猫と快適に暮らすための飼育方法
まず、猫を飼育するにあたって必ず必要になる物があります。
- キャリーバッグ
- トイレと猫砂
- エサ水、そしてそれらを入れるお皿
- 爪とぎ
これらは必ず必要になります。また、
- キャットタワー
- 猫用ハウス
- 猫の食事用テーブル
があれば尚、良いかと思います。それでは、トイレはどれがいい?砂は紙製でもいいの?等、気になるポイントを細かく見ていきましょう。
飼育方法の疑問その1:猫のキャリーバックについて
保健所や譲渡会、ペットショップ、ブリーダー等から猫を引き取ってくる際に、このキャリーバッグを使用します。キャリーバッグに猫を入れて連れてくるのが基本になるので、中には出来れば猫自身のニオイが付いたタオルを敷いてあげて安心させてあげたり、キャリーバッグの上からひざ掛けやバスタオル等を掛けてあげて暗くすることで、猫は安心することが出来ます。
ちなみに、ワクチンや避妊・去勢手術をする時や、病気になってしまって病院に連れていく時にもこのキャリーバッグにいれていきますので、必ず必要になると言えます。
飼育方法の疑問その2:トイレと猫砂の使い方について
猫のトイレは月に1度程度猫砂の全入れ替え、水洗いが必要です。不衛生なまま使用してしまうと、綺麗好きな猫はトイレに入らなくなり、粗相を繰り返してしまいます。最悪の場合、病気になってしまう可能性も十分にありますので、トイレは清潔にしてあげましょう。
トイレの種類
猫のトイレはドーム型の物も多く売られていて、
- 砂が飛び散りにくい
- ニオイが気にならない
等のメリットももちろんあるのですが、猫はドーム型のトイレが苦手な場合が多く、理由としては、トイレ内に排泄物のニオイが充満してしまうことや、トイレ中は無防備な為、猫は周りが見える環境の方が安心する等の点から、私は「トレータイプ」のトイレをオススメします。
トレータイプのトイレの場合、砂も飛び散りやすいし排泄物も丸みえになってしまいますが、
- 飼い主が掃除しやすい
- 排泄物が見やすい事からすぐに猫の異常に気付く事ができる
- 入口が浅いものだと高齢になってもトイレに入りやすい
等のメリットがあります。
猫砂
紙製の砂、木製の砂、おからの砂等・・・沢山の種類がありますが、猫は細かくて大量の砂を好む場合が多い為、鉱物タイプの猫砂をオススメします。理由としては、猫が好みやすい細かい砂ですし、よく固まってくれる。そして値段も安い物なら8ℓの砂が300円以下で購入できてしまいます。
デメリットは重たい事でしょうか。買い物が大変です。
飼育方法の疑問その3:猫の餌や水について
餌も様々なものが売られていますよね。基本的には“総合栄養食”と書かれているものであれば何でもOKです。しかし、消化器サポートの餌や腎臓サポートの餌、ダイエット用の餌などいろいろな種類の餌がありますので、愛猫の体調や健康具合を見ながら調節すると良さそうですね。
とくにロイヤルカナンの餌は種類も豊富で多くの愛猫家が購入しています。お水は水道水でも構いません。正し、常に清潔なお水を用意してあげてくださいね。
飼育方法の疑問その4:猫用の食事用テーブルについて
正解は「食べやすくしてあげる為」なのです。無理な姿勢での食事は背骨の病気になる原因になりやすく、猫は食道がまっすぐな為食事を戻しやすいとも言われており、食事の際、首を下にさげていることによって首への負担も多い為、それらを和らげるために必要なのです。なので我が家の猫たちもテーブルで食事を取り、お水もテーブルの上に置いてあります。確かに床に置いておくよりも食いつきがよく、食べ残しが減りました。
飼育方法の疑問その5:猫の爪とぎについて
爪とぎも沢山の種類のものが販売されておりますのでそれぞれの特徴を見てきましょう。
段ボール製の爪とぎ
同じ段ボール製の爪とぎでも、いろいろな形がありますが、ここでご紹介するのは私が実際に使用経験のある一般的な細長いタイプの物になります。
ドラッグストア等にも置いてあり、安価で手に入れやすく、段ボールなので多くの猫が好む素材になっています。
ただし、研いだ後に段ボールが散らばりやすく、消耗が早めなので1か月に1度は取り換えてあげる必要があります。そしてそのままだと滑りやすいので、爪とぎを入れる専用のケースが必要になります。
麻縄巻きタイプ
ポールに縄が巻き付けられていているものです。何といっても耐久性に優れている事。そして、キャットタワーと一体化している物も多いです。
そして麻縄巻きタイプの爪とぎは、新たに麻縄を用意すれば補修が可能なので買い替える必要がありません。猫は立ちながら爪を研ぐのが好きみたいなので、猫にとっても嬉しい爪とぎなのではないでしょうか。我が家はキャットタワーと一体化している物なので、キャットタワーに登るついでにガリガリ爪を研いでいきます。
木製
木製の爪とぎは確かに安定感もあり、しっかりとしていますが我が家の猫たちは気に入らなかったのか、木製の爪とぎでは一度も爪を研いでくれたことが無いです。なので段ボールタイプや麻縄巻きタイプに興味が無い猫ちゃんには使用をオススメします。
3種類の爪とぎを紹介しましたが、私のオススメとしては、やはり「麻縄巻きタイプの爪とぎ」です。散らかる心配も無く、耐久性に優れており、尚且つ猫も立ちながら爪が研ぐことが出来て嬉しいなんて、これ以上の爪とぎは無いと思います。もちろん猫ちゃんの好みにもよりますので、数種類与えてみて一番のお気に入りを探してみてくださいね。
