座り込んだ猫が動かない心理
1 寒さを感じている
猫は寒さに弱いので、寒いと感じたときはじっとしていることが多いです。動くと体温の熱が逃げるので、座り込んだまま動かずに体温調節をします。
2 体に痛みを感じている
動くとどこかに痛みを感じたり、痛みから動くことができなかったりする場合があります。猫が何らかの病気を引き起こしているのが原因で、座り込んで動かない可能性も考えられます。
3 動くのがめんどくさい
猫が肥満になると、歩いたり動いたりするのも面倒くさがったりしてしまうようです。
それに肥満になると、関節や骨も負傷しやすくなってしまいます。腰や足に負担がかかってしまう原因にもなります。
4 歩くのが困難
座り込んで動かないのは、動くのが困難な状態なのでしょう。手や足に力を入れたくない理由があるようです。ケガをしている、爪が刺さっている、肉球が痛いなどの理由があるのかも知れません。
5 危険を感じている
「寝ていられる状況じゃない!」と思ってしまったのでしょう。大きな音や、危険を感じる出来事があったようです。「安全が確認できるまでは、ここから見張っていよう」と言う心境なのでしょう。
6 怒っているから
どうやら、飼い主に怒っているようです。要求を叶えてくれない、構ってくれない、相手にしてくれないなどの気持ちから、座り込んで邪魔をしてきます。飼い主の行くところに座り込んだり、目の前に座り込んだりして動こうとしません。
猫が座り込んだままになってたら?
1 温度管理に注意
猫が快適に過ごせるように、猫のいる場所では温度管理に気をつけてあげましょう。
猫の体の毛がぼわっと逆だっているとき、震えているとき、体が固まっているときなどに座り込んでしまったら「寒い」と感じているのでしょう。
このようになってしまう前に、温度を快適に保っておきましょう。
2 病気にいち早く気付けるようにする
猫が座り込んで動かないのは、病気と言う可能性があります。猫は痛みを隠してしまうので、病気が見つかるのが遅れてしまいます。
座り込んで動かない病気で考えられるのは、感染症、泌尿器系、尿毒症、肺気腫、心筋炎、貧血、骨粗しょう症などがあります。これらの病気から嘔吐や血尿などの症状がでて、猫の異変に気付くことが多いようです。
猫が動かなくなるのは、病気が悪化したり進行したりしている可能性が高く、見過ごせば命に関わることもあります。
日頃から飼い主さんが、猫の健康管理に注意しておかなければいけないのです。定期的に健康診断を受けるのは、大切なことと言えるでしょう。
3 食事、運動に注意
猫が太ってしまうと、体にも負担がかかり健康とは言えません。糖尿病、椎間板ヘルニア、関節炎などの病気を、引き起こす原因になります。
飼い主さんが栄養管理、運動管理をしてあげないといけません。肥満になってからダイエットさせるよりは、肥満にならないように心がけるのが大切と言えるでしょう。
4 猫の仕草にヒントがある
猫が手や足を負傷していたら、そこをしきりに舐めて治そうとします。肉球が腫れている、骨折やヒビ、関節を痛めたなど気になる部分を気にする仕草をします。
飼い主の知らない間にケガをしていることもあると思います。猫の仕草や行動は密かにヒントになると言えるでしょう。爪切りのお手入れも、忘れないようにしましょう。
5 安心できる環境
猫が危険に感じている場合は安心させるようにしましょう。不安が続くと、精神的にストレスになってしまいます。そして、猫は安心できるまでは気を張りつめて過ごすことになります。
危険に思うものを隠す、廃除するなどで安心させてあげましょう。また、猫が危険を感じて隠れられる場所も用意しておきましょう。
6 甘やかし過ぎはダメ!
猫が怒っている理由にもよりますが、飼い主が甘やかせば、どんどんわがままな性格になる場合もあります。要求すれば叶えてくれると思えば、しつこく要求したり、攻撃的になったりする場合もあります。
「ダメなものはダメ!」と教えるのが大切です。ただ、ふだんから猫とのスキンシップをしっかりとって、絆を深めておくのも大事です。
まとめ
猫が座り込んで動かない心理や注意を書きました。猫が座り込んで動かないときの、状況や心理から読みとってあげないといけません。
元気に歩き回っていたのに、突然動かないなどの状況だと異変に気づきやすいのですが、そもそもあまり動かない猫だと気づきにくいのかも知れません。
猫が座り込んで動かない注意点は、軽い内容もあれば病気などの重い内容もある、と言うことを頭にいれておかないといけませんね。