夜間病院を受診する前の準備
夜間病院に猫を連れて行く前、どんな準備をしておけば良いでしょうか?
1.ふだんからの健康管理
「具合が悪くなったら病院に連れて行けば…」と病院ありきで考えるより、まずは日頃の猫の健康管理に気を使ってあげましょう。
太らないようにしたり、定期的な健康診断を受けたり、ふだんからできることはいろいろあります。必要であれば猫の健康維持のため、サプリメントなどを取り入れても良いでしょう。
猫の体を健康に保つため、何ができるかを考えてみてください。
2.病気予防をする
病気の予防はとても重要です。ワクチン接種や外へ出さないなどの配慮をして、病気にかからないように注意してあげてください。多頭飼いの場合は、特に1匹が病気にかかると、他の猫にあっという間に広がってしまうこともあります。
猫は泌尿器系の病気にかかりやすいので、十分な水分摂取やトイレを清潔にすることも重要です。猫によっては、既往症やかかりやすい病気もあるでしょう。
それらを悪化させないようにしたり、 予防するためにどうしたら良いか、かかりつけ医と相談するのも、大切ですね。
3.健康手帳を用意しておく
猫の病歴や投薬の記録などを記載しておく、健康手帳を用意しておくと、いざという時に役に立ちます。
夜間病院はかかりつけ医と違い、猫の記録がある訳ではありません。初めて診察する猫の記録が分かれば、夜間病院の医師も対処しやすいでしょう。健康手帳を付けるときは、日時や内容をなるべく明確かつ詳細に記載するのが重要です。
ぼんやりとした抽象的な内容では獣医師に伝わりにくいからです。病気の症状が何月何日からあり、何という薬をどれだけの量投薬したのかなど、細かく書きましょう。
4.夜間病院を探しておく
当たり前ですが、何か起きてから慌てて夜間病院を探すのでは、間に合わなくなる可能性もあります。事前に行ける範囲にある夜間病院を探して、住所や連絡先などをメモしておきましょう。
夜間病院に行く際は、行く前に1本電話を入れると良いでしょう。緊急時には到着後すぐに対応してもらえることもあるでしょうし、診療時間内なのかも分かり一石二鳥です。
5.猫OKなタクシー会社を探しておく
夜間病院に行く際は何で行きますか?近所に夜間病院があれば徒歩でも平気な場合もありますが、車で行かなければ行けない距離の場合もあります。
そんなとき、慌てた飼い主さんが自ら運転して夜間病院に出向くのは、危険なこともあります。猫を乗せてもOKなタクシー会社をあらかじめ探しておくと安心です。
法律上では、猫をキャリーケースに入れれば乗車は可能なのですが、そこはタクシー会社によって、ダメな場合もあります。ペット用のタクシーもあるので、猫との乗車拒否をされないタクシー会社を探しておきましょう。
6.夜間病院に行った方が良い状態を知っておく
猫の具合が悪くなったからと言って、何でもかんでも夜間病院に行けば良いということでもありません。夜間病院へ行った方が良いときは以下の通りです。
- 食べては危険なものを食べてしまった
- 嘔吐、下痢をしてぐったりしている
- お腹が膨れてきた
- 呼吸困難
- 体に大きな衝撃を受けた
- 発作が起きた
- 高熱
- 掻き壊すくらいの体のかゆみがある
判断がつかないときは、一度、夜間病院に電話をして確認してみても良いでしょう。
まとめ
猫の具合が突然悪くなってしまった場合、慌ててパニックになってしまうかもしれませんが、それでは猫のためになりません。
まずは深呼吸して気持ちを落ち着けて、冷静に対処するようにしましょう。それが一番、猫のためになります。愛する猫のためにもまず、飼い主さんが落ち着いてあげてください。
猫の健康相談ができるようなダイヤル先を調べておくのも良いですね。24時間電話相談を受け付けているサービスもありますので、いざという時に有効利用しましょう。