猫は年越しそばを食べても大丈夫?
年越しと言えば「年越しそば」ですよね。年越しそばは、家運長命や健康長寿の縁起を、かついで食べる食べ物なので、猫を飼っているご家庭であれば、「年越しそばを猫と一緒に食べたい!」と考える飼い主さんもいらっしゃると思います。
結論として、猫と一緒に年越しそばはアレルギーのない猫であれば少量であれば大丈夫でしょう。しかし後半の「そばをあげる注意点」でもご紹介しますが、「アレルギー」には十分気をつけて、猫にあげてください。
では、少量であれば問題のないそばなのですが、どのような成分や栄養があるのでしょうか。
ご紹介させていただきます。
そばの成分
そばの成分についてご紹介します。
そばの成分は100gあたり
- エネルギー132kcal
- タンパク質4.8g
- 炭水化物26g
- ビタミンB1 0.05mg
- ビタミンB2 0.02mg
- 食物繊維2g
になっています。そばは意外にも食物繊維が豊富なのですね。
そばのメリット
猫にとってそばは、メリットもあります。それは、ビタミンが豊富だということがあります。
ビタミンB1には、脳の神経を正常に保つ働きをしてくれ、疲労回復をしてくれる効果があります。
ビタミンB2には、皮膚や粘膜の健康を保ってくれる効果がありますので、被毛にツヤを出してくれるような働きもあります。
そして食物繊維にも猫にとってメリットがあります。
それは「腸の働きを整えてくれる」ということです。猫は便秘でや下痢など、うんちのトラブルも引き起こしやすいですよね。
しかし食物繊維を摂取することができれば、腸の働きをサポートし、肝臓機能を保ち、血管を丈夫にしてくれるので高血圧予防にもつながります。
猫に年越しそばをあげる注意点
猫に年越しそばをあげる注意点はどのようなことがあるのでしょうか。
猫に年越しそばをあげときには、カロリーの摂り過ぎになってしまわないようにすることも大切なのですが、他にも注意点があります。
それは「そばアレルギー」です。人間の子供であっても、そばアレルギーには細心の注意を払わなくてはいけないのですが、猫も同様です。
猫も人間と同様に、そばによってアレルギーを引き起こしてしまうこともありますので、初めてあげるときには、ほんの少量からチャレンジすることが大切です。
少しでも以下のような症状があれば注意が必要です。
- 嘔吐
- 下痢
- 口が痒そう
- 腫れ
- じんましん
- 痙攣
- 失禁
- 息苦しそう
これらのような症状があれば、「そばアレルギー」である可能性が高いので、猫には年越しそばは与えてはいけないでしょう。
ショック状態になってしまうと呼吸困難になり、アナフィラキシーショックにより死に至る可能性もありますので、与える量は気をつけてくださいね。
猫と一緒に食べられるレシピ
猫と一緒に食べられるレシピは、どのようなものがあるのでしょうか。
年越しには、猫と一緒にそばを食べて過ごしたいですよね。
そこでここでは、「そばアレルギーのない」におすすめのレシピについて、ご紹介させていただきます。
材料
- そば 30g
- 鶏肉 20g
- かまぼこ 0.5枚
- 小松菜 1枚
- 片栗粉 大さじ1
- 水 100cc
- 干し椎茸 少量
などを用意しましょう。 水のみでも大丈夫ですが、猫が食べやすいようにするには、片栗粉を使うのがおすすめですよ。
作り方
続いて作り方です。
干し椎茸を水に戻し、沸騰したお湯に入れます。
そして沸騰したお湯に鶏肉を入れ、火が通るまで待ちます。
火が通れば、片栗粉を加えます。
そして火を止める直前に、食べやすい大きさにカットした小松菜を、さっと茹でましょう。
シナっとなれば火を止めます。そして別のお鍋で細かく切ったそばを湯がきます。
麺が湯がけたら水にさらしましょう。
それぞれが湯がけたら器にうつします。
かまぼこをトッピングすれば完成です。
まとめ
猫と一緒に年越しそばを食べることは「アレルギー」がなければ可能です。
そばアレルギーがない場合には、食物繊維やビタミンが豊富なそばを、少量使って手作りをしてみるのもおすすめですよ。
是非、猫と一緒に思い出に残る年越しをしてくださいね。