猫は季節によって定位置が違う
いつも寝ている場所でも、季節によって場所が何となく変わります。これは、「気温や太陽の位置」が関係しているとでも言えるでしょう。
ここでは、季節によって変わる定位置の場所について5つご紹介させていただきます。
1.お布団
猫はお布団が大好きです。飼い主さんと一緒に寝たり、いつも決まった場所で眠ったりすることがありますよね。そんなお布団は、季節によって定位置が微妙に異なります。
例えば、暑い夏であればあまりお布団に乗らなくなってしまったり、飼い主の足元に伸びるように眠ったりすることが増えます。そしてだんだん寒くなってくるにつれて飼い主のお腹の上であるお布団の中心や、お布団の中に入って眠る猫ちゃんも。
季節によって涼しい場所や暖かい場所を探すことを知っているので、お布団は飼い主さんの体温や毛布の側などに行けば暖かいことを理解しているんですね。
2.机や椅子
猫は、飼い主が一緒にいる部屋で安心して寝ていることが多いですよね。
そんなときに夏場は机、冬場は椅子に寝ていることが多いと思いませんか?リビングやキッチンであっても季節によって微妙に場所が異なるのは「素材」が関係しています。
例えば、ガラスなどでできたオシャレなテーブルは冷たくて気持ちが良いですよね。一方でソファなどは素材によって保温性に優れているので丸まって眠れば暖かいです。
このように「素材」によって暖かい、冷たいということを理解しているので微妙に過ごす場所が違うのですね。
3.キャットタワー
猫が大好きなキャットタワー。時にはジャンプしたりおもちゃに飛びついたりなど、お気に入りの場所ですよね。キャットタワーも季節によって微妙に場所が異なります。それは「温度」が関係しています。
例えば、夏場であればキャットタワーの一番下の陰になるような場所で涼みます。そして寒くなってくると暖かい空気が集まる高い場所に行ったり、キャットハウスで眠ったりします。このように同じキャットタワーでも微妙に異なる場所で眠るのですね。
4.床
猫は、何もないところで座ったり寝たりと過ごしていますよね。そんな「床」で眠るときにも定位置が微妙に異なります。
例えば、夏場であれば、
- フローリング
- 玄関
- お風呂場
などの地面がひんやりしているところや、風通しの良いところを好んで寝ることが多いです。
そして寒くなってくると暖かい畳やじゅうたんやマットのあるところで丸くなって眠ります。同じ床でも微妙に異なるのです。
5.窓辺
猫は、同じ窓辺でも微妙に定位置が変わります。これは「太陽の位置」が関係しています。
夏場は日なたぼっこをするために窓辺の端っこに眠るなど、場所を選ばないこともあるでしょう。
しかし寒い季節になると「太陽がよく当たる場所」の真下で眠る傾向にあります。ですから、いつもよりも若干ズレたところに座っているんですね。
必ずそうとは限りませんが、自宅の猫ちゃんの寝場所の定位置をよ〜く見てみてくださいね。
まとめ
猫は、季節によって自分で「暖かい場所」や「涼しい風通しの良い場所」などを自分で探しています。いつもは、マットやじゅうたんの上でまん丸になっているのに、フローリングやタイルのところで伸びるように寝ているときは「暑くなってきた」のサインかもしれませんね。
このように猫が寝ている場所や寝ている姿勢によっても「猫がいまの気温をどう感じているか」ということを理解することができます。
猫は寒さに弱い動物でもあるので寒い思いをしていないかなど、きちんと寝場所や様子を見て判断してあげてください。寒いと感じているときには、室温を上げてあげるなど対策をしてあげるようにしましょう。