怖がる猫に飼い主がやってしまっていること
猫の性格も様々で、怖がりで臆病な猫もいます。猫の怖がりを克服させようとして、間違った対処をしていたり、余計にビクビクさせてしまったりしている可能性もあります。
怖がる猫に、飼い主さんがやってしまっていることを紹介してみましょう。
1 突然の大きな音
突然の大声や、物音を出していませんか?子供がいる家では、大きな音がつい出てしまうものです。また、雷や工事の鳴り止まない大音量に怖がってしまいます。
猫が怖がるのは大きな音ですが、中には大きな音に反応しても時間が経つとケロッとしている猫もいます。
怖がりな猫は大きな音に怖がると引きずってしまい、警戒心が強くなります。
一度の大きな音よりも、数分おきになる大きな音に、心が休まらずビクビクしてしまうのです。
猫は大きな音に怖がるだけでなく、嫌いな音もあります。
人間の低い唸り声、金属の音、猫にしかわからない超音波のような音に敏感になります。
耳障りだと感じて、猫が耳を塞いでいることがあります。
工事の音は、金属が擦れる音がします。男の人の声は低くて太いです。
猫にとって、そのような音がすると余計に怖がってしまいます。
猫が恐怖心を抱いたときに、隠れる場所や飼い主さんが音対策をできるようにしてあげたいですね。
2 目を見つめる
人見知りや、臆病な猫の目を見てしまうと猫が怖がってしまいます。猫にとって目を見つめる仕草は、相手にケンカを売られていると思う仕草なのです。
猫がこちらを見ているときに、じっと見つめたり目を合わせようとしたりする行為は、余計に猫に負担をかけているのです。
そのようなときは目が合ったら目を逸らして、無視したりするのが良いでしょう。
3 しつこいスキンシップ
猫の怖がってしまう性格を直そうとして、しつこいスキンシップをとっていませんか?間違ったスキンシップは逆に猫が怖がり、逃げてしまいます。
猫に近寄ってしつこく触ったり、撫でたり、しつこいブラッシングや、嫌がる猫を無理に抱っこしてしまうと、余計に距離が広がり嫌われてしまうのです。
猫に無理強いはその性格を余計に悪化してしまいますので、しつこくしないようにしましょう。
4 知らない人、動物との対面
猫の人見知りを直そうとして、人間に慣れさせようとしての来客を呼んだり、猫自慢をしたくての来客を呼んだりしていませんか?
猫は慣れない人間に、とても怯えて怖がってしまいます。
そして、知らない動物と対面させられること、家族として招き入れられたりすることも恐怖心を煽ってしまうのです。
こんなとき、猫が怖がるのは落ち着かずに不安だからでしょう。
このときも無理強いせず、猫を安心できる場所で落ち着かせましょう。
5 部屋の模様替え
部屋の模様替えは気分転換になっていいのですが、猫には迷惑なようです。
猫もやっと落ち着けそうになっていたのに、家具の移動や物音に落ち着かず不安になってしまいます。
その環境にすぐに慣れる猫もいれば、時間のかかる猫もいるのです。
臆病な猫にとっての模様替えも考えてあげないといけません。
まとめ
怖がる猫に飼い主がやってしまっていることを紹介しました。
我が家にも怖がりの猫がいます。飼い主にしか心を開かず、来客がいると怖がり逃げてしまいます。ご飯を食べなくなることもあります。
飼い主としては、子猫のときに色んなものに慣れさせておけばよかったと思ってしまいます。
今からできることは、飼い主さんの献身的な対応や安心できる場所作りでしょう。
飼い主さんのペースではなく、猫のペースに合わせることが大事です。
苦手なものを克服させるためには、ゆっくりと少しずつ慣れさせていくようにしましょう。
しかしどうしても苦手なことを無理に克服させる必要はないと思います。