猫の味覚ってどうなってるの?
意外かもしれませんが、猫の舌は「酸っぱい」や「苦い」、「甘い」、そして「辛い」が分かり、温度も 動物の体温くらいまではわかります。 猫が積極的に食べようと食欲が一番そそられる温度は、約30度から40度ぐらいです。
何故なら、鳥やネズミなどの獲物となり得る小動物の体温と大体同じだからです。この温度帯以外、更にもっと冷たかったり、または、より一層と暑かったりした時には、猫ちゃんは口をつけようと、自ら積極的に食べるために口を近づけたりしないです。
猫は酸っぱいのが嫌い!
一方、猫ちゃんの味覚は「味蕾」と言う味覚を感じる細胞が猫ちゃんの舌にありますが、この細胞は猫が獲物の小動物などに差し込んだ時に始めに触れる、「へり」に限定されています。
猫ちゃんの「甘さ」や「辛さ」についての味覚能力は、それほど能力は高くないです。最も猫ちゃんの味覚で敏感なのは、「酸っぱさ」です。これは猫ちゃんがハンティングで捕まえた獲物が腐っていたりしないかを確認するために発達しました。
このように私たち人間と比べると、猫ちゃんの舌は味覚についても劣っています。
猫の舌はスプーン変わり
猫ちゃんの舌はザラザラしていて、表面には小さな突起もあります。猫ちゃんの舌が味音痴で猫舌でも、その他にもっと重要な役目があります。
この特徴的なザラザラした舌、すなわち突起を利用して、 骨についた肉をそげ落とし残さないように食べたり、水を上手に飲んだり器用にすることができる優れものです。
逆に言えば、猫ちゃんにとって大切なのは味よりも匂いです。ハンティングで捕まえた獲物が食べるのに適しているのかを判断するために能力が進化しているのです。このように猫ちゃんの舌を、軽んじたり見くびるべきではないのです。
まとめ
猫ちゃんの舌はヘリで味見をして、ざらざらしたトゲのある舌がフォークの代用になります。
できるだけ食べ残さないようにベロを使って、肉をそげ落としたり、温度や味を感知できる味蕾がたくさん付いた舌で 、鼻で匂いも確認しながら、ハンティングした小動物に舌を差し込み、食べることができるか判断します。
また猫ちゃんは、ワンちゃんよりも水を上手に飲むことができます。犬の舌は、ツルツルした表面なので、水をすくうようにして飲みます。
一方、猫の舌はトゲトゲした真ん中の部分で、引っ掛けて飲むことができるので、舌を上下に差し入れするだけで水を口に含むことができる、優れた舌なのです。