猫が尻込みしてしまうこと
猫が何かを見たときに、フリーズしてしまうことがあります。「まさか!?」と強ばった表情でためらってしまうことを見ていきましょう。
1 ご飯を食べるのをためらう
ご飯が変わったり、食器が変わったりすると猫はためらいます。同じ物を同じ環境で食べたがる習性から、少しでも変わると「食べても大丈夫?」「いつもと違うな」と一瞬ためらいます。受け入れてもらえないときは、その場から離れてしまい食べないこともあるでしょう。
2 ジャンプをためらう
高い所に目線をやり、飛べる体勢をとっていても尻込みしてしまったようです。きっと猫は、飛ぶ前に色んなことを妄想しているのでしょう。
「届くだろうか?」「邪魔されないだろうか?」などと考え集中しようとしますが、失敗を恐れてしまうとためらってしまうようです。
3 近づくのをためらう
視線の先に、大きなものがあるときや黒い物体があるときに、毛を逆立てフリーズします。猫は自分よりも大きな黒い物に「危険!」を感じてしまうのです。
先に行きたいのにどうしても一歩が踏み出せずにいます。猫は知らない人や物を見ると、ためらい近づくのをやめてしまいます。
4 触るのをためらう
猫がためらったときに、触ろうとしてフリーズしてしまいます。「ぜんぜん怖くないにゃ!」と手を出していますが手をあげたままためらっているようです。
急に動くような物や、動きの読めない物に挑戦しようとしますが、どうもためらってしまうようです。
5 遊ぶのをためらう
一匹の猫と遊んでいると、もう一匹の猫が割り込んできました。すると遊んでいた方の猫は、その猫の激しい動きにフリーズしてしまいます。
「何だこいつ!?」と言う表情をしながら参加するのをためらってしまったようです。自分との動きの違いを見せつけられ、躊躇してしまったのでしょう。
6 トイレをするのをためらう
トイレをしようとした猫が、トイレの中でためらっています。「汚いなぁ」「臭いなぁ」と座ろうとせずに、トイレをじっと見つめ止まります。
やろうかどうか悩んだ挙げ句、仕方なく排泄して急いで出てきました。仕方なく排泄したのは、何度足を運んでも汚いトイレに変わりがなかったので、諦めたのでしょう。
7 キャリーケースにためらう
飼い主さんがキャリーケースを出してくると、猫はフリーズします。「まさか入れられるの!?」と一歩ずつ後ろにさがっていきます。
キャリーケースに入らずにすんだのですが、猫はキャリーケースをしまうまでは、ためらいが隠せません。キャリーケースは、自分が入る所と認識しているようですね。
8 寝る場所にためらう
猫は一人で寝るのが寂しいときは、飼い主や猫のそばにいきます。しかし、猫は「一緒に寝よう」と言えずにためらっています。
相手に優劣があるのが、猫をためらわしているのでしょう。「怒られるかも」「怖いな」「仲良く寝たいな」などと、ビクビクしながらそっと近づけるチャンスを窺っているのでしょう。
まとめ
猫がためらっちゃうことについていくつか紹介しました。猫がためらうのは、怖い、危険、失敗、拒否などの理由からきているようですね。人間でも、びっくりすると動きが止まったり、尻込みしたりしてしまいます。
人間よりも、どこか臆病で警戒心が強いのが、猫をためらわしているのでしょう。猫がためらっているような場面に遭遇したら、猫がどうするかを決めるまで見守ってあげましょう。
フリーズして逃げる猫もいますし、負けず嫌いの猫は、挑戦しようと頑張ると思います。色んな性格の猫が、ためらっちゃったときにどう行動するのかと言うのも、観察してみると面白いかも知れませんね。