猫を迎えることになったら何を用意した良いの?
ある日猫さんを保護した、譲渡会で里親決定した等、運命の赤い糸は突然なことも少なくありませんので、短時間の中でバタバタと用意すると思わぬ散財になることも。
そこで、これから猫さんの受け入れ準備を進めていかれる皆様に少しでもお役に立てるような情報をお届けできればと思います。
猫を飼い始める時に必要な基本的なもの
まずは基本グッズを揃えましょう。
食器(水用とフード用)
ステンレス製、プラスチック、陶器があります。プラスチックは衛生面であまりおすすめできないそうです。ステンレス製は猫の顔が映るのが気になる猫だと水を飲まなくなったりすることも。
キャットフード
子猫用のキャットフードの中から添加物なし&グレインフリーのものがオススメです。健康面を優先するとキャットフードのコストがかかることも。
寝床
最初は猫用ベットでなくてもOKです。ケージの中に小さいダンボールや籠など左右や天井が囲われている狭い場所を用意してあげると猫さんも落ち着けます。
ケージ(できれば二段以上)
トイレやベットを入れると手狭になりますので二段以上のタイプがオススメです。できればトイレのフロアと食事のフロアを分けた方が良いそうです。猫さんもトイレのにおいがする脇でお食事するのはあまり気分が上がりませんよね。
トイレ、トイレの砂
最近はシステムトイレという便利なものがありトイレの砂もいろいろな素材で粒の大きさもさまざまです。子猫を迎える場合は子猫用にトイレのサイズにすると出入りがラクです。
キャリーバッグ
すぐに使わなそうな気がしますが、震災で避難するとか迎えて早々体調不良で通院等あり得ますので必要です。価格帯もいろいろ。
爪とぎ
爪とぎのしつけは最初が肝心ですので、安い爪とぎで構いませんので何か所か設置しておきましょう。飼い始めてから猫の爪とぎの好みに合わせグレードアップさせてあげるのも良いと思います。
愛猫(当時2か月半)のために用意して重宝したもの
すぐに重宝したもの
二段用ケージ
迎えた当初はまだ呼んでも出てきませんし、怖がってテレビの裏側や家具と壁の隙間に入って行ったりどこに行ったかわからなります。目が届かない時は一旦ケージに入れることができて本当に良かったです。
我が家の場合は家族が集まるリビングにケージを設置して目が届いている時は扉を解放したままにすることで閉じ込められる嫌な場所ではないと認識してもらうことにしました。餌とトイレもケージの中に設置して出たり入ったり自由に行動させながら、だんだん行動範囲をリビング以外の部屋へと広げていきました。
猫パンチ&棚板付きミニタワーS
あら、かわいいおもちゃ、とあまり深く考えずに購入したのですが、思わぬ役に立ちました。
子猫は二段ケージの二階に飛び乗るのが大変です。スパイダーマンのようによじ登りますが、この猫パンチ&棚板付きミニタワーSを踏み台にして上り下りするとあらラクチン♪子猫はじゃれるのが大好きですからこのおもちゃでじゃれて遊んだり、爪とぎをしたり。
子猫時代は、踏み台として、おもちゃとして、爪とぎとして、フルに役立ちました。
ダンボールハウス爪とぎ
安い爪とぎも数か所設置していましたが、お試し購入しましたダンボールハウスの爪とぎ。爪とぎのカスが周囲に散らばることがないのでお部屋が汚れません。迎えた当初は緊張気味ですので身を隠す場所にもなります。
キャリーバッグ
念のため買っておこうと思ったら、迎えて3日位で風邪気味で通院することになり、早速必要に!!
猫が簡単に開けられない構造、丈夫なことを重視して購入しました。普段から部屋の片隅に置いて置き、出たり入ったりして遊ばせて、通院ストレスを少しでも和らげるようにしてみました。
避妊手術の通院時の他、別件で2週間に一回(その後1か月に一回)通院することになったので、大活躍でした。当初、とりあえず安いものを一つ用意すればよいかと一瞬思いましたが、もう少し上の価格帯のもので、購入しておいてよかったと思います。
使い勝手も良く脱走の心配もない構造で一生使えそうです。
ニャンとも清潔トイレ子猫用スタートセット
リビングにケージを設置しそこにトイレも置いて様子を観察できるようにしたい反面、においが大丈夫なのかと少々憂鬱でしたが、現代は優れものがあるのですね!
このニャンとも清潔トイレ子猫用の一式で、うんちもおしっこの匂いも問題ありませんでした。2層構造のトイレ本体、シート、チップがセットで付属のチップは尿で固まらないので、取り除く手間がありません。
シートは1週間分の尿とニオイを吸収しアンモニア臭の発生もカットするとのことです。我が家はこの上にペットシートを敷いて、2日に一回は交換しています。トイレの大きさは入口が7.5cm、子猫の出入りがしやすいようよく考えて作られています。
4か月以降に重宝したもの
愛猫は2か月半の時に迎え入れましたが、その後の成長と共に役立ったグッズをご紹介させて頂きます。
キャットタワー
子猫も半年前後はかなり活発になりいたずらも激しくなります。完全室内飼いの運動不足解消にはキャットタワーの上下運動がもってこいです。
4か月を過ぎる頃にはケージの寝床は卒業し、キャットタワーのおうちの中を寝床に決めたようでしたので、運動と寝床の一石二鳥で一時期は大変重宝致しました。
二段ケージ
半年を過ぎて利用頻度は少なくなりましたが避妊手術後に安静にしなければならない時はケージが大活躍でした。入院時やペットホテルもケージの中ですし、日ごろから慣らしておくことでいざという時のストレス軽減にもなりますね。
猫のために買ったけど不要になったグッズ
月日の流れと共に不要になるものが出てきました。
成長と共に卒業
猫パンチ&棚板付きミニタワーS
当初は大変重宝しましたが、半年頃には不要となりました。
ニャンとも清潔トイレ子猫用
身体の成長と共に手狭になってきて、用を足した後の砂かけ作業がやりにくそうになったので卒業、半年頃に同シリーズの大人用を買い足しました。
ほとんど使わないけれどキープ
二段ケージ
避妊手術後はほとんど不要です。万が一の震災の際役立つと聞いたことがありますので、そのままにしてあります。
キャットタワー
飽きてしまったのかほとんど登らなくなりました。標準的な価格帯で購入しましたが、使わなくなる可能性があれば高級品購入は勇気がいりますね。キャットタワー大好きな猫さんには購入し甲斐がありますが。
まとめ
猫を迎える準備の初期費用は結構かかり大変ですよね。これから愛猫との幸せな暮らしが始まるかと思うと、あれもこれもおもちゃも、いろいろと揃えてあげたくなりますが、これは思わぬ散財ケースに陥るパターンですので注意が必要です。
特に子猫の場合は、現時点で役立つ、少し先に役立つ、いずれ使わなくなる物があることを想定して、お金のかけどころや節約しても良いものを見極められると良いですね。
長く使うものは少し良いものを、一時的に使う物はそれなりの価格帯で、また、ケージやタワーは安全性優先ですし、キャリーバックは簡単に脱走できない作りかどうか等、最安値かどうかよりも大切にしなければならないチェックポイントもあります。
まずは商品をよく研究することから始めましょう。賢くお買い物して愛猫の為に最適なグッズを用意してあげたいですね。