猫にとって安全な花
猫にとって、全ての花が危険というわけではありません。
以下に挙げる花は安全だといわれています。
- バラ
- ホウセンカ
- 胡蝶蘭
- ガーベラ
- キンレンカ(食べ過ぎには注意)
レベル★★★死亡する事も!?猫にとって非常に危険な花3つ
ここで挙げる花は猫にとって非常に危険な花です。
家庭に持ち込む際は、猫が入らない部屋で管理するようにしましょう。
1.ユリ
ユリは少量でも食べてしまったり、花粉を吸い込んだり、花瓶の水を飲んでしまっただけでも命に関わるほど危険な花です。ユリを摂取してしまうと以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気消失
- 脱水症状
- 腎不全
- 皮膚炎
- 心臓麻痺など
2.ヒヤシンス
ヒヤシンスは花粉を吸い込んだり、少量食べたりしただけで命に関わる危険な花です。
以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気消失
- 脱水症状
- 腎不全
- 皮膚炎
- 心臓麻痺など
3.チューリップ
チューリップも上に挙げた花同様に、花粉を吸い込んだり少量食べたりしただけで、命に関わる危険な花です。以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 元気消失
- 脱水症状
- 腎不全
- 皮膚炎
- 心臓麻痺など
以上3つの花が非常に危険な花です。
どれも身近な花で、家庭にもよく持ち込まれる花だと思います。
これらの花を猫が食べてしまった場合、有効な治療法はありません。
また、食べなくても命に関わるほど危険なため、猫がいるとわかっている家庭への贈物には不向きだと認識しておいた方が良いかもしれません。
レベル★★猫に危険な花
次に挙げる5つの花は、先ほどの花ほど危険ではありませんが、十分に気をつけたい花です。
1.カスミソウ
カスミソウは花束では定番の花ですが、猫にとって危険な花です。
猫が食べてしまうと以下のような症状が現れます。好んで食べる猫も多いため要注意です。
- 嘔吐
- 下痢
- 皮膚炎など
2.ポインセチア
ポインセチアといえばクリスマスの代表的な花ですね。
色合いも美しいためクリスマスの時期に買われる方も多いかもしれませんが、猫にとっては危険な花。
猫が食べてしまうと以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 皮膚炎など
3.シクラメン
猫にとって危険な花3つ目はシクラメン。シクラメンもよく知られている有名な花ですね。
カラーバリエーションが豊富で家庭によく馴染む花だと思います。
またフラワーギフトとしても人気が高い花なので要注意。
猫が食べてしまうと以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 胃腸炎
- 皮膚炎など
4.ツツジ
ツツジは家庭だけではなく、公園や道路の植え込みでもよく目にする花ですが、猫にとって危険な花なので外でも注意が必要です。猫が食べてしまうと以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 視力低下
- 筋力低下
- 不整脈
- 昏睡など
5.アジサイ
カラーバリエーションが豊富で初夏を美しく彩る身近な花ですが、猫にとって危険な花です。
庭で栽培している家庭もあるため、こちらも気をつけたい花です。
猫が食べてしまうと以下のような症状が現れます。
- 嘔吐
- 下痢
- 呼吸麻痺
- 痙攣(けいれん)
- 昏睡など
ユリやチューリップほどの危険性はなくても、猫が食べてしまうと害があることには変わりありません。花に興味を示す猫がいる家庭では、取扱いに十分気をつけてください。
万が一危険な花を食べてしまった場合
猫が万が一危険な花を食べてしまった場合や、接触してしまった場合は、速やかに動物病院を受診してください。
たとえ症状が出ていなくても、摂取量が少量であっても自己判断はせず、まずは、かかりつけの動物病院に相談するようにしてください。
処置が早ければ早いほど命が助かる可能性は高くなります。
まとめ
部屋の雰囲気を明るくするために飾った花が原因で、愛猫を失ってしまうという悲劇ほど悲しいものはないでしょう。
また、猫がいる家庭にプレゼントした花で猫に危険が及んでしまったら、とても気まずくなってしまいます。
これから卒業や入学シーズンで贈物を考えている方もいらっしゃると思います。
花はお互いに気を遣うことなく贈れるプレゼントではありますが、猫がいる家庭では危険な花でないかの配慮が必要です。
猫にとって害がないか確認してから、プレゼントするように気をつけてください。