保護猫の探し方と引き取り方
動物病院の里親募集
猫はペットショップで購入した経験はなく、野良猫を手なずけて飼い猫にしたり、知人の家で生まれた仔猫を引き取るなどの飼い方でした。以前から黒猫が好きで、ずっと飼っていたのですが、オスしか飼ったことがなく、黒猫のメスはどんな性格なのだろうか?飼いやすいのか?などとても興味を持っていました。
とはいえ、黒猫のメスに出会える機会は長年得られていなかったのです。いつも通っている動物病院では時々、里親募集が行われていたのでブログは良くチェックしていました。
そして、ある時、いつものようにブログを見ていたところ黒猫メスの里親募集があったのです。
気になっていた黒猫をお迎えに行く
すでに猫は数匹飼っていたこともあり、他の猫にストレスが掛からないかということも気になりました。それゆえ、募集で見つけた黒猫にはとても興味があるものの、引き取りには慎重になっていたのです。
とはいえ、子猫はどんどん成長しますし、あまりに大きくなってからでは懐かない、しつけが難しくなるなどの問題も出てきます。そこで、家族と相談し思い切って引き取ることにしたのです。
この時は動物病院ではなく、直接保護先に連絡を行うようにとのことでした。すでに引き取られている可能性はありましたが、連絡を取ったところ、まだいるとのことで自宅の住所を教えてもらい、早速向かうことにしたのです。
母猫
保護先のお宅は、自宅からもそう遠いところではなく、車で15分程度のところでした。その場で引き取ることも考えて、キャリーバックも持参しました。そして、猫を見るために家の中に入れてもらったのですが、なんと子猫だけではなく母猫も一緒に保護されていました。
母猫は雑種ですが、見た目はシャム猫に似ていました。そして黒猫には兄弟もおり、それが母親と同じく、見た目がシャムに似ていたこともあり、すぐに引き取り手が見つかったとのことでした。
黒猫のほうは里親に応募してくれる人がなく、保護主さんが飼おうと考えていたようです。母猫と一緒にいた黒猫の子猫はお乳を吸っていましたが、実はもうお乳は出ていないとのことでした。
すでにキャットフードも食べており、新たに粉ミルクを与えたりする必要はないようです。改めて引き取ることも考えたのですが、抱っこしても特に嫌がる様子はなく、その場で引き取ることにしました。
そして、引き取るときに、保護主さんが今まで使っていた食器や食べていたフードを渡してくれました。
まずはケージ飼いから
自宅には大人の猫が数匹おり、いきなり一緒に生活させることは子猫にも大人猫にもストレスになるということを考え、あらかじめ用意していたケージで生活させることにしました。
母猫と離れて寂しがらないか心配していたのですが、意外に大丈夫で用意しておいたおもちゃで勝手に遊ぶなど楽しそうにしていたのでほっとしました。
ケージの中には毛布やトイレを用意しておいたのですが、トイレのしつけはすでに出来ていたこともあり、失敗することはありませんでした。夜中になると寂しそうに鳴くのが可哀そうでしたが、数日もすると慣れたのか鳴かなくなりました。
先住猫との対面
他の猫達とはケージ越しの対面から始めました。最初はお互いにシャーッと威嚇することもありましたが、次第にそれも少なくなりお互いの存在をしっかりと認識したところでケージから出してあげることにしたのです。
当時は3歳の若い猫がいましたので、その猫が仔猫の遊び相手となってくれました。年を取った猫達はそれほど仔猫の存在は気にならなかったようです。
黒猫の女の子は初めてでしたが、あまり細かいことを気にしないタイプで、活発に遊び世話が掛からず楽に育てることができました。
動物病院へ
保護されていた子猫はすでに動物病院で診察を受けており、寄生虫の駆除なども行われていました。保護猫を引き取った場合は、まだ病院に行っていないということもありますが、そんな場合は早めに診察を受けておくことがおすすめです。
子猫特有のなりやすい病気についても教えてもらうことが出来ますし、ノミやダニ、体内に派生する寄生虫も駆除してもらえるので順調な成長が期待できます。
さらに、病気を予防するためのワクチンも接種しておくとより安心ですが、最初のワクチンの際は2回の注射が必要です。食事に関しては、子猫は成長のために多くの栄養を必要としますので、大人猫と同じものではなく子猫用のものを用意しておくことがおすすめです。
子猫を迎えるために必要な用意としては
- 飼育するためのケージ、毛布、トイレ、食器
- 栄養豊富な子猫用のフード
- 動物病院での診察 この場合は寄生虫の駆除費用やワクチンの費用が必要です。
まとめ
保護猫を引取りたい場合は動物病院で募集が出ていることも多いのでチェックしてみましょう。子猫を飼う場合は準備を整えておくことも大事ですので、ケージやトイレ、子猫用のフードなどは迎える前に用意しておきましょう。
先住猫がいる場合はお互いにストレスが掛からない対策も必要です。保護猫は外で過ごしていましたので、健康チェックも早めに行いましょう。