猫のレンタルサービスの特徴と注意点

家で猫を飼えないならレンタル

猫が好きだけれど、自分自身が猫アレルギーだったり、金銭的に余裕がないと猫を飼うという決断に踏み切れないこともありますよね。そんな方の中には、猫カフェで日ごろの猫不足を補っているという人も。

しかし実は猫のレンタルサービスを活用すれば、外に出かけなくてもおうちで猫とたっぷり触れ合えちゃうんです！

猫のレンタルサービスとは

猫のレンタルサービスと聞いても、どんなものなのかすぐに思い浮かぶ人は少ないはず。
この画期的なレンタルサービスは海外で行われており、オーストラリアではアプリからレンタルすれば希望した子猫をオフィスまでを届けてくれるのだそうです。
気になる価格は15分40ドルで、日本円にすると約3700円程度。

運営会社によれば、レンタル対象の子猫たちはオーストラリア内の動物愛護センターで保護されており、里親を待っている最中なのだそうです。さらにこうした事情もあるため、収益は動物保護施設に寄付されているとのこと。
届け先がオフィスということでターゲットが絞られそうですが、オーストラリアで行われている猫のレンタルサービスはなんだか人も猫も幸せにしてくれそうな気がしますね！

猫のレンタルサービスのシステム

そんな猫のレンタルサービスは日本でも行われており、猫カフェの猫をレンタルすることもできるようです。しかし、錦糸町の猫カフェ「ねこのて」も日帰り5000円という価格でこうしたサービスを行っていましたが、2016年に業務停止命令が出されました。ですから、やむを得ない事情があって猫をレンタルしたいと思ったときは信頼できるお店をきちんと見つけることが大切になります。

また、お店によってレンタルの日数や利用価格もさまざまなため、あらかじめ細かいところまで調べておきましょう。
例えば、大阪にある「OPPペットクラブ24」は１時間からレンタルを申し込めるのが特徴。価格は1,000円（最初の１時間は2,000円）からなので気軽にレンタル利用できそうですよね。
ただしこちらのお店では万が一のため、保証金として事前に２万円を支払う必要があるので要注意。この２万円はサービス終了時に返却されますが、レンタル利用開始時に必要になってくるので忘れないようにしましょう。

また、埼玉にある「プチファミリー」は１泊２日以上もレンタルできるのが魅力。こちらでは初回のみ登録料が500円必要になってきます。
このようにレンタルといっても借りられる日数やかかってくる費用が違ってくるので、自分に合ったお店を利用してみましょうね。

猫のレンタルサービスの注意点

構いすぎは猫にとってストレスになる

希望どおりの子をレンタルできると、嬉しくてついつい構いたくなってしまう方もいるかと思います。しかし、猫は本来とても警戒心が強い生き物。だからこそ、レンタル先のおうちという初めての環境では神経質になってしまう場合もあります。
可愛いからといってあまりにも構いすぎると猫もリラックスして過ごせないので、レンタルをしたときは猫のペースに任せながら距離を縮めていきましょう。

虐待の可能性も捨てきれない…

猫のレンタルサービスには危険もあります。
そのひとつが、虐待目当てでレンタルサービスを申し込む人が少なからずいるということ。動物虐待は法律では罰することができないため、真実が闇の中に葬られてしまうケースも少なくありません。便利な時代だからこそ、猫レンタルという斬新なサービスは虐待をする人にとって効率よく思われてしまう恐れもあるのです。

命に対する責任感が薄くなってしまう恐れがある

レンタルサービスで猫を借りられるという状況が増えてくると、怖いのが命に対する責任感が薄くなってしまうこと。レンタルだと病気やしつけなどといった責任を持たなくてもいいので、気軽に猫の可愛さを堪能できます。
しかしその反面、命に対して全力で向き合えないため命を軽く認識してしまう可能性も捨てきれません。

ですから、もしもお子さんがいる家庭でレンタルサービスを利用したいという場合は、レンタルを活用して命の大切さを学ぶ機会にしてあげるようにしましょうね。

猫のレンタルサービスのまとめ

猫のレンタルサービスには注意しなければいけない点もありますが、正しく活用できればさまざまな理由から猫不足になっている猫好きさんの心を満足させてくれる仕組みでもあります。
猫のレンタルという斬新なサービスだからこそ、一概にNGだと決めつけずにぜひ命の重さを尊重しながらレンタルサービスを利用してみてくださいね！