1. 猫は必ず足で着地する
猫って高いところから落ちても、なぜか必ず足で着地しませんか?たとえ背中から落ちたとしても、器用に体をひねって足から着地します。これは、「空中立位反射」と言う反射が関係しています。全ての猫が生まれつき持っている、反射なのです。
0.5秒程度でこの反射が反応して、見事着地するのです。ただ、足が水平でないと機能せず、頭やしっぽの方から落ちると足から着地できないことも。
2. 猫のジャンプ可能距離、およそ身長の5倍!
猫が人よりもはるかにジャンプできる距離が長いのは、周知の事実ですね。身長のおよそ5倍の距離を、猫はジャンプできるのです。すごいです…。これには、強靭な後ろ足とバランスを取るしっぽが関係しています。
かわいい肉球付きの後ろ足ですが、実は驚異的な力が秘められているのです。助走がなくても高い場所にジャンプできるのも、この後ろ足のおかげ。加えてバランスを取るしっぽが加われば、もう向かうところ敵なしです。
3. 猫は登り上手(下りは苦手)
ご存知の猫の尖った、鋭い爪。これは木登りなどを助け、高いところまでするすると登るための大事な道具となります。あとは猫の体には強い筋肉が備わっていますから、どんな高いところでも登っていけるのです。
でも、ここがかわいいのですが、下りは少し、苦手なよう。登ったは良いけど降りられなくなって困っている猫の救出劇が繰り広げられます。登る前に降りられるのか、考えながら登ってもらえると、良いのですけどね。
4. 猫は車酔いしにくい?
平行感覚を司る、三半規管。猫はとりわけ、ここが鋭敏にできています。ですから前述したように、高い場所から落ちても足から着地できるのです。一方で、三半規管が強いと、車酔いしづらいと言われています。
しかし、酔いやすい・酔いにくいは個体差があり一概に猫は大丈夫とは言えません。そもそも猫は外出自体がストレスになることが多いのでなるべく車での移動は控えてあげましょう。また動物病院への通院など致し方なく使用する場合はなるべく短い時間になるように調整してあげてください。
5. 猫は狭い壁の上もスイスイ
立派な猫のひげ。ヒゲは様々な働きをしています。特に狭い場所を通る時はバランスを取る役目を果たしています。猫が狭い壁などの上をスイスイ通っていくのは、ひげがあるおかげなのですね。
もし猫のひげを切ってしまったら、猫はフラフラして歩きづらくなると言います。実際にはそこまでのことにはならないのですが、神経が集中している敏感な部分ですので猫のひげは切らないように、注意してあげてください。
まとめ
猫のようにジャンプして、どんな場所もスイスイ歩けたら、楽しそうですよね。家の中で生活する分にはそれほど、猫の驚異的な能力は必要ないかもしれませんが、だからこそ宝のもちぐされとなって猫がストレスを溜めてしまうこともあります。
特にはその能力を十分発揮できるよう、おもちゃで遊んだりキャットタワーなどを用意してあげてください。思いっきり体を動かす猫は、とっても幸せそうですよ。