飼育方法の疑問その6:猫の体調不良を見分ける方法
猫は体調が悪くても自分で体調不良を訴える事が出来ません。ですから、飼い主さんが猫の異変にどれだけ早く気づいてあげる事が出来るのか、が重要になってきます。そこで猫の体調不良を見抜く大きなポイントを紹介します。
- いつもより元気がない
- 涙が出ている
- ごはんを食べないお水を飲まない
- トイレに行くが出ていない
- トイレの回数がずいぶん増えた減った
- いつもより猫の体が冷たい気がする
- いつもは行かないような場所に行きたがる
これらは猫風邪、膀胱炎や、腎不全、低体温などの病気の疑いがありますので、すぐに病院に連れて行きましょう。
去年、腎不全で天使になってしまった我が家の猫は、亡くなる4日前から急に食欲不振、口内炎、嘔吐、低体温になりました。その子は保護猫で、保護時から尿の回数も多く、とても大人しく人懐っこかったのもあり、保護時に病院に連れて行った時にどうも元野良猫だとは思えない。飼い主が腎不全に気づき、捨てられたのではないかと獣医さんに言われました。
ですから、元の飼い主が腎不全と分かった時点ですぐに残りの元気な腎臓を守ってあげる予防をしてあげていれば、もう少し生きれたかもしれないんです。異変に気づいたらすぐに病院に連れて行って必要な治療をしてあげる事が大切ですね。
まとめ
猫にとっても、人間にとっても、より良い方法で飼育していくことがお互いストレスを溜めない事が良い関係を築くポイントになると思います。もしも猫を飼育していくにあたって、困ったことがあれば獣医さんに相談する事をオススメします。獣医さんは猫の躾や餌の相談、粗相に関しての相談にもキチンと乗ってくれます。自己判断で大丈夫と決めつけるのが一番危険ですよ!
40代 女性 ガブリエル
「飼育方法」として、わたしが抱いた疑問は6つだったのか、6つ以上だったのか、それらは遠い昔のこととなってしまいました。猫たちに申し訳ないような感じですが、もうほとんど忘れてしまいました。
20年前は現在とは違い、「さあ!我が家にも猫を!」と思い立った時、インターネットを活用して猫について情報収集するというよりも、本屋に行き、本や雑誌をめくりながら、まだ出逢ってない我が家の猫に(なるであろう猫について)いろいろと想いを巡らせたものです。
我が家で最初に飼った猫は、ペットショップで出逢った猫です。いわゆる「一目惚れ」が決めてでした。ところが、猫を飼う心積もりのわりには、財布の中味の準備が甘く、猫を飼う初期段階に必要な物を全てそろえ終えた時には、「猫はお金がかかるなあ」と思いました。
わたしも自分で必要な物(キャリーバッグやトイレ、砂、フード等)の見積もりをしていましたが、なにしろペットショップで一目惚れした猫を連れて帰るということで、既にその時点で、非常に猫可愛がりをしていることがペットショップの店員に伝わってしまったのです。そのせいで、あれもこれも、という感じで、勧められるままにいろいろ購入してしまいました!
記事の中にある猫の必需品の他に、猫の生育具合に応じて他にも幾つか必要になってくるものがあります。
例えば、爪きり、ブラシ、クシ、シャンプー&リンス、ペットシート、おもちゃ、等は後で絶対、必要になります。
現在は、100円ショップでも安価な物を購入することができますが、やはり長く使うことを考えるなら、ブラシやクシ、爪きり等が消耗品であったとしても、しっかりとペットショップで直に手に取り、良いものを選ぶことをおススメします。
また、シャンプーなどは、迎え入れる猫の毛質を理解した後に購入するべきでしょう。
何となく、初期投資が多く感じられることもあるのですが、これは実は初期だけではありません。猫は気軽に飼えるような錯覚を得やすい動物だと思います。フードも安い物もあれば、どこまでも高い物もある。フードを選ぶにしても、どれを基準にしてよいのか疑問に思うこともあるでしょう。
猫について迷いながら、調べながら、教えられながら、飼い主も育っていくのだと思います。インターネットを利用して、本屋で猫の本や雑誌を買って、わたしたちは調べます。そしてペットショップの店員、動物病院の獣医さん、動物病院の待合室で出会った猫たちなど、いろんな場面で、飼い主は猫について、生きた知識を得ることになります。
飼い始めには、想定外とでも思えるような猫の発情期を目の当たりにします。これも、猫という生体と飼い主が向き合う場面のひとつだと思います。
とにかく猫の飼育に関しては、その後、避妊去勢手術やワクチン、ペット保険など、次々と基本的な出費が待っています。その他、完全な生体はいないので、いつ猫が病気になるのかも全く分かりません。
言葉を話さない猫ちゃんの一挙一動の全てを把握することはできませんが、いつでも猫の健康維持を心掛けたいものです。
そして時々、「猫を飼う!」と心に決めた、あの新鮮な決意の場面に立ち返るべきかもしれません。「どうなんだろ、猫を飼ったら…」と思い描いた日々のことを思い出したいです。
わたしも実際、猫を飼ってから、いろいろなトラブルや悩みもありました。しかし、もう猫がいない生活など考えられないくらい、幸せな日々です。