猫よけスプレーの効果はまちまち
野良猫が庭や家の周りをトイレにしている、室内で飼っている猫のストレスの原因になっている、車に足跡や傷をつけられるなど、猫よけをしなけらばならない時があると思います。そんな時に手軽に使えるのが猫よけスプレーです。地面だけでなく、壁やごみ袋にも散布することができるので便利ですよね。
スプレーをすれば猫よけができるのですが、場合によっては効果が期待できない時も残念ながらあります。しかし、猫の行動の確認やスプレーをする前の下準備をするなど正しい使い方をすれば、猫よけできる可能性が高まります。
猫よけスプレーの使い方
猫が確実に通る場所に猫よけスプレーを散布する
猫よけスプレーをする際は、猫が確実に通る場所に散布するようにしましょう。猫よけスプレーは、猫が嫌いなニオイ成分が含まれています。猫よけスプレーをした場所を猫が通り、足の裏にニオイが付着すると「この場所を通ると嫌なニオイが体にくっつくから通りたくない」と学習するのです。
定期的に猫よけスプレーを散布する
猫よけスプレーが散布されている場所を猫が嫌な場所だと学習させるためには、定期的に猫よけスプレーを散布することが必要です。また、猫よけスプレーを散布しても雨で流されてしまったり、時間の経過でニオイが薄れてしまったりするので、定期的に散布しましょう。
ただ、猫が猫よけスプレーのニオイになれてしまったり、猫の個体差によっては嫌いなニオイではなかったりすることがあります。猫よけスプレーを複数種類用意して、種類を変えて定期的に散布すると効果が見られる場合があります。
猫のフンやおしっこを取り除く
猫のフンやおしっこで困っている方もいると思います。猫のフンやおしっこがそのままの状態で猫よけスプレーを散布した場合、一時的に猫がやってこないかもしれませんが、猫は再びやってきます。なので、フンやおしっこは取り除いたり水で洗い流すなど掃除をしてから猫よけスプレーを散布しましょう。
早めに猫よけスプレーを散布する
猫は自分のテリトリーを決めると、そこから簡単に追い払うことはできません。庭や車の周りなど猫に侵入されたくない場所に猫がいるとわかったら、早めに猫よけスプレーを散布すると効果的です。
猫よけスプレーは猫にかけてはいけない
猫を家の周りに近づけたくなくても、猫よけスプレーを猫に向かって散布してはいけません。猫は愛護動物です。危害を加えるやり方は法律違反となる可能性があります。
おすすめ猫よけスプレー
猫まわれ右 強力猫よけスプレー
猫が嫌がるペッパーオイルとメントールが配合されている猫よけスプレーです。泡になって出てくるスプレーなので、散布した場所がわかりやすいです。泡は10分ほどで消えます。庭や駐車場などにスプレーします。ゴミ箱やごみ袋に直接スプレーもできます。
ネコ専用のみはり番スプレー
ペパーミントやワサビなど猫が嫌がるニオイと刺激で猫よけをするスプレーです。消臭成分も配合されています。
イカリ消毒 犬猫忌避いやがるスプレー
天然の芳香植物原料を使用しており、安全性が高い猫よけスプレーです。強力ノズルで遠くまでスプレーすることができ、床下の猫の追い出しや侵入防止にも使用できます。
バイクカバー用 ネコ除けスプレー
こちらはバイクカバー専用の猫よけスプレーです。猫が嫌いな柑橘系のニオイで猫を近寄らせません。
猫よけスプレーを自作するには
お酢で作る猫よけスプレー
用意するもの
- スプレーボトル
- 水
- 酢
猫は酢の酸っぱい匂いが嫌いだとされているため猫よけになり、酢の匂いは猫の糞尿の匂い消しにもなります。 酢1に対してと水4を混ぜてスプレーボトルに入れると、猫よけスプレーになります。
原液に近ければ近いほど、匂いの効果はありますが、すぐ無くなってしまいますので水に薄めて使うことをおすすめします。
あまり薄めすぎると効果もなくなってしまうので、お酢対水が1:4までにしておくと良いでしょう。猫が入ってくるところの床や壁などに吹きかけて使用します。
唐辛子で作る猫よけスプレー
用意するもの
- 唐辛子2、3本
- 水
- スプレーボトル
ボトルやビンなどに水を入れ、唐辛子もそのまま入れます。水100mlに唐辛子2本が目安です。
そのまま2日ほど日陰に置いておき、唐辛子液を作ります。2日経ったら、唐辛子を取り除き、出来た唐辛子液をさらに水で3倍ほどに薄めてスプレーボトルに入れて、使用します。
出来たスプレーは、猫に来て欲しくない場所や、猫がおしっこしていく場所などに吹きかけます。
木酢液、竹酢液で作る猫よけスプレー
出典:amazon
用意するもの
- 木酢液や竹酢液
- スプレーボトル
木酢液や竹酢液は、ホームセンターの園芸用肥料のところなどで販売されています。 商品によりますが、木酢液や竹酢液は4から8倍ほどに薄めてスプレーボトルに入れて使います。匂いがきつすぎる場合には、さらに薄めて使用してください。
また、薄めた木酢液にさらに唐辛子を入れて2、3日置いておき、4倍以上に薄めてスプレーボトルに入れて作る猫よけスプレーもあります。こちらも、木酢液と唐辛子で匂いが強くなるので、刺激が強すぎる時にはさらに薄めるなどして使用してください。
コーヒーで作る猫よけスプレー
用意するもの
- 水
- コーヒーの残りカス
- スプレーボトル
ドリップで淹れるタイプのコーヒーを入れた後、出がらしのコーヒーを使って猫よけの液体を作る方法もあります。
作り方は簡単で、普通に飲むためにコーヒーを淹れたあと、残りで薄いコーヒー液を作ります。
これをスプレーボトルに入れて、猫の被害にあっている場所にスプレーして使います。
刺激臭などはありませんし、たとえ舐めても害がないので、とても優しい猫よけスプレーだと言えるでしょう。
スプレー以外でもできる猫よけ対策
猫が嫌がるニオイがする植物を植える
猫よけスプレーに猫が嫌いなニオイ成分が使われているように、猫が嫌いなニオイがする植物を植えることで猫よけができます。植える植物は、ルー、ローズマリー、ペパーミント、カニナハイブリットなどです。地植えでもプランターや鉢植えでもできます。
自作の猫よけ液を設置する
木酢液や唐辛子、ハーブ、コーヒーなどを使って自作で猫よけ液を作ることができます。例えば、木酢液に唐辛子とレモンバームの葉を漬けてできた液体を希釈し、猫よけをしたい場所に直接まいたり、布などにしみこませて容器に入れて設置したりします。
音や光を使った害獣対策器を設置する
センサーが猫を感知すると人には聞こえない超音波や、フラッシュで猫を追い払います。
まとめ
庭や駐車場に猫を侵入させないようにするには、猫よけスプレーが便利です。ただ猫よけスプレーをするのではなく、正しく使うことでより猫よけ効果を得られる場合があります。猫の通り道やトイレにしている場所を確認して猫よけスプレーを散布したり、猫よけスプレーの種類を変えて慣れさせないようにしたりして、猫の侵入を防ぎましょう。