犬っぽさのある猫の行動
1 呼ぶと走ってくる
猫の名前を呼ぶと、嬉しそうに駆け寄ってくるのは犬っぽいです。猫ならば、名前を呼んでも「ん?」とチラ見する程度で終わりそうですが、飼い主さんの所まで走ってくるのです。飼い主さんに忠実な猫は、犬らしさがありそうです。
2 遊ぶのが好き
飼い主さんと遊ぶのが好きな猫は、犬っぽさを感じます。好きなおもちゃと飼い主さんがワンセットになってしまうのです。一人だとつまらないのでしょうか?「飼い主さんと遊びたい」と要求してくるところが、犬よりに感じてしまいます。
3 帰宅を待ちわびている
玄関で「おかえり」と待っていてくれます。飼い主さんの帰りをどれだけ待ちわびていたの?と言うくらい嬉しそうです。よく見ると、猫の尻尾が犬のように「フリフリ」しているようにも見えちゃいます。
4 飼い主を意識している
飼い主さんが動くところについてまわる行動は、犬らしさを感じますよね。飼い主さんの前を歩く、後ろをついてくるなどの動きは、飼い主さんを意識しての行動でしょう。飼い主さんの行動を先読みしたり、顔色を窺ったりなど常に意識している猫もいます。
5 人間が好き
知らない人にもフレンドリーな猫は、犬っぽさを感じます。どちらかと言うと、猫は知らないものに強く警戒心をもっています。しかし、初対面の人にも関わらず、何の警戒心もなく近寄っていけるのは、純粋に人間が好きなのでしょう。
6 しつけの効果が見られる
まさか、猫に芸ができると思わないですよね。でも、猫も犬のようにしつければ、芸のひとつやふたつできるようです。凄いとしか言いようがありません。猫はやらないだけで、やろうと思えば賢い生き物なのです。
猫が犬化してきた原因
去勢、避妊手術が増加
人間をリーダーと従う犬とは反対に、猫は人間を立場が同じ仲間として見ています。そんな正反対な生き方をしているのに、なぜか猫も犬化してきているのです。その原因のひとつが、室内飼いの猫が増えてきているからと言われています。猫は、自由に交配して繁殖をする野生の血をもっています。
しかし、飼い主がいる猫の環境は自由に外に出ることもなくなり、繁殖の管理もされています。去勢手術をすると猫の繁殖もコントロールされ、飼い主からすると扱いやすく変化するからなのでしょう。猫は、子孫を残す本能が薄れていくと、人間に愛情を求めてしまうのかも知れません。
人間の愛情の深さ
猫と犬では、人間と暮らしてきた年数も差があります。犬の方が猫よりも長い歴史があるようです。犬が賢いと言われる理由には、生活するのに良きパートナーになってくれるからのです。一方猫は、自由気ままで都合良いときだけ寄ってくるところが目についてしまうのでしょう。
それでも人間から愛されるのは、人間の愛情が伝わっているのが行動として現れているからなのでしょう。猫に愛情を与えると、甘えてきたり、寄り添ってきてくれたりする行動をしてくれます。猫が猫らしくないと言われてしまうのは、人間が猫に影響を与えた結果なのではないでしょうか?
猫は頭脳派
猫に「しつけができない」と決めつけている人もいますが、猫にしつけは可能だそうです。猫は隠れた才能を発揮する生き物です。しつけのやり方は犬も猫も同じです。
犬にしつけをするときと同じように、褒めてあげる、ご褒美をあげると言う作戦で、根気よくやり続けるとできるのです。猫の芸に対する姿勢が違うだけで「楽しい」と思えば能力を発揮する一面があるようです。犬と違うのは、プラスになることに率先する頭脳派な所があるのでしょう。
まとめ
猫なのに、犬っぽさを感じることについて紹介しました。確かに人間と生活する猫は、猫らしさが薄れてきているように思います。犬のように人懐っこい所や、忠実な所が目に見えてしまいます。もちろん、犬っぽい性格も備わっている猫もいると思います。
しかし、猫も犬化しつつあると言われてきているのは、人間が猫の環境を変えてきているからなのでしょう。猫も人間に守られ、愛情をもらって協調性を身につけてきたのだと思います。