無謀に挑む心理とは
無謀な事に挑んでしまう心理は、大きく分けると二つあります。無謀な猫の行動を見ているとヒヤヒヤしますが、チャレンジャーな猫は、どんな心の持ち主なのでしょうか?
1.成功する確信があるから
経験をもとに成功すると言う確信があると、猫は無謀な事でも挑もうとするようです。
猫は単独で狩りをする動物です。群れを作り生活する犬などとは違い、常に一人で結果を出さなければいけません。他のものに頼ったり、合わせたり、協力するなどと言う考えはなく、経験を積んで学びます。
獲物にそっと忍びよれば成功した、ここで待ち伏せすれば成功したなどの、経験から確信をもつのでしょう。
2.一度成功した経験がある
猫が常にチャレンジャー精神を持っているのは、失敗を恐れても生きていけないからです。
我々にも当てはまると思いますが、何かに成功すると気持ちが大きくなり、もっと上を目指そうとしてしまいます。一度成功することで無謀な気持ちが生まれるのです。
猫が木に登る時に、行けるところまで行こうとします。また、交通量の多い道路を勢いよく渡ろうとします。
こう言った行動をするのは、成功した時に「達成感」が生まれ、もっとできるのではないかと、更なる挑戦をしたくなるからでしょう。
成功しても失敗しても、無謀な気持ちをプラスに出来ればラッキーなのです。
猫が無謀な事にチャレンジしてしまう時
お腹が空いてる時
腹が減っては戦が出来ぬと言う気持ちが大きくあります。食べるものを確保しなければ、生きていけません。
生き抜くために狩りをしますが、収穫出来なければ、危険になるかも知れない対象に向かって行こうとします。無謀な事だとわかっていても、こうするしか選択肢がないのでしょう。
子猫を守る母猫
母猫が我が子を守る精神力は、人間と似ています。我が子の為なら、自分を犠牲にしてでも守り抜こうとします。
自分よりも強いとわかっていても、子猫の為に餌を確保したり、襲われそうになれば必死に追い払ったりするのです。かなわない相手に攻撃的に挑むのは、母猫だからです。
縄張りを荒らされた
猫の場合、縄張りを大切にしているので、荒らされると怒ります。自分の縄張りに入ってきたりされるとケンカになることもあります。
しかし、縄張りを荒らす者が、勝てる相手か、勝てない相手かで行動も変わってくるでしょう。
勝てるならケンカを仕掛けますが、勝てないと思う時は仕方なく相手に譲ってしまうのです。
ただその縄張りを大切に思っていればいるほど、勝てない相手でもケンカをする事もあるそうです。
自分の力を試したい
猫は「プライドが高い」なんて言われたりしますが、失敗するとどうやら恥ずかしいみたいです。
しかし、猫は好奇心をもたなければ新たな挑戦が出来ません。距離がある場所までジャンプしたり、狭い隙間に入ろうとしたり、不安定な所で落ち着こうとしたり、常に挑戦し続けます。
失敗して恥ずかしい気持ちもありながら、自分がどこまでできるのか試したいのでしょう。
危険な目にあった時
例えば危険な目に合うと、怖くなり逃げるタイプと、悔しくて立ち向かうタイプに分かれると思います。猫にもその時の状況で気持ちも変わってくるのでしょう。
攻撃的な猫がいた場合、やられてばかりではいません。猫の機嫌が悪かったり、相当痛い目に合えば、なりふり構わず立ち向かう事もあるのです。
単独で生きてきた猫だからこそ、逃げるだけではダメだと思うのでしょう。
まとめ
無謀な事に挑む猫について紹介しました。猫は警戒心が強く、無謀な事に挑むのは有り得ないと思っていませんでしたか?
猫も頭が良く要領もいいので、勝てない相手に自ら挑もうとはしません。
だけど、ときには無謀な事でも挑まなければいけない理由があるのですね。もし猫が、無謀な事をしていても、止めないで見守ってあげましょう。