猫がおもちゃにすぐ飽きる理由は?
最初は喜んで遊んでいたおもちゃでも、猫がだんだん興味を示さなくなるということ、ありますよね?
おもちゃによっては1、2回遊んだだけで飽きてしまうというものもあり、頭を抱えてしまっている飼い主さんも多いでしょう。
猫がおもちゃに飽きるのは仕方ないことだとしても、あまりにもすぐに飽きてしまうという場合には、何か理由があるのかもしれません。
飼い主さんのおもちゃの動かし方に問題がある
初めは物珍しさから興味を示して遊んでいても、毎回飼い主さんが同じ行動パターンでおもちゃを動かしているという場合、猫が飽きてしまう原因にもなります。猫がおもちゃの動かし方についてのパターンを学んでしまうと面白さが減ってしまい、興味をなくすのです。
いつも同じ動かし方で猫を遊ばせるのではなく、毎回違った動かし方のパターンで遊ばせるようにしましょう。
また、飼い主さんのおもちゃの動かし方が下手という場合は、最初から猫がおもちゃに興味を持たないこともあります。ネズミのおもちゃならネズミの動きを真似する、ひも状のおもちゃなら蛇のような動きで遊ばせるなど、おもちゃの形状に合わせて、猫が興味を持つような動かし方で遊ばせる工夫をしてみましょう。
年齢的な理由の場合も…
子猫のときは狩りの練習や旺盛な好奇心から、どんなおもちゃでも喜んで遊んでくれるということも多いですが、成猫になるとだんだんおもちゃで遊ばなくなるのは自然なことです。
年齢が上るにつれて、おもちゃへの好奇心や興味が減っていくものなので、「ちっとも遊んでくれない」と落ち込む必要はありません。
なかなかおもちゃで遊ばないのは警戒している証拠かも…
猫の中には、どんなおもちゃでもすぐに遊ぼうとしない猫もいます。そういう猫は臆病な性格ゆえ、おもちゃを警戒しているのでしょう。しばらくおもちゃを観察して、危険がないと判断してから遊ぼうとしている場合もあります。
おもちゃを出しても興味を示さないからと言ってすぐに片付けるのではなく、臆病な性格の猫の場合は、しばらく様子を見てみるようにしてみましょう。
猫がおもちゃに飽きないようにする方法
飼い主さんが上手におもちゃを動かしてあげていたとしても、やはり飽きるときは飽きます。とはいえ猫が飽きるたびに新しいおもちゃを買ってくるというのは経済的にも辛いものですよね。でも大丈夫。
ちょっとした工夫で、猫のおもちゃへの興味を持続または復活させることもできるんです。
おもちゃで遊ばせる時間は1回10分~15分程度にする
飼い主さんが猫をおもちゃで遊ばせてあげるときには、1回につき10分~15分程度と時間を決めて遊ばせましょう。
あまり長く遊ばせても猫にとってストレスになりますし、ダラダラ遊ばせているとおもちゃに対する新鮮味がなくなってしまいます。
遊び終わったらおもちゃをしまう
猫とおもちゃで遊び終わったら、おもちゃは猫の目につかない場所へしまっておきましょう。おもちゃを出しっぱなしにしていると、おもちゃに対する好奇心が薄れていってしまい、飽きやすくなります。
おもちゃは遊ぶときに出して、遊び終わったらしまうということを徹底しましょう。
遊ばなくなったおもちゃへの興味を復活させるには?
猫が飽きてしまったおもちゃ、みなさんはどうしていますか?もう遊ばないからと言って捨ててしまうのはもったいないです。遊ばなくなったおもちゃも、工夫次第で猫の興味を復活させることができます。
半年以上経ってからまた遊ばせてみる
猫が遊ばなくなったおもちゃは一旦、猫の目につかない場所へしまっておきましょう。そして半年以上経って猫がそのおもちゃのことを忘れたころ、また猫に見せてみるようにします。
長期間遊んでいなかったおもちゃに、猫は新鮮味を感じ、また遊んでくれるようになる可能性が高いです。特にお気に入りだったおもちゃならなおさら。興奮して遊び出してくれるでしょう。
おもちゃをリメイクしてみる
猫が遊ばなくなったおもちゃはリメイクして、別のおもちゃとして猫に与えてみてはいかがでしょうか。例えば猫じゃらしなら、じゃらしの持ち手の先にひもをつけ、そのひもをキャットタワーに結び付けてみましょう。ぶらぶら揺れるじゃらしやひもに、猫も喜んでじゃれてくれるはずです。
また小さなネズミなどのおもちゃは、しっぽあたりにひもをつけて飼い主さんが操れるようにしてみるのもいいでしょう。段ボールに丸く穴を開け、そこからネズミを出したり戻したりして遊ばせれば、猫の興味も復活するはず。猫じゃらし同様、ひも部分をキャットタワーにくくりつけても猫が喜びます。
おもちゃにまたたび粉をほんの少しつけてみる
猫が飽きたおもちゃに、またたびの粉をほんの少しだけつけてあげると、興味が復活することもあります。またたびに反応しない猫には効果がありませんが、またたびが好きな猫なら効果があるでしょう。
まとめ
猫がおもちゃに飽きてしまうのは止められることではありませんが、工夫次第でおもちゃに飽きるのを遅らせたり、飽きたおもちゃへの興味を復活させたりすることはできます。
飽きたおもちゃも捨てずに取っておいて、猫が忘れたころにさりげなく与えてみてくださいね。