離乳前の子猫たちの保護
保護センターにまだ離乳時期ではない子猫たちが収容されました。子猫たちだけで、親猫は一緒に収容されませんでした。まだまだ親の母乳が必要な子猫たちです。
保護センターでは、数時間おきにミルクを与えていましたが、なかなか夜のお世話ができないので、ボランティア団体が引き取ったのです。それから3時間おきくらいのミルクを飲ませてもらっていました。体重も少しずつ増えてきて、そろそろ少しずつ離乳食を始めてもいい時期になってきました。
ミルクを与える時間も3時間おきではなく、少し間隔が空くようになりました。それに伴って夜にミルクを与えなくてよくなっていったのです。
それと同時に、ドライをふやかした離乳食を少しずづ与えるようになりました。これからは、少しずつ離乳食を増やしていって、徐々にミルクを減らしていき、最終的にドライフードに切り替える時期に我が家にやって来たのです。
離乳時期の子猫はいろいろ大変
2匹同時に預かったので、まずは、ケージの中の工夫をしました。
まだ、トイレは使っていないので、ペットシートを全面に敷き詰めました。体重も300gに満たないくらいの子猫たちですので、猫ベッドは一つだけ置きました。
一緒に寝てくれるのか気になっていましたが、大丈夫でした。ふやかしたドライフードとミルクを与えていたのですが、やはりまだまだミルクの方がいいようで、離乳食はあまり食べなかったのです。
あまりミルクを与えすぎると離乳ができないので、ミルクは計量してそれ以上は与えないようにしました。それから、排尿排便はシートの上にさせていたので、固い便の時はいいのですが、軟便の時はあちらこちらに散らばるので、シートをすべて交換しないといけないのが、億劫でした。
子猫達のお世話はまるでわが子の育児のよう
離乳時期の子猫を預かるのは、初めての事でしたので、何かと試行錯誤の毎日でした。日中はなかなか目が離せずにいました。子猫たちの行動がまだよく理解できていないので、時間があるときはじっと様子を眺めていたのです。
そんな中毎日ご飯の前後に体重を計るのですが、少しづつ増えていっているのがとてもうれしかったです。排尿排便をする場所もシートの決まった所にするようになっていきました。
まだまだ、ミルクの方が大好きですが、ドライフードにほんの少しミルクを混ぜると、食いつきがよくなっていきました。日中は2匹でケージの中を走り回ってよく遊ぶようになり、寝る時はベッドの中にこれも一緒に寝ていました。
少しずつ成長していく姿を見ていられることに、とても充実感がありました。
成長していく子猫たち
最初は、ほとんどミルクしか飲みませんでしたが、少しずつふやかしたドライフードに移行していきました。ある時から、一切ミルクは与えずにふやかしたドライフードだけにしていていたのです。
数日間はミルクを欲しそうにしていましたが、もらえないと分かったようで、あきらめてドライフードだけを食べるようになっていきました。
そろそろトイレも使えるだろうと置いてみると、2匹とも失敗せずに、上手に使っています。体重も増えだして、かわいい子猫に成長していきました。
まとめ
離乳前の子猫を育てるのは、なかなか難しいと思います。まだまだ母猫が必要な時期の子猫ですから。生後数週間の子猫はミルクを与える間隔が短く、夜中も起きて与えなくてはいけません。
大変な事ですが、そんな時期を経て少しずつ成長していく姿を見られることは、とても素晴らしい事だと思います。
最近は保護センターで離乳前の子猫を家庭で数週間育ててもらうミルクボランティアの制度があるところがあります。育てるのが大変な分、得るものは大きいと思います。