猫の感情とサイン
猫が持つ感情と、それを飼い主さんに向かって表すときのサインを、見ていきましょう!
- 1 好奇心
- 2 怒り
- 3 恐怖
- 4 期待
- 5 関心
- 6 狩りの衝動
感情1 好奇心
もちろん個体差はありますが、猫は好奇心のある動物です。
何かが動く音やチラチラと動く物、見知らぬ匂いなどは格好の猫の好奇心の標的となります。
飼い主さんにするサインは?
猫が気になるものを発見した場合、じっと見つめる、前足でちょいちょいしてみる、匂いを嗅ぐなどのサインが見られます。場合によっては「これなあに?」とばかりに「にゃ〜」と鳴くことも。
感情2 怒り
嫌なことをされたとき、他の猫が縄張りに侵入してきたときなど、猫の体は怒りに満ちあふれます。
不用意に近づくと、ケガをしてしまうかも。
飼い主さんにするサインは?
猫の怒り度合いにより、サインが異なります。警戒の意味も含めた軽い怒りでは相手を睨みつけながら、「シャー」や「う-」と唸ることが多いです。
とても怒っているときは、全身の毛を逆立て、今にも飛びかかりそうな勢いで威嚇します。
感情3 恐怖
突然鳴り響く大きな音や、急激な動きなどに、猫は恐怖を感じます。
猫の性格によっても、恐怖を感じるものは異なります。怖がりな猫は、ちょっとしたことでもビクビクします。かと思えば、何がどんなことが起きてもあまり動じない猫もいます。
飼い主さんにするサインは?
恐怖を感じた猫は、体やしっぽの毛を逆立て、姿勢を低くして、辺りをうかがうような仕草を見せます。
あまりに恐怖を感じると、どこか物陰に隠れてしまう場合も。猫は表情が変わらないと言われますが、恐怖を感じているときの猫は目尻が下がり、どことなく不安げな顔をしています。
感情4 期待
可愛がってもらえそう、美味しい食べ物をもらえそう、遊んでもらえそうなど、期待に溢れたときの猫は、とても可愛らしいです。
飼い主さんにするサインは?
期待に満ちあふれた猫は、しっぽをピンと立てたり、すっ飛んできたりと、分かりやすい行動をします。よく聞くのが、おやつなどの封を開けたときの、猫の対応の素早さです。
遠くにいてもすっ飛んできて、期待満々の顔をして飼い主さんの手元をのぞき込みます。
全く関係がない物の封を開けたときも、勘違いして近寄ってくることが。
そんなときは期待外れとばかりに、サッと走り去っていきます。
感情5 関心
大好きな飼い主さんなどに、関心を寄せることは良くあります。その他にも、同居している動物などに、関心を寄せることも。
飼い主さんにするサインは?
猫は関心のある飼い主さんに対して、様々な行動を仕掛けてきます。
飼い主さんの体の上に乗る、作業の邪魔をすることなどは良くあります。他に関心のある動物に対しては、匂いを嗅いだりペロペロと舐めたりして、興味があることを示します。
もちろん、飼い主さんに対しても、クンクンとペロペロはよくする行動です。特にペロペロ舐める行動は親愛の証でもあります。
感情6 狩りの衝動
カサカサ、小さなものが動くような音やチラチラと動く物は、猫が好奇心を抱く代表的なものです。
飼い主さんにするサインは?
例えば、飼い主さんが動かすおもちゃを見ながら、瞳孔を開いてまん丸にし、姿勢を低くします。いつ飛びかかろうかと後ろ足で足踏み・おしりをフリフリして、タイミングを見てパッと飛び出します。
おもちゃではなくても、飼い主さんの足や頭など、獲物と思って襲ってくることがあります。
猫が本気になるとケガをする可能性がありますので、「痛い!」と大声をあげて猫に注意を促しましょう。
まとめ
猫の感情については、まだ分かっていない部分も多いのですが、上記に挙げた6つの感情は、持っていると考えられています
他の感情である悲しみや妬み、罪悪感、羞恥心などは、はっきりわかりません。
まだまだ謎に包まれた猫、これからも人を魅了し続けることでしょう!