猫がコタツを使う時に注意したい事と対策
猫と一緒にコタツに入るという至福の時間。でも注意したいこともあります。対策と合わせて見て行きましょう!
1 やけど
コタツのヒーターに触れてのやけどや、低温やけどをする可能性があります。
猫自身は被毛があり、やけどをしていることに気がつかない場合も多いです。ストーブの前で寝ていて被毛が焼け焦げているのに、気づかずに寝続ける猫ちゃんの話もあるくらいです。なるべく、低い温度設定にしておきましょう。また、猫がコタツで寝ている姿には癒されますが、ずっと同じ体勢で寝ていて熱くなり過ぎている部分がないか、たまにチェックしてあげてください。
あまりの心地良さに熟睡してしまい、気がついたらやけどしていた、ということの無いよう、注意してあげましょう。
2 酸欠・窒息
人は頭をコタツの外から出して使いますが、猫は全身ずっぽりとコタツに入りますので、酸欠になる危険性が。
苦しければ自分で出てくることが大半だと思いますが、熟睡してしまったり、老猫で感覚や動作が鈍っていたりすると、苦しくなるくらいまでコタツの中にいる例も考えられます。
猫には嫌な顔をされそうですが、たまにコタツの中の空気の入れ替えをしたり、布団の一部を開けておいて空気の通り道を作ったりして、しょっちゅう気にかけてあげましょう。
3 脱水・熱中症
ただでさえ乾燥する冬。。もともと飲水量が少な目なことが多い猫ですが、寒いことで、水の摂取量も余計に少なくなります。その上で長時間コタツに入ると、脱水や熱中症になる危険性も考えられます。摂取水分量を多くする工夫をしてあげてください。
例えば、ウェットフードを与えたり、コタツの近くに水を置いたりなどです。コタツの電源をたまに切るなどして、温度調節することも必要です。また、子猫や老猫は体温調整機能が弱いので、特に注意が必要です。そして、尿路疾患の多い猫は飲水量が減ると病状が悪化してしまうこともありますので、猫のコタツ使用が長時間にならないよう、気をつけてあげましょう。
4 皮膚の乾燥
猫の皮膚も乾燥し過ぎてしまうことがあります。最初に書いたやけどの他にも、フケが多く出てきたり皮膚に張りがなくなったりしていないかなども時折チェックしてあげてください。
5 目への影響
コタツの赤外線が、猫の目に影響を与える可能性も。長時間強力な赤外線を目にあびていると、白内障になる可能性が高まると人間で言われていて、猫でも同じだと考えられます。猫がじっとコタツの赤外線ランプを見ることはあまりないでしょうが、興味を持ってじっと見てはいないか、コタツの中にいる時はだいたい目を閉じているか、気にしてあげてください。
6 コードを噛む
ひも好きな猫は、コードをガジガジと噛んでしまう場合があります。特に子猫で多いでしょう。感電の危険性やコタツが使えなくなる可能性がありますので、ガードをするなどして、猫がコードを噛まないように注意しましょう。
7 猫踏んじゃった
猫がコタツに入っていることに気がつかず、思いっきり踏んでしまってケガをさせないように気をつけてあげてください。
飼い主さんがコタツを使う時は必ず、猫が入っていないか確認してからにしましょう。布団に隠れている可能性もありますので、コタツ周辺を歩く時にも注意が必要です。
まとめ
暗くて密閉感があって、なおかつ暖かい、猫にとっては天国のようなコタツ。
気持ちよくコタツを使う猫がまさかの事故に遭わないよう、気をつけてあげたいですね。設定温度が低く猫の安全に配慮した猫用コタツも販売されていますので、猫にはそちらを使って貰った方が安全かもしれません。
人用コタツを猫が使っている時に飼い主さんが外出する場合は、必ず電源を切っておきましょう。コタツ布団に覆われているだけでも十分温かいことが多いと思います。帰宅したら猫がぐったりしてた…という悲劇を起こしてはいけません。猫にはコタツを、安全に使って貰うようにしましょう!