保護猫を迎えようと思い立って3年ほど。家族の説得を続け、保護猫サイトをチェックし、実際に幾つかの保護猫譲渡会に参加したこともありました。ところが「先住犬がいます」というと、保護団体から尻込みされてしまうケースが多く、自分の中でも「それでも大丈夫です!育てられます!」と言い切る自信もないまま、月日が流れていきました。
そんなある日友人から「友達が子猫を拾いました。誰か引き取ってもらえませんか?」とのラインが。これは運命!とばかり手をあげました。そして引き取ったのが生後2ヶ月の「こまち」です。
愛犬は猫に興味津津
猫を飼うのが全くの初めて、しかも2ヶ月の子猫。また、先住犬が突然現れた新入りに興味を持たないわけがありません。匂いを嗅ぎたい、触りたい、近づきたいで大興奮!これに対して子猫は怯えてしまい、固まったまま動けません。
最初の1〜2週間は時間を決めて荷物を片付けた安全な部屋に犬と猫と私が入り、お互いに慣れるまで触れ合わせる日々が続きました。当初は犬が猫を傷つけるのではとハラハラしましたが、実際はすばしっこい猫に対して、翻弄される犬という状態に。
気づけば2匹の距離は日に日に縮まり、1時間のふれあいが2時間になり、部屋にこもっていたのがリビングに居られるようになり、どんどん仲良くなってきました。
子猫をもう1匹お迎えしよう
ところが子猫は猫として遊びを欲していました。犬は11キロ、対して猫は800グラム。体格の違いがありすぎて、ストレスの溜まった猫は、人間の手に噛み付くという行動が増えていったのです。
傷だらけになった手を見ながら「これはもう1匹猫を迎えた方が良いのでは?遊び相手を探そう」と思い立ち、犬がいることに好意的だった猫の保護団体からもう1匹の子猫「ゴロー」を引き取ることにしたのです。
2匹目の子猫『ゴロー』
最後に来た「ゴロー」は保護団体の中で集団生活を送ってきた子だったので、猫の遊び方を知っており、こまちともすぐ仲良くなりました。こまちが猫同士の追いかけっこや、グルーミング、噛み付く程度を知ったのもゴローのおかげです。
不思議なことに、猫が2匹になると、今までこまちしか見えておらず、追いかけることしかしなかったコナンが、落ち着きを取り戻したのです。2匹が遊んでくれることで、コナンもゆっくり昼寝ができるようになりました。思い切って猫を2匹にしたのは正解だったと思っています。
犬と猫3匹の関係は良好
保護した当初は800グラムしかなかったこまちも、今では4キロほどになりました。
先日(推定)1歳の誕生日を迎えたばかりです。こまちとゴローはとても仲が良く、喧嘩はしたことがないほどです。犬のコナンとの関係も良好。ベタベタに甘えるわけではなく、程よい距離感でマイペースに仲良くしています。
まとめ
犬と猫が暮らすことは、最初がとても肝心なのだと思いました。また、子猫の順応性の高さにも驚かされました。1匹で保護された猫と、保護団体で集団生活をしてきた猫。2匹の猫を引き取りましたが、もともとの性格もあるのでしょうが、1匹で保護されたこまちは人間に抱っこされたりするのは苦手、ゴローは人が大好きで私の膝の上が昼寝場所です。
別々の場所で生まれた2匹が縁あって我が家にやってきました。そして猫が2匹になったことで、犬1匹猫2匹の絶妙なバランスも出来上がりました。保護猫を迎えて、我が家の賑やかで楽しい毎日がこれからもずっと続いてくれたらいいなと思っています。