猫の命に関わるような危険なもの
お部屋には猫の命に関わるような危険なものが意外にもたくさんあります。猫の安全のためにも飼い主さんが気をつけてあげれるように、ここでは危険なものについて詳しくご紹介します。
1.タマネギなど
タマネギは常温保存もできるので冷蔵庫にしまわずお部屋に保管されている方もいらっしゃるかもしれません。しかしタマネギやネギなどのネギ類に含まれるアリルプロピルジスルファイドという成分は猫の赤血球を破壊し「溶血性貧血」を発症し命に関わってしまいます。
タマネギやネギ、ニンニクやニラなどには特に気をつけるようにしてください。また大丈夫な食べ物だったとしても人間の料理の残り物は味付けが濃く塩分が高い可能性もありますから与えないようにしてくださいね。
2.ぶどうやレーズン
ぶとうは美味しいので「これくらいなら大丈夫かな?」と思ってしまいそうですが、猫にぶどうやレーズンを与えてしまうと命に関わる事もあります。
ぶどうなどを食べさせてしまうと腎機能障害などの重篤な症状を短時間で起こさせてしまうことも。少量であっても命に関わる可能性もありますので絶対に与えないでくださいね。
3.チョコレートやココア
子供から大人までがハマってしまう甘いチョコレートですが、チョコレートやココアに含まれているテオブロミンを猫が食べてしまうと体でその物質を分解することができずに嘔吐や下痢を引き起こしてしまいます。誤食してしまった量が多ければ体内で分解できずに命に関わってしまいますので、机に置いたままにしてしまったり欠片や粉末を落とさないように気をつけてください。
4.ボタンや電池などの小物
赤ちゃんがいる家庭でも口に入りやすい形のものや電池などは特に危険だと言われているので気をつけることかと思いますが、猫も同様でボタンや電池などの小物は片付けておくようにしなくてはいけません。猫はお部屋にある人間の予想しないものをおもちゃにして遊んでしまうことがあります。しかし、遊んでいるうちに口に入ってしまい猫にとっては命に関わる可能性もあります。危険なものや遊びそうなものはしまいこんで遊べないように対策しておきましょう。
5.コードなどのコンセント類
コードなどの線は猫にとって大好きなおもちゃです。しかし、飼い主さんがいない間に線が刺さっているコードで遊んで噛んだりしてしまうと火災になってしまうことも。猫の命はもちろん、大惨事になってしまいますからコンセント類はしまいこんだりカバーをするなど遊ばせないように対策しておきましょう。
6.薬品
猫にとって人間の薬品は悪影響を及ぼしてしまうことがあります。特に猫の命に関わるこは鎮痛剤や解熱剤に含まれている「アセトアミノフェン」です。頭痛がするときなどにもよく服用するものですが、この成分は猫の赤血球を溶かしてしまいますのでもし誤飲をしてしまうと命に関わります。たった1粒でも十分に危険なものですから、猫が触れないところへ保管するようにしてください。
7.サプリメント
猫にとって人間のサプリメントも良くありません。特に命に関わるのがダイエット用のサプリメントとしてありふれた場所にある「αリポ酸」。このαリポ酸は猫が食べてしまうと肝不全になって亡くなってしまいます。匂いからもどうしても猫が食べてしまいやすいものなので、絶対に猫の触れるような場所に保管しないでくださいね。
8.植物
猫は猫草などの植物が大好きですよね。胃を刺激して毛玉を吐きやすくするなど猫の本能があるのでお部屋に植物があるとどうしても興味を持ってしまうものです。しかし、植物の中には猫の命に関わってしまうものがあります。特に危険だと言われているのが「ユリ」で、ユリは花や球根などでも毒だと言われています。口にしてしまうだけで腎不全になり、命を落としてしまいますから自宅には置かないようにしてください。
9.ゴキブリ駆除剤
ゴキブリの駆除剤は様々な種類がありますが、ホウ酸団子など床に置いておくようなものだと猫が遊んでしまうともあります。そらでもし誤食をしてしまうと毒性が強いことから使われている薬剤によっては少量でも命に関わってしまうとがあります。できれば猫がいる場合には駆除剤は置かないようにし使用をするときにはペットに安全なものなど種類を読み、注意書きをよく読んでから使用してください。
まとめ
猫を飼っていると「自宅の中だから大丈夫」と勘違いしてしまいがちですが、お部屋にも猫にとって危険なものがたくさんあります。食べ物や植物、薬品、猫が遊んでしまいそう小物などのものには特に気をつけてくださいね。