猫はどんな事を覚えているの?4つの事と学習能力について

猫はどんな事を覚えているの?4つの事と学習能力について

猫の学習能力はどれくらいなのでしょうか?猫の学習能力や、記憶力についてお話してみたいと思います。

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記事の監修

北里大学獣医学科卒業。埼玉県内の動物病院で勤務医をしながら教育・研究にも携わっており、大学では『伴侶動物の鉄代謝』をテーマに研究しています。『猫は小さな犬ではない』という格言のもと、何よりも猫ちゃんの健康と福祉の向上を一番に考え、日々の診療に励んでおります。

猫が覚えている4つの事

眠る猫

1.短い単語

飼い主さんがよく口にする言葉を猫は覚えています。さすがに長い言葉は猫も理解出来ませんが、言葉から身に覚えのある好きな事や嫌いな事と、結びつけられるのです。

猫の名前を呼んだ時に、構ってもらえると記憶していれば駆け足で寄ってくるでしょう。また、ご飯という言葉も好きな事として記憶されています。反対に「ダメ!」「病院」などと言うと、猫が嫌いな事として記憶している為、逃げてしまいます。

2.好きな場所

眠る猫

猫はわかり易い性格の子が多く、好きな物がある場所と嫌いな物がある場所のメリハリがはっきりしています。食べ物やおもちゃなどの好きな物がある場所には、積極的に足を運びます。逆に掃除機の場所や嫌な経験をした場所には近づこうともしません。

好きな物がある所になると目の色も変わり、それを手に入れようと、集中力と記憶力を頼りに能力を発揮します。

3.扉や蓋を開ける

猫の驚くべき学習能力の1つは、一度経験すると出来るようになる所です。扉や蓋の開けるのも、色んな方向や、やり方を独自に発見していきます。

押したり引いたり、時には噛んで見たりと様々な方法を試して成功すれば同じ事を繰り返していきます。ここの扉は引いて開ける、この食べ物を取るには下から開ける、などと記憶が出来るようになります。

4.怖い体験

診察をされる猫

猫の記憶に根強く残ると言われるのは、怖い経験です。例えば病院で痛いことや嫌なことをされると嫌な経験として脳に刻まれてしまいます。そうすると、病院=怖い場所として記憶されます。

それが例え、子猫の時であっても一度しっかりと記憶されてしまうと根強く残ってしまうようです。病院で注射されたり、体のあちこち触られたり、知らない人に爪を切られた事が怖い記憶と認識されてしまうと、飼い主がお家で爪を切るのも一苦労となってしまうのです。

猫の学習能力について

メガネをかけた猫

猫の知能と脳化指数

猫の知能は、人間で言うおよそ一歳半から3歳であろうと言われています。言葉の単語「ご飯」「名前」など、理解はしていなくても聞き分ける事が出来ます。食べ物やおもちゃを見せ、隠してみると探し当てる事も出来ます。

また、知能レベルとして脳化指数を参照に見てみると、猫は1.0で犬は1.2です。ヒトは7.4〜7.8なので猫の約7倍あることになります。脳化指数は、脳の重さと体重で計算された指数を言い、これを見るとヒトと比べると大きく差がありますが、犬と猫はさほど違いがないことがわかります。

猫の認知能力は低い?

先にお話ししたように猫の学習能力は優れていると言われるものの、あまりに複雑なことになると理解することが難しくなるようです。

例えば、食べ物が入っている所に紐を繋ぎます。その紐を引っ張ると食べられると言う事は理解出来ますが、紐の数を増やした時にどの紐を引っ張れば取れるのかまでは、認知出来ないそうです。

これに対して犬はクリア出来たことから考えると犬の方が認知能力は高いのかも知れません。

狩りでの認知能力は高い

蝶を追いかける猫

猫が狩りをする時の認知能力は高いようです。

例えば、獲物を見つけた時に、物陰に隠れてしまった獲物の居場所を見つけ出す事ができたり、獲物を油断させるためにわざと遠回りをして追跡していると相手に察知されないような作戦をとることが出来るそうです。
こういったことから狩りにおいては特異な才能を発揮するようです。

思い出に残る事は覚えている

鳴く子猫

日常に起こる、楽しかった事や嫌だった事の思い出は猫にも記憶として残ります。

猫の脳には「楽しい事があった」「強烈に嫌な出来事」という記憶は学習として記憶に残るようです。経験したことを良い記憶と悪い記憶に区別し、それを蓄積して生活する知恵を身につけて行くのでしょう。

まとめ

本の上で眠る子猫

猫の学習能力について説明しましたが、こういった認知能力は本来野生で生き残るためのものなのです。記憶の蓄積を狩りでの判断や警戒に活かしていたのですが、野生とは無縁の飼い猫では良からぬ学習ばかりしてしまいますね。また、猫にしつけが必要ないのは、知能は3歳児でも本能として一人でも生きていける知恵を持っているからでしょう。

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