猫や犬の譲渡会を運営している人々
猫などの譲渡会は誰がやってるの?
譲渡会を運営するとなると必ず複数名のスタッフやボランティア、保護主さんが参加されて成り立っているものがほとんどのようです。
譲渡会では保護主さんとのトークの中から人柄の見極め、譲渡金の内訳、どんな保護猫をかかえているのか等チェックする目も大切です。里親決定すると、自宅までお届け、メール等の定期報告もありますので、良い保護主さんを見極めましょう。
あちら側もチェックしている!
譲渡会に何度か足を運んでわかりましたが、あちら側ももまた、里親希望者の様子を観察しています。
良い里親さんのご縁と繋がりたい、保護猫を幸せにしてくれる人かどうか見極めたいというのがよくわかります。金銭的にも問題ないか、どんな生活リズムのうちなのか等会話の中から引き出そうとしています。
保護主さんからのよくある質問
保護主さんから何気なく質問される主な内容です。
- 飼育歴
- 家族構成、年齢(高齢の場合は後見人がいるかどうか)
- 一戸建てorマンション、賃貸or持ち家
- お留守番(子猫の場合はお留守番が多いとNGになることも多い)
- 家族全員のアレルギーの有無
譲渡会でのお作法
小梅「なんだかわからぬまま譲渡会デビューしました」
それでは、どんな点に留意して譲渡会に行き、保護主さんをチェックしたら良いのでしょうか。
まずは譲渡会のお作法をマスター
譲渡会ではマナーが悪いと保護主さんからの印象も悪くなり、お目当ての猫さんの里親になれないこともあります。
香水はご法度
猫はにおいに敏感生き物で、香水の種類によっては猫の体調を悪くさせてしまうかもしれません。香水以外にもタバコの匂い等もNGですよ!
入口で必ずアルコール消毒
まだワクチンの抗体ができていない子猫ちゃんも参加しているので、感染予防のご協力お願い致します。
大きな音を出さない
猫を驚かせないように動きもゆったり優しくド緊張の猫さんもたくさんいます。大きな音や急激な接近等で驚かせないよう注意。
抱っこをする時のお作法
抱っこしたい猫さんがいたら、近くのスタッフか保護主さんに声がけを。保護主さんやスタッフの方との会話を大切に雑談も含め気さくに話してみましょう。
里親希望する時は誓約書内容をよく読みルールを守る。
- 1.終生飼育
- 2.完全室内飼養
- 3.不妊去勢手術
- 4.医療費の一部ご負担
- 5.誓約書
- 6.近況報告
等々
よろしくない保護主さんの見極めチェックポイント
小梅「目を光らせてよくチェックするnya!」
譲渡費用が相場より以上に高い
譲渡会ごとに下記の費用が決まっていて、対応内容によって譲渡費用が猫ごとに異なります。いろんな猫さんのデータを見比べるとだいたい相場額が見えてきますので、それより大きく外れるケースは、経緯や状態をよく確認してあやしさプンプンかどうか判断してください。
- お申込み費/1頭
- 不妊手術(メス)
- 去勢手術(オス)
- 血液検査(猫エイズ白血病)
- ワクチン1回or2回
- 蚤取り
- 養育費
- 人工保育(子猫ミルク)
- 駆虫1回or2回
- 便検査1回or2回
話しにくい
お互いの温度のマッチングって大切です。完全に違う星で生きてる感じでしたので、猫が好きなのは共通でも、その他のいろいろな感覚や常識も含め違和感があり過ぎる人も敬遠して正解です。
猫の体調が悪そう
譲渡会に来ている猫ちゃんたちの体調もチェックしておきましょう。体調の悪い猫を譲渡会まで連れてくると猫の体調がさらに悪化し命に関わる事もあります。猫の命を最優先で考えてくれる保護主さんから大切な家族をお迎えしたいですよね。
良さそうな保護主さんとは
「良い保護主さんはいっぱいいるnya!」
良いご縁を気長に探している保護主さん
「当時の保護猫の先輩たちは、たまたま黒白ハチワレさんばかりだったnya!」
よさそうな里親さんが見つかるまで気長に良いご縁を見つけようとしています。猫さんの幸せを願っているので焦ったり無理強いもしません。
質問に答えてくれる
いろいろな質問にも丁寧に答えてくれて、うちで飼うケースを想定し一緒に考えてくれる。こういったタイプの保護主さんは、里親になってからの困りごとにも誠実に対応してくれます。
人間同士の直感が◎
里親決定後に自宅までのお届けやメールで近況報告等個人的なかかわりがありますので、相性がよさそうな方がベストです。
うちの保護主さんの場合
お抱えの保護猫さん達も地味めな猫さん達でしたが、うちの猫が決定後、他の猫さん達はのんびりと時間をかけて里親さんが決定していました。
お届け日の交通費実費ですが、2軒まわってお届けするので高速代は半額にさせて頂きますと言わなければわからない情報で交通費を安くしてくださり良心的。
また、今まで食べていたキャットフードを一袋くださったり、駆虫は1回だけやっているけど2回目やるようだったら残りを使ってくださいと、後日郵便で送ってくださったり等誠意を感じられるご対応が多々ありました。
定期的な近況報告では健康相談や避妊手術のことにも的確な回答、決められたタイミングでやりとりしていますが、だからと言って、必要以上に仲良しメールをしたりしない感覚も似ていて、良識ある保護主さんです。
まとめ
「とにかく会話が大切!」
疑ったらきりがありませんが、いろいろな保護主さんがいるということを念頭に置いて譲渡会に参加しましょう。もちろん純粋な気持ちで保護活動している保護主さんも大勢いらっしゃいますので、せっかくならそういう保護主さんの猫の里親になれたら良いですよね。
一部の悪い保護主さんを見抜いて、素敵な保護主さんと保護猫さんとのご縁が繋がりますように、一匹でも多くの保護猫さんが幸せになれますように、心からお祈りしております。