保護猫をお迎えした経緯
私たち夫婦はもともと、犬が大好きで3匹飼っていました。約10年前に犬の散歩の途中に段ボールに入れられて捨てられていた仔猫の「つくし」と、先住犬との犬猫共同生活が始まりました。
もともと犬派の私たちでしたが、猫を飼うことで猫独特の魅力に引き込まれ、猫も多頭してみたいという要求が強まりました。
そして、2011年の東日本大震災で飼育困難となり保護されている動物の映像を見る機会が増え、今後動物を飼う際は、保護動物にしようと決めていました。
保護猫の譲渡会に参加
近所で保護猫の譲渡会を月に2度行っていることを知り、必ず連れて帰ってしまうことは分かっていましたが、とりあえず見に行ってみようと出かけました。
会場は、狭い空き店舗を利用し何匹もの保護猫が狭いケージの中で入れられていました。愛想を振りまくもの、怖そうに怯えているもの、ただ眠っているものなど様々でした。
譲渡会で運命の出会い!
そんな中、昨日保護したばかりの3兄弟が運ばれてきました。
自分たちがなぜそこに入れられているのか分からないといった様子の顔をしていました。1匹の茶トラにくぎ付けとなり、抱っこしたところいきなり喉を鳴らしていました。
完全な野良猫で生後2か月くらいとのことで、公園に住み着いているところを保護したと言っていました。妻が抱っこしても暴れることなく甘えてきました。この子で即決でした。
運命の猫「だいず」を家族に
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妻は、他の茶トラを気に入っていましたが、そちらはすぐに決まりそうなくらい整った顔立ちでしたので、ちょっと抜けた顔した茶トラの「だいず」を迎い入れることとなりました。
1週間のお試しですっかり懐き、犬たちとも上手く遊んでいました。しかし、先住猫が受け入れてくれませんでした。しかし、新たに犬3匹と猫2匹の共同生活が始まりました。
保護猫をお迎えして大変だった事
とにかく食に飢えており、犬のごはんや先住猫のごはんまで食べてしまうほどでした。しかし、そこは団体生活。先輩犬に叱られながら縦社会の規律を学び、今では上手く共存しています。
その他、サカリの時期に近所の猫が騒ぐと仔猫のクセにソワソワしていて、サカリが来るのも早いと感じ、病院の先生と相談し早めの去勢手術を行いました。それ以外は全く困ったことはありませんでした。
保護猫をお迎えして良かったなと思う事
少しでも、小さな命が救え、私たちに潤いのある生活を与えてくれました。
愛猫の現在の様子
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初めから、末っ子として「わがまま・自由奔放」に暮らしており、現在も変わりませんが、1歳8か月となり少し落ち着きが出てきた様子です。
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現在の楽しみは、庭に来る鳥と近くを通る猫に挨拶しながら日向ぼっこをすることです。
先住猫を兄貴分として家の中を走り回っています。写真は、1枚目が来たばかりの頃で、2枚目以降は1年前から現在の様子です。落ち着きが出てきました。
まとめ
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私は、いままでペットショップで飼いたい動物等を見ていましたが、保護動物たちの事を知りそして迎いれた今は、多くの人達に保護動物達へ目を向けてもらえる様な働きかけを行いたいと思うようになりました。
そして、近い将来は皆がペットショップから動物を買うのではなく、保護動物を迎い入れることが当たり前となる日本へとなって欲しいと強く感じました。
素晴らしい出会いに感謝です